《キラーチューン・ラウドネスウォー》 †
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星6/光属性/機械族/攻 0/守3000
チューナー+チューナー1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの他のチューナーは効果では破壊されず、
相手はそれらを効果の対象にできない。
(2):相手が効果を発動した時、自分の墓地から「キラーチューン」モンスター1体を除外して発動できる。
除外したモンスターの、自身がS素材として墓地へ送られた場合に発動する効果を適用する。
デッキビルドパック ファントム・リベンジャーズで登場した光属性・機械族のシンクロモンスターのチューナー。
このカードが存在する限り、自分フィールドの他のチューナーは効果で破壊されず、相手の効果の対象にならない永続効果、相手が効果を発動した時、自分墓地のキラーチューン1体を除外し、そのモンスターのシンクロ素材として墓地へ送られた場合の誘発即時効果を適用する効果を持つ。
シンクロ素材はチューナーのみが指定されており、カード名やカテゴリの指定は無い。
とは言え、【キラーチューン】では専らキラーチューンモンスターのみでシンクロ召喚されることになるだろう。
《キラーチューン・トラックメイカー》でレベル2キラーチューンをサーチし、そのまま効果外テキストを利用してシンクロ召喚するのが最もスムーズな手段と言える。
(1)は自分フィールドの他のチューナーへの効果破壊耐性と対象耐性の付与。
自身には適用されないので、他のチューナー(主にキラーチューン)と並べて意味を成す効果である。
効果に対する場持ちは良くなるが、戦闘破壊で突破される点や、肝心のこのカードから狙われやすい点に注意。
【チューナー】全般で有用な効果だが、《ジュークジョイント“Killer Tune”》が無い場合は守備表示でいた方がよいだろう。
(2)は墓地から除外したキラーチューンの「シンクロ素材となった場合の効果」のコピー。
コピーする効果についてはキラーチューンのページのリストを参照。
多くは相手フィールドのカードに対する除去であり、特に上記の《キラーチューン・トラックメイカー》は対象を取らないバウンスなので除去としての性能は高い。
トリガーに関しては相手の効果の発動と非常に緩いが、そのトリガーとなった効果自体は通してしまう点に注意。
- カード名の「ラウドネスウォー(loudness war/音圧戦争、音圧競争)」とは、楽曲のラウドネス(聞こえの音量)を競い合う音楽業界の傾向のこと。
楽曲全体の平均音量(音圧)を上げることで「再生環境に関わらず聞こえやすい」「耳に(印象が)残りやすい」などの効果が見込まれた一方、「クリッピング(音の歪み)を起こしやすくなる」「曲を通してメリハリを感じない」などのデメリットも多く、業界の関係者にも批判するものがいた。
- 同じ楽曲でも、商品として発売された時期を別々に比較した場合、音波の波形が年々大きくなっている、というような例がある。
特に1980年代頃のCD発売や制作環境のデジタル化に伴う加工技術の向上で過熱したと言われているが、元を辿ればレコードとジュークボックスの時代から長年にわたって存在していた風潮であるともされる。
- 2000年代からは動画サイトやサブスクリプションサービスといった、聴き比べのしやすいインターネット配信環境が普及。
これらの多くではラウドネスを揃える自動音量調整(ノーマライゼーション)が行われるため、楽曲制作時に無理に音圧を上げても効果がなく、「戦争」は下火になっている。
- イラストでは中央でDJを務めている《キラーチューン・トラックメイカー》らしき人物の何倍もある、ライブ会場用と見間違うような巨大スピーカーが複数描かれており、ラウドネスウォーを「仕掛けている」側なのだろう。
関連カード †
―サポートカード
―イラスト関連
収録パック等 †
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