遊戯王カードWiki - 《マドルチェ・バトラスク》

《マドルチェ・バトラスク/Madolche Butlerusk》 †

効果モンスター
星４/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、このカードをデッキに戻す。
このカードが召喚に成功した時、
フィールド上にこのカード以外の「マドルチェ」と名のついたモンスターが存在する場合、
デッキからフィールド魔法カード１枚を手札に加える事ができる。

　RETURN OF THE DUELISTで登場した地属性・魔法使い族の下級モンスター。
　マドルチェ共通の誘発効果に加え、召喚に成功した時にフィールド魔法をサーチする誘発効果を持つ。

　【マドルチェ】にとってキーカードの１つである《マドルチェ・シャトー》をサーチできるのは便利だが、他のマドルチェが存在する時に召喚するという発動条件が厄介となる。
　《マドルチェ・サロン》の適用下で《マドルチェ・マジョレーヌ》から続けて召喚したり、自己特殊召喚効果を持つ《マドルチェ・プティンセスール》を併用すればスムーズに発動条件を満たせる。

　しかし、《マドルチェ・エンジェリー》ならば《マドルチェ・ホーットケーキ》→《マドルチェ・メッセンジェラート》を経由することで単体でもサーチできるため、並べることが前提のこちらは使い辛いのは否めない。
　また、《マドルチェ・プティンセスール》も自身の効果で《マドルチェ・エンジェリー》をリクルートできるので、結局このカードを使わずとも単体で《マドルチェ・シャトー》をサーチできてしまう。

　【マドルチェ】はサーチ手段が豊富なため、ピン挿しして効果が狙える時に手札に加えるというのが現実的な運用になるか。
　サーチするフィールド魔法はマドルチェに限定されていないので、《マドルチェ・シャトー》以外のフィールド魔法を採用する場合はこちらに分がある。

　【マドルチェ】以外では発動条件と召喚権を使う分、単体で使える《惑星探査車》の方が良い。
　一応、《魔法族の里》をサーチすればロックをその場で形成できるので、そのカードを使うなら《マドルチェ・マジョレーヌ》と共に採用するのも悪くないかもしれない。

カード名の「バトラスク」は、英語で執事を意味する「バトラー(Butler)」と焼き菓子の「ラスク(rusk)」を掛け合わせたものだろう。

「バトラー」はイギリスの家事使用人の職種の１つであり、上級使用人の１つとして分類される。
職務として主人への給仕を行っており、それを踏まえてか《マドルチェ・ティーブレイク》のイラストではこのモンスターが《マドルチェ・プディンセス》にお茶を給仕している様子が描かれている。
また、「スチュワード」と呼ばれるさらに上の立場の使用人が屋敷にいない場合、屋敷や土地や領地の管理をバトラーが兼任する場合がある。
フィールド魔法をサーチする効果の由来はここから来ている可能性が考えられる。