《プルーフ・プルフラス/Proof of Pruflas》 †
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 100/守 100
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):特殊召喚されたモンスターが自分フィールドに存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
モンスター1体をアドバンス召喚する。
WORLD PREMIERE PACK 2021で登場した闇属性・悪魔族の下級モンスター。
特殊召喚したモンスターをコントロールしてない場合に手札からこのカードを特殊召喚する起動効果、召喚・特殊召喚に成功した場合アドバンス召喚を行う誘発効果を持つ。
召喚・特殊召喚に成功した場合限定の《連撃の帝王》を内蔵したモンスターである。
相手ターンで使うにはこのカード自体を特殊召喚する手段が別途必要になる点で劣る反面、このカード自体がモンスターであるため、あちらのように別途モンスターを用意する必要がなく、デッキから手札・墓地・フィールドに持ってくるのが容易という点で勝る。
カテゴリにこそ属さないがステータスに恵まれているため特殊召喚の選択肢も豊富で、手札や墓地からなら《暗黒界の援軍》・《ヘルウェイ・パトロール》・《レッド・リゾネーター》・《魔界特派員デスキャスター》、デッキから引っ張り出す手段なら《身代わりの闇》・《コマンド・リゾネーター》・《悪魔の技》・《白銀の城の召使い アリアーヌ》と幅広く対応している。
汎用的に利用されることの多い《魔界発現世行きデスガイド》から出すと(2)が使用できないが、このカードを墓地へ送る手段としてなら一考の余地はある。
(1)は自身を手札から特殊召喚する効果。
緩い条件で特殊召喚できるが、その後の特殊召喚は制限されてしまうため、その後は(2)の効果のアドバンス召喚のリリースに当てることになるか。
この(1)の効果から(2)につなげてアドバンス召喚をする場合召喚権が1回分余るので、アドバンス召喚に使ったモンスターをリリースしてもう一度アドバンス召喚をしたり、あるいは《プルーフ・プルフラス》とは別に下級モンスターを召喚しておいて2体で最上級モンスターのアドバンス召喚を行う、という動きが可能である。
《怨邪帝ガイウス》等は上級モンスターを使ってアドバンス召喚することもできるため、これと組み合わせるのもありだろう。
このカードの特殊召喚時にコントロールしていなければいいので、壊獣を特殊召喚した後に出すこともできる。
なお、特殊召喚手段が他にあるなら誓約の厳しいこの効果に頼る必要はないので、構築によってはこちらの効果を無視してもよい。
(2)はアドバンス召喚する効果。
この効果によりアドバンス召喚をする際、召喚権は消費されないため、上記のように通常召喚と併用することができる。
(1)以外の特殊召喚成功時にも発動できるため、フリーチェーンの《戦線復帰》などで蘇生し、《邪帝ガイウス》等をアドバンス召喚すれば、相手ターンに事実上フリーチェーンの除去を行うこともでき、上級モンスターの択が増えるほど行動の幅も増えることになる。
こちらの効果にはターンごとの制限もないため、特殊召喚さえできるなら何度でもアドバンス召喚が行える。
また、通常召喚からでもこの効果は使用できる為、このカードを通常召喚してそのままアドバンス召喚まで持っていくことは可能。
しかし、その場合は召喚権を余らせることはできなくなるので、最上級モンスターとは組み合わせにくくなる。
アドバンス召喚をしなければならないものの、必ずしもこのカードをリリースに含む必要はない。
これを利用して、相手のターンに相手モンスター3体をリリースして《ラーの翼神竜−球体形》をアドバンス召喚することもできる。
「召喚権を余らせつつアドバンス召喚ができる」のがこのカードの唯一無二の特徴であり、なるべくそれを活かせるデッキに採用したい。
例を上げると、特殊召喚に厳しい制約がかかる【クリフォート】、下級モンスターを含めて特殊召喚できないカードが大多数を占める【上級スピリット】などと相性がよい。
特に後者は、同じ闇属性・悪魔族の《荒魂》とこのカードが手札にあれば、デッキにある《火之迦具土》や《天照大神》を《荒魂》でサーチしつつ同じターンでアドバンス召喚(アドバンスセット)するコンボが可能となる。
ほか、アドバンス召喚そのものに意味がある《天魔神 シドヘルズ》・《天魔神 インヴィシル》・《死霊操りしパペットマスター》等といったカードとの併用も可。
- 「プルフラス(Pruflas)」とは、16世紀のプロテスタントの医師ヨハン・ヴァイヤーが著した『悪魔の偽王国』に登場する悪魔。
フクロウの頭部を持つ姿で現れ、戦争や不和、欺瞞などをもたらすとされる。
- 「Proof」は「証明」の意味で、このカードのカード名が示しているのは「悪魔の証明」と思われる。
「悪魔の証明」とは証明そのものが不可能あるいは非常に困難な事象を指す。
中世ヨーロッパの法学者が、土地や物品の大元の所有者が誰なのかを過去に遡って証明することの困難さを悪魔に例えたことから生まれた言葉とされる。
- イラストでは、猫が餌を盗み食いしたことで飼い主に怒られている光景が描かれている。
実際に盗み食いをしたのは《プルーフ・プルフラス》であり猫は無実を主張しているが、「悪魔の証明」のカード名からして、無実を証明するのは難しそうである。
関連カード †
収録パック等 †
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