《K9−EX “Ripper/M”》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/風属性/獣族/攻3100/守2600
レベル9モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「K9」魔法・罠カードの効果で特殊召喚した場合、
相手の墓地・除外状態のカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(3):相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
その効果を無効にする。
その後、フィールドのカードを全て破壊する。
BURST PROTOCOLで登場した風属性・獣族のエクシーズモンスター。
K9魔法・罠カードの効果で特殊召喚に成功した場合、相手の墓地・除外状態のカードを2枚までデッキに戻す誘発効果、このカードの攻撃が貫通する永続効果、相手がモンスター効果を発動した時、このカードのエクシーズ素材2つを取り除き、その効果を無効にして、フィールドのカードを全て破壊する誘発即時効果を持つ。
(1)は相手の墓地・除外状態のカード2枚までをデッキに戻す効果。
【K9】においては速攻魔法や《K9−EW特殊解除実験》の効果でエクシーズ召喚することが殆どのはずなので、発動条件においては特に問題はない。
一方、【レベル9】系列で採用する場合は基本的に発動を諦めることになるだろう。
相手の墓地利用を妨害できるが、蘇生・サルベージ効果にチェーンして特殊召喚しても既にタイミングは過ぎてしまうため、それらの行動を妨害するのは少々難しい。
どちらかと言えば墓地・除外状態で発動するスペルスピード1の効果を持つカードの使用を先んじて潰す運用になるだろうか。
(2)は貫通であり、基本的にはオマケだが、詰めの局面では役に立つか。
(3)は相手の発動したモンスター効果の無効化と全体除去。
前半の効果に関しては魔法・罠カードには対応しないものの、フィールド以外の発動した効果も無効化するため汎用性は高い。
発動ではなく効果を無効化するのでダメージステップには使用できない反面、カード名を指定した1ターンに1度に対しては有用と言える。
その後の全体除去はメリットにもデメリットにもなり得る。
必ず適用されるので、自分フィールドが優位な状況下ではカード・アドバンテージの面では損になる。
自身も破壊されるため場持ちも悪いが、この点は破壊耐性を付与することで補うことはできる。
一方、相手フィールドのカードの方が多い状況では強力な一手になり、相手のモンスター効果の使用そのものを牽制し得る。
もっとも、その様な状況の場合はこの効果自体が止められてしまう可能性も高くなるのがネックだが。
【K9VS】ならVS側は《Start for VS!》・《VS 裏螺旋流雪風》で破壊を回避できるため、自分だけ盤面を維持する動きが取りやすい。
現状K9はこの破壊を避ける事が難しいが、発動は無効にせず効果だけを無効にするため、手札・墓地の効果を無効にすれば《K9−00号 ルプス》・《K9−17号 イヅナ》で再展開という動きは狙える。
(1)はオマケと見て、(2)(3)のみを目当てに【レベル9】に採用して正規召喚する運用も検討はできる。
同じくモンスター効果を無効可能な《神樹獣ハイペリュトン》と比較すると、こちらはステータスで勝る点と、自分ターンでも無効化できる点で優れる。
一方、相手ターンでの防御性能では、そのモンスターのみを破壊し、自軍を巻き込まない点からあちらが勝ると言える。
関連カード †
収録パック等 †
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