遊戯王カードWiki - 《Ｎｏ.６先史遺産アトランタル》

《Ｎｏ.(ナンバーズ)６先史遺産(オーパーツ)アトランタル/Number 6: Chronomaly Atlandis》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク６/光属性/機械族/攻2600/守3000
レベル６モンスター×２
(1)：このカードがＸ召喚に成功した時、自分の墓地の「Ｎｏ.」モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2)：このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分アップする。
(3)：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除き、
このカードの効果で装備している自分の魔法＆罠ゾーンのカード１枚を墓地へ送って発動できる。
相手のＬＰを半分にする。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。

　Ｖジャンプ(2012年6月号)　付属カードで登場した光属性・機械族のエクシーズモンスター。
　エクシーズ召喚に成功した時に墓地のＮｏ.を装備して自身を強化する誘発効果、エクシーズ素材と装備したモンスターをコストに相手ライフを半分にする起動効果を持つ。

　(3)のライフポイントを半分にする効果により初期ライフを4000削ることが可能だが、それだけではライフポイントを０にできない。
　(3)の効果を無視して、(2)の効果で装備されたＮｏ.の攻撃力の半分を加算したこのカードをアタッカーとするか、(3)の効果と《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》などを併用して１ターンキルを狙う構築にするかの二択になる。

　(2)の効果でアタッカーにするにせよ、(3)の効果で相手ライフを半減させるにせよ、あらかじめ他のＮｏ.を墓地へ送ることで(1)の効果で装備する必要がある。
　長期戦になっていればＮｏ.が墓地に落ちている状況も増えるが、ライフポイントを半分にする効果は序盤で使いたい。
　このため、装備したいＮｏ.を１度エクシーズ召喚して墓地へ送るよりは《先史遺産トゥスパ・ロケット》や《おろかな重葬》でエクストラデッキから直接墓地へ送ることが望ましい。
　同ランクの中では一番攻撃力が高い《Ｎｏ.３９希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》、《ＣＮｏ.７３激瀧瀑神アビス・スープラ》を装備すれば攻撃力4100を得られる。
　また、ランク５・６のＮｏ.に《迅雷の騎士ガイアドラグーン》を重ねれば、エクシーズ素材となったＮｏ.を除外・バウンスされずにほぼ確実に墓地へ送ることができる。

《ＨＲＵＭ－ユートピア・フォース》を用いて《Ｎｏ.９９希望皇ホープドラグナー》を特殊召喚すればこのカードの効果を使える条件を満たせる。
《Ｎｏ.９９希望皇ホープドラグナー》のエクシーズ素材となっている希望皇ホープを取り除いてこのカードを特殊召喚してその希望皇ホープを装備カードにし、さらに《ＨＲＵＭ－ユートピア・フォース》をエクシーズ素材にすることで可能となる。

(1)によるＮｏ.の装備は１度だけであり、(3)の効果で墓地へ送るＮｏ.は他の効果による装備では代用できない。
よって２回以上発動できないため、(3)の「１ターンに１度」という記述は意味がない。
また、これによりエクシーズ召喚時のエクシーズ素材２つを自身の効果で両方取り除くことはできないので注意。

同ランクのエクシーズモンスターの中では最大の守備力を誇るため、表示形式変更には強い。
ただし《月の書》を受けると装備したＮｏ.が破壊されてしまうため、完全にシャットアウトできるわけではない。

現在Ｎｏ.を装備することで(2)の効果で得られる攻撃力の最高値は《Ｎｏ.２２不乱健》、《ＣＮｏ.１０７超銀河眼の時空龍》を装備したときの4850、次点が《Ｎｏ.６２銀河眼の光子竜皇》などの攻撃力4000のＮｏ.を装備したときの4600である。

(3)のバトルフェイズをスキップして相手のライフポイントを減らす効果は、アニメ効果の《地縛神ＷｉｒａｑｏｃｈａＲａｓｃａ》と似ている。

イラストでは、胸部の中央に自身のナンバーである「06」が書かれている。
また、背景にも「06」の文字が大きく書かれている。

他の先史遺産モンスターの例からすると、「アトランタル」とは伝説上の大陸「アトランティス」に由来すると思われる。
大陸や土地としてのイメージが強いが、古代文明の神秘性を表すためか《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》と同じ種族・属性となっている。

原作・アニメにおいて―
アニメZEXALにおいてIII(スリー)が遊馬に勝つべくトロンから貰い受けたナンバーズ。
「遊馬vsIII」戦においてIIIが使用したのが初登場。
《先史遺産ソル・モノリス》とレベルが６に変更された《先史遺産マッドゴーレム－シャコウキ》をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚された。
自身の効果で《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》を装備し、攻撃力を5000まで引き上げて《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》を攻撃するも防がれたため、自身の効果を発動して遊馬のライフポイントを半分にした。
その後、《オーバーレイ・イーター》によってエクシーズ素材がなくなったことにより、IIIのスタンバイフェイズ時にお互いのライフポイントを半分にする効果が発動した。
最終的に《ＺＷ－不死鳥弩弓》の効果で破壊され、その効果ダメージでIIIは敗北した。
デュエル終了後、《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》とともにアストラルに回収された。
ZEXALII(セカンド)の「遊馬vs影の巨人」戦では遊馬が使用。
自身の効果で相手のライフを半分にしたが、返しのターンで《虚構王アンフォームド・ボイド》の効果で戦闘破壊耐性を無効にされ、戦闘破壊された。
後にアストラルからＮｏ.を引き継いだ遊馬が《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》と共にIIIに手渡し、以降はIIIが使用している。
「遊馬＆IIIvs蝉丸」戦では永続魔法《オリハルコン・チェーン》の効果により《ギラギランサー》１体を素材としてエクシーズ召喚され、効果で《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》を装備。
《先史遺産－ピラミッド・アイ・タブレット》・《ダブル・アップ・チャンス》・永続魔法《速攻予約特典(クイック・リザベーション・リワード)》で攻撃力を23600まで引き上げ、《Ｎｏ.３地獄蝉王ローカスト・キング》を戦闘破壊しフィニッシャーとなった。
「III＆V(ブイ)vsミザエル」戦では、《ＲＵＭ－アージェント・カオス・フォース》の効果で《ＣＮｏ.６先史遺産－カオス・アトランタル》のエクシーズ素材となった。
攻撃名は「ディヴァイン・パニッシュメント」、ライフポイント半減効果名は「オリハルコン・ゲート」。
「遊馬＆IIIvs蝉丸」戦では装備カードになっていた《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》が左肩の火山から発射されて攻撃を行う演出がなされ、その時の攻撃名は「ホープ剣・クロス・アトランタル・スラッシュ」。
この時は「人知を超えた神の遺産が希望の光宿す時、熱き絆の裁きが下される！」という口上めいた台詞があった。
英語版では「ディヴァイン・パニッシュメント」にあたる攻撃名のほか、「セレスティアル・ストライク」という攻撃名もあった。

攻撃名を直訳すると、「神罰」である。
効果名の「オリハルコン」は「オレイカルコス」の別読みである。

アニメではカード名は《Ｎｏ.６先史遺産－アトランタル》であり、以下のようなテキストだった。

エクシーズ・効果モンスター
ランク６/光属性/機械族/攻2600/守3000
レベル６モンスター×２
このカードは「Ｎｏ.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
自分の墓地の「Ｎｏ.」と名のついたモンスター１体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
この時、このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
１ターンに１度、このカードのエクシーズ素材１つを取り除いて発動する事ができる。
相手のライフポイントを半分にする。
自分のターンのスタンバイフェイズ時にこのカードのエクシーズ素材が存在しない場合、
お互いのプレイヤーのライフポイントは半分になる。
この効果で自分のライフポイントが１０００以下になった場合、
このカードは戦闘では破壊されず、自分への戦闘ダメージは０になる。

大幅な弱体化を受けているが、アニメ効果は縛りのないランク６として明らかなオーバースペックであるため、弱体化はやむを得なかったと言える。
なお、このアニメ版テキストは《毒蛇神ヴェノミナーガ》を超える文字量となっている。

このカードをIIIに渡したトロン曰く「このカードの力は強大ゆえに多大な精神的、肉体的負担が伴う」らしく、このカードの召喚後急激にIIIの精神、肉体が蝕まれていった。
だが、後に遊馬や元の使用者だったIIIが使用した時は何の障害もなく使用しているので、どうやらアストラルに回収された際に上記デメリットも消滅した模様である。

攻撃時は、左肩の火山が天に向かって噴火を起こし、そこから発生した竜巻が相手プレイヤーに向かっていく演出がなされた。
また、エクシーズ素材を用いる効果発動時は右手で相手にパンチし、エクシーズ素材がない状態での効果発動時は、左肩の火山から無数の火山弾を飛ばしてライフポイントを半分にしていた。
また、《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》を装備する際はあちらを縮小し、自身の体の中央部分にある穴にはめ込んでいた。
イラストには、既に《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》を装備している状態で描かれている。