遊戯王カードWiki - 《ヘル・パニッシャー》

《ヘル・パニッシャー/Infernal Punisher》 †

通常魔法
(1)：以下の効果から１つを選択して発動できる
（このカード名の以下の効果はそれぞれ１ターンに１度しか選択できない）。
●デッキから恐竜族・水属性モンスター１体を手札に加える。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、さらに手札に加えたそのモンスターを特殊召喚できる。
●自分フィールドのモンスター１体をリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地からレベル６以上の炎属性モンスター１体を特殊召喚する。
この効果で悪魔族以外のモンスターを特殊召喚した場合、
そのモンスターの効果は無効化される。

　DOOM OF DIMENSIONSで登場した通常魔法。
　「デッキの水属性・恐竜族１体をサーチし、相手フィールドにモンスターが存在すればそのモンスターを特殊召喚できる効果」・「自分モンスター１体をリリースし、手札・デッキ・墓地のレベル６以上の炎属性１体を特殊召喚する効果」のどちらかを発動する効果を持つ。

　１つ目の効果は水属性・恐竜族のサーチと条件付きのそのモンスターの特殊召喚。
　特殊召喚できる条件は相手モンスターが存在することで先攻１ターン目以外であれば比較的満たしやすいものになっているが、先攻１ターンであれば《化石調査》が優先される。
　対応している水属性・恐竜族の数は少なく、主な利用は【ウォーター・ドラゴン】になるか。
　上級モンスターで自己特殊召喚効果を持たない《デューテリオン》の展開手段としては特に重宝するだろう。
　あちらは手札から捨ててのサーチ効果も持つため、特殊召喚できずとも優先度が高い。
　他に採用しやすいところでは【超越竜】などもいいだろう。
　通常モンスターには下級アタッカーである《メガロスマッシャーＸ》や素材の都合上扱いやすいレベル６の《フロストザウルス》がいる。
　効果モンスターにも通常モンスターがいれば特殊召喚できる《游覧艇サブマリード》がいるため先攻でも腐りにくいだろう。
　超越竜は破壊された場合に墓地の通常モンスターをデッキに戻して蘇生できる効果があるため、サーチ先が枯れることを防げる。

　２つ目の効果はレベル６以上の炎属性の特殊召喚。
　特殊召喚範囲自体は手札・デッキ・墓地のレベル６以上の炎属性と広いものの効果を利用できる悪魔族となると数は少ない。
　リリースと合わせて１：２交換の展開になることもあり、できれば優秀なモンスターの展開に使いたいが現状は数も質も足りていない。

　無効になる悪魔族以外であれば選択肢は非常に広い。
　フィールドから離れた後の効果であれば利用できるため、炎王等を特殊召喚から破壊するのもよいだろう。
　こちらの効果もまた【超越竜】と相性がよく、チューナーである《ゼノ・メテオロス》や特殊召喚できる中で最高攻撃力を持ち自己再生効果もある《超越竜メテオロス》にも対応している。
　またやや手間だが《世海龍ジーランティス》等によって無効の解除を狙うということも考えられる。

イラストはアニメGXにおける「万丈目vs三沢」（１戦目）での《ウォーター・ドラゴン》と《炎獄魔人ヘル・バーナー》の対峙シーンとなっている。
カード名は、初期の万丈目の「地獄(ヘル)デッキ」と《ウォーター・ドラゴン》の攻撃名「アクア・パニッシャー」を組み合わせたものであろう。
このカードの情報が公開される２日前に20th Remasterで該当話が放送されており、情報公開と同日にYouTubeで該当話が配信されている。