《剣闘獣ノクシウス/Gladiator Beast Noxious》 †
効果モンスター
星5/闇属性/獣戦士族/攻 0/守1000
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、
その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。
このカードはその戦闘では破壊されない。
(2):このカードが「剣闘獣」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「剣闘獣」モンスター1体を墓地へ送る。
(3):このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードを持ち主のデッキに戻して発動できる。
デッキから「剣闘獣ノクシウス」以外の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
COLLECTORS PACK 2017で登場した闇属性・獣戦士族の上級モンスター。
相手の直接攻撃宣言時に自身を手札から特殊召喚して攻撃を誘導する誘発効果、剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚された場合にデッキから剣闘獣モンスター1体を墓地へ送る誘発効果、剣闘獣をリクルートする誘発効果を持つ。
《剣闘獣ウェスパシアス》と共に剣闘獣では珍しい手札誘発カード。
(1)の効果により相手の直接攻撃を防ぐ壁となりつつ、そのまま(3)のリクルート効果に繋げられる。
剣闘獣の共通効果の性質上、直接攻撃される場面はリクルートの流れも断ち切られた厳しい局面であり、そこからの巻き返しの起点の価値は大きい。
ただし、ステータスが低く戦闘破壊耐性は1度だけであり、複数のモンスターの攻撃を止めるのは難しい。
そのため、リクルート効果を発動するには相手の最後の直接攻撃宣言時に発動するか、他の防御手段も合わせる必要がある。
《剣闘獣ムルミロ》をリクルートすれば攻撃してきたモンスターを返り討ちにできる。
基本的には墓地肥やし効果を活用して更なる展開に繋げたいが、メインフェイズ2で除去される場合は《剣闘獣ムルミロ》で即座に仕事を済ませるといいだろう。
剣闘獣モンスターの効果で特殊召喚された場合には、(2)の効果でデッキから剣闘獣モンスター1体を墓地へ送ることができる。
他の剣闘獣のリクルート効果は勿論の事、自身の(1)の効果による特殊召喚もトリガーとなる。
墓地へ送ったモンスターは《剣闘獣ダリウス》による蘇生、《剣闘獣エクイテ》によるサルベージなどで活用することになる。
《剣闘獣ベストロウリィ》を墓地へ送り、(3)で《剣闘獣ダリウス》をリクルートすれば、次の自分のターンに《剣闘獣ガイザレス》に繋がる。
墓地肥やしは、《剣闘獣クラウディウス》・《団結する剣闘獣》・《再起する剣闘獣》等の補助となる他、トライブリゲードの共通効果にも利用できる。
純粋に直接攻撃を防ぐカードとして見ることもできる。
2枚目の同名カードを墓地へ送り、《剣闘獣エクイテ》でサルベージすれば、デッキの《剣闘獣エクイテ》が続く限り直接攻撃を毎ターン1〜2回ずつ防げる。
《剣闘獣エクイテ》の攻撃先があれば《剣闘獣エクイテ》をデッキに戻すことでさらに長期間生き延びることができる。
苦し紛れの手ではあるが、相手のデッキ次第ではバトルフェイズ中の行動に対抗手段が無い場合もあり、これで延々と攻撃を防ぎ続けることもあり得ない話ではない。
同じ墓地肥やし要員としては《剣闘獣アトリクス》が存在する。
あちらはカード名の変更により柔軟な融合素材へと使用できる。
また、レベル変更もあるのでこちらと同様に《剣闘獣総監エーディトル》の融合素材に利用できる。
上級モンスターであるこちらと違って通常召喚しやすいため、手札事故要員になりにくい。
あちらはコストで墓地へ送る点も優位点であり、無効にされても墓地を肥やすことができ、チェーン2の《剣闘獣ダリウス》のために蘇生対象を追加できる。
このカードは単体でも手札誘発として機能するのが利点で、剣闘獣では緊急の防御役を兼ね備えている。
固有効果とリクルート効果を同一ターンに発動しやすいので、《剣闘獣ダリウス》や《剣闘獣エクイテ》の効果に即座に繋げられるのはあちらにない利点である。
また、こちらは元々のレベルが5であるため、効果を無効にされたり、手札や墓地に存在する状態でも《剣闘獣総監エーディトル》の融合素材の条件を満たす。
《剣闘獣ダリウス》で蘇生した場合や、《団結する剣闘獣》による手札・墓地融合を用いる場合にはこちらでなければ融合素材にできない。
こちらは墓地肥やし効果で《剣闘獣ベストロウリィ》等の下級剣闘獣を墓地へ送りつつレベル5以上を用意できる。
《剣闘獣アトリクス》は墓地へ送るカードとして、このカードを含む元々のレベルが5以上の剣闘獣がデッキに必要になる。
《剣闘獣ドラガシス》で同名カードをリクルートできないのもあり、分散させるためにも併用が望ましい。
【剣闘獣】以外ではランク5を中心とするデッキで切り返しの手段として使うのも手。
ただ、《サイバー・ドラゴン》などと噛み合わせが悪いのが難点。
リクルート効果を使用する場合はこのカード自体はフィールドに残らないため、リクルート先のレベルや種族に合わせて出張することも考えられる。
【ビースト】にシンクロ素材が欲しい場合も手札誘発のレベル5としては使いやすい。
- 英語で「ノクシウス(noxious)」は「有害な」を意味する。
剣闘士が活躍した古代ローマ帝国において、罪人はラテン語で「ノウシウス」と言われていたが、これが「noxious」の語源という説がある。
当時、罪人は実質的な公開処刑として強制的に剣闘士と戦わされることもあったという。
その場合罪人にも武器が持たされるが、訓練された剣闘士相手には為す術もなく一方的に殺されてしまったとされる。
攻撃的な見た目に反して低いステータスはそれを意識しているのかもしれない。
- イラストのモチーフとなっている動物はチーターと思われる。
- 原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vのアカデミア内でのサバイバル・デュエルにてBBが使用。
遊矢の《EMパラライノ》の直接攻撃時に特殊召喚され攻撃を防いだ。
しかし、速攻魔法《EM ガード・ダンス》の効果でコントロールを変更され、最終的に通常魔法《EMペンデュラム・アート&クリーン》の効果で破壊された。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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