《ポジションチェンジ/Senet Switch》 †
永続魔法
(1):1ターンに1度、自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象とし、
その隣の使用していないモンスターゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
その自分のモンスターの位置を、隣の指定したゾーンに移動する。
CYBERDARK IMPACTで登場した永続魔法。
1ターンに1度、自分モンスター1体のカードの位置を変更する効果を持つ。
単に移動させただけではアドバンテージに繋がらないため、カードの位置を参照するカードとのコンボを意識したい。
最もポピュラーなのがメインモンスターゾーンに伸びたリンクモンスターのリンク先を空ける使い方であり、更なるリンクモンスターの展開を行う位置を確保できる。
また、エクストラデッキからのペンデュラム召喚を狙う場合にも有効であり、通常より1体多く展開する事で1枚分のボード・アドバンテージは得られる。
逆の使い方として、空いているリンク先にリンクモンスターを移動して相互リンクにすることもできる。
リンクモンスターはリンク先にしかリンク召喚できないため、この効果で繋がずとも良いケースが多いが、間が破壊された場合や蘇生等が絡んだ場合には役に立つこともあるだろう。
もっとも、途切れていてもリンクマーカーが残っている以上は、そこに直接エクストラデッキから特殊召喚して相互リンクを作り出す事もできるが。
また、第10期以降に登場したテーマにはカードの位置そのものが重要な事も多く、それらのサポートとしても役に立つ。
例えば【ジャックナイツ】では、カードが2枚以上ある縦列に特殊召喚されたジャックナイツを移動させ、次のジャックナイツの特殊召喚を可能にできる。
その中でもヴァリアンツは最も相性が良いテーマと言えよう。
ヴァリアンツはペンデュラムゾーンの真正面に特殊召喚する共通ペンデュラム効果を持つので、その位置を空けるだけでも意味がある。
更に、「メインモンスターゾーンから横の位置に動く」事をトリガーとする効果も多いため、それらとのコンボにも有用。
《VV〜始まりの地〜》のサーチにも対応しており、少数採用でも手札に用意しやすいのも利点。
- 評価を上げたカードでありながらも再録はされず、古いテキストを引きずったままであったため、裁定が読み取りにくい問題も抱えていた。
- イラストに描かれているのは、「Senet(セネト)」と呼ばれる古代エジプトのボードゲームである。
確認されている限りでは世界最古のボードゲームとされており、双六のようにプレイしたと考えられている。
- 上記のヴァリアンツもボードゲームをモチーフにしたテーマであり、このカードに白羽の矢が立ったのは効果のシナジーのみならず、雰囲気にもマッチしている事が影響したのかもしれない。
- コナミのゲーム作品において―
ボーナスポイントが設定されている作品では、デュエル中一定数以上カードの位置を移動させると貰える「ポジションチェンジボーナス」というものが存在している。
このため、それを狙うならこのカードを使う手もある。
関連カード †
―サポートカード
―類似効果
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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