《フリッグのリンゴ/The Golden Apples》 †
通常罠
(1):自分フィールドにモンスターが存在せず、
自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
受けたダメージの数値分だけ自分のLPを回復し、
自分フィールドに「邪精トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守?)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この効果で自分が回復した数値と同じになる。
STORM OF RAGNAROKで登場した通常罠。
自分が受けた戦闘ダメージと同じ分だけライフ回復を行い、さらに同数値のステータスを持つ邪精トークンを特殊召喚する効果を持つ。
《BK ベイル》と似ているが、こちらは発動条件が相手の直接攻撃時に限定される上に、攻撃前に除去される可能性も高い。
邪精トークンが高い攻撃力を得られる可能性はあるが、相手モンスターに依存する。
防御面では同じく直接攻撃をトリガーとし、手札から発動できる《バトルフェーダー》の方が妨害されにくく、バトルフェイズそのものを終了できるので追撃される恐れもない。
そのため、こちらを使用するなら、受けたダメージと同じ数値の攻撃力・守備力を持つ邪精トークンが残る点を活かしたい。
通常は邪精トークンと同じ攻撃力のモンスターが既に相手のフィールドに存在している事になるが、それがフィールドにおける最高の攻撃力を持つモンスターならば、守備表示で出せばしばらくは壁となる期待も持てる。
邪精トークンに攻撃させる場合、そのままでは次のターンに相打ちを狙うのが限度になりかねず、できればコピー元のモンスターの除去手段が欲しい所。
【デーモン】においては《伏魔殿−悪魔の迷宮−》により自身のこのカードのみが強化されるので、それなりに安定した返しが狙える。
その【デーモン】では、リリースや《伏魔殿−悪魔の迷宮−》のコストに使える《バトルフェーダー》とも相性が非常に良いため、こちらも事前の除去は怖いものの、時にはアタッカーにもなれる点と併せて共に採用してみても面白いだろう。
特殊召喚される邪精トークンのレベルが低いため、《ジャンク・ウォリアー》の攻撃力上昇の補助に使用でき、《光学迷彩アーマー》で直接攻撃を狙うこともできる。
また、邪精トークンがレベル1で通常モンスター扱いである事を活かし、《下克上の首飾り》を装備させて強化を狙うのも手。
ただし、あくまでダメージを受けてから回復するため、その攻撃でライフポイントが0になる場合は発動できない。
《ホーリージャベリン》等の攻撃反応系罠カードでうまく戦闘ダメージを調節すると良い。
- 「フリッグ(Frigg)」とは、北欧神話に登場する愛と結婚の女神にして豊穣の女神である。
フィヨルギンの娘で、オーディンの妻、バルドルの母であると同時に、最高位の女神でもある。
オーディンと共に玉座フリズスキャールヴに座す権利を持ち、予言の能力を持っている。
- おそらく、元ネタはフリッグが子孫に恵まれないレリルの祈りを聞き、フリョリーズに命じてレリルに渡したリンゴの事だろう。
そのリンゴによってレリルの妻は英雄ヴォルスングを身ごもったとされる。
なお、イラストや英語名からこれは黄金のリンゴのようであり、そちらを管理しているのは同じ北欧神話に登場する女神イズンである。
- アニメDMでは、同じモチーフを持つ通常罠《フリッカの仲裁》が登場している。
フリッカは、ヴァーグナーの歌劇におけるフリッグの呼称である。
- アニメZEXALでは、IVが類似した効果を持つ罠モンスター《ギミック・ボックス》を使用している。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:ダメージを受けた時に、このカードを2枚発動することが可能ですか?
A:できます。(10/11/13)
Q:《虚無魔人》が存在している場合、このカードを発動できますか?
できる場合、回復効果のみ適用されますか?
A:いいえ、発動できません。(10/11/18)
Q:《シモッチによる副作用》が存在し、このカードの効果により回復ではなくダメージを受けた場合、トークンを特殊召喚できますか?
A:回復ができなかったため、特殊召喚する処理も行われません。(10/03/10)
Q:このカードに対して《神の警告》を発動可能ですか?
A:はい、発動できます。(10/11/18)
Q:このカードのトークンの特殊召喚に対して《激流葬》等を発動可能ですか?
A:ダメージステップ時の特殊召喚なのでできません。(10/11/13)
Q:邪精トークンの数値は、特殊召喚された時点の物を元々の数値として扱いますか?
扱わない場合、元々の数値は幾つとして扱いますか?
A:元々の数値ではなく0と扱います。(10/11/13)
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