《森の番人グリーン・バブーン/Green Baboon, Defender of the Forest》 †
効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻2600/守1800
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
自分フィールドの表側表示の獣族モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時、
1000LPを払って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
Vジャンプ(2005年12月号開始) 半年間定期購読特典で登場した地属性・獣族の最上級モンスター。
自分フィールドの獣族が効果で破壊され墓地へ送られた時にコストを払う事で、自身を手札か墓地から特殊召喚する誘発効果を持つ。
獣族の効果破壊をトリガーに特殊召喚が可能。
全体除去を受けた後のリカバリーとなる他、墓地からも特殊召喚可能なので破壊に対する抑止力としても機能する。
相手が破壊効果を使ってくるとは限らないため、《急き兎馬》や《おとぼけオポッサム》などの自壊効果を持つカードを活用して能動的に利用する事も視野に入れておきたい。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《激流葬》などで自分から全体除去に巻き込んでいくのも有効な手段である。
《恐牙狼 ダイヤウルフ》もトリガー役として優秀で、《火舞太刀》を対象にすれば、最大0:2交換となる。
また、レベル4の獣族モンスターを複数擁し、自分のモンスターを破壊する効果を持つカードが多いスクラップとは相性が良い。
特に《スクラップ・ワイバーン》はあちらの(1)の効果でそれらのモンスターの蘇生と破壊を一度にこなしつつ、更に(2)の効果や破壊したモンスターの効果に繋げて更なるアドバンテージを稼ぐことができるためシナジーが大きい。
他にも《スクラップ・コング》や《スクラップ・オルトロス》ならば手札1枚の消費でこのカードの特殊召喚トリガーにしつつサルベージを行う事ができる。
《スクラップ・ワーム》とで《スクラップ・ツイン・ドラゴン》のシンクロ召喚を狙う事も可能。
ただし、効果1回に付きライフコスト1000というのは無視できない数値であり、繰り返し特殊召喚を狙うならばリカバリー手段も考慮したい。
また、除外による除去は自身に対しても天敵であるため、《墓穴の指名者》や《奈落の落とし穴》などに対する警戒は怠らないようにしたい。
- 「バブーン(baboon)」とは、英語で「ヒヒ(サルの一種)」のこと。
このカードは巨体だが、現実のヒヒはやや大型の猿程度の大きさである。
日本のゲーム作品では、「バブーン」と名のついた巨大な類人猿型モンスターが登場する事もあり、その影響なのかも知れない。
- アニメVRAINSの「島直樹/ロンリーブレイヴvsハノイの騎士」戦で、エラッタされた現行仕様のものをロンリーブレイヴが使用。
初期手札に3枚まとめて来てしまい、そのうち2枚を相手の先攻1ターン目に《手札断殺》で墓地へ送っている。
ロンリーブレイヴは返しのターンで蘇生させる算段だったのだが(ただし肝心の蘇生に必要なカードは揃っていない)、ハノイの騎士にはその戦略を見透かされていた(なお結果的にはこのカードに関係なく返しのターンで勝利している)。
後にブレイヴマックスに改名後の「vs別所エマ/ゴーストガール」戦では、《スクラップ・コング》の効果をトリガーに2体が手札から特殊召喚され、共に《森の鉄人メタル・バブーン》のリンク素材となった。
ただし、《森の鉄人メタル・バブーン》は効果を使用したわけでもなく、ゴーストガールも「グリーン・バブーン2体で攻撃した方がはるかにマシなはず」と明らかなディスアドバンテージであると考えていた。
その後の展開を見るにルールに対する無知(バウンス参照)とかっこよさを重視で《森の鉄人メタル・バブーン》をリンク召喚したようである。
- 『デュエルリンクス』ではブレイヴ・マックスに専用セリフが設けられているが、彼はスタンダードデュエリストである関係上、セリフを聞くためにはコントロール転移等でこのカードのコントロールを変更する必要がある。
関連カード †
―《森の番人グリーン・バブーン》の姿が見られるカード
※は破壊され墓地へ送られる必要あり
ー手札から
ー墓地から
ー手札・墓地から
ー手札から
ー手札・墓地から
―その他の類似効果
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《森の番人グリーン・バブーン》が破壊された時、効果でそのカード自身を蘇生できますか?
A:いいえ、できません。
Q:ダメージステップで《森の番人グリーン・バブーン》の効果を発動させることができますか?
A:ダメージステップでは効果を発動させることができません。(09/02/18)
Q:裏側表示の獣族モンスターがカードの効果で破壊され、墓地へ送られた場合は《森の番人グリーン・バブーン》の効果は発動しますか?
A:フィールドで表側表示の獣族モンスターが破壊された場合でなければ《森の番人グリーン・バブーン》を特殊召喚する効果を発動する事ができません。(09/02/20)
Q:装備魔法扱いや永続魔法扱いで自分フィールドに存在する獣族モンスターカードが破壊された時、特殊召喚できますか?
A:いいえ、できません。
装備魔法扱いや永続魔法扱いの時は獣族としての情報がなくなっているため魔法&罠ゾーンで破壊されても効果は発動しません。
Q:自分フィールドの獣族以外の表側表示モンスターが《DNA改造手術》の効果で獣族になっています。
この場合、自分フィールドのモンスターが破壊された時、手札または墓地から《森の番人グリーン・バブーン》を特殊召喚することは可能ですか?
A:墓地へ送られたタイミングでは獣族以外の種族となるため、《森の番人グリーン・バブーン》を特殊召喚することができません。(09/02/20)
Q:《DNA改造手術》で別の種族になっている元々の種族が獣族を破壊され墓地へ送られた時に効果を使えますか?
A:いいえ、フィールドで破壊された時点で獣族ではないので、墓地へ送られて獣族に戻っても発動できません。(09/02/20)
Q:獣族が相手ターンに破壊された時も効果を使えますか?
A:はい、可能です。
ただし、ダメージステップで破壊された場合は発動できません。
そして、チェーン2で破壊されるなどして破壊の後に別処理が入る場合は、タイミングを逃す形となり発動できません。(09/02/18)
Q:同じタイミングで複数のこのカードの効果を発動させることができますか?
A:同一のタイミングでは《森の番人グリーン・バブーン》は1枚しか効果を発動させることができません。(10/04/08)
Q:自分フィールドに存在する《森の番人グリーン・バブーン》と獣族モンスターが同時に破壊された時、その《森の番人グリーン・バブーン》は効果を発動できますか?
A:いいえ、できません。(10/09/17)
Q:自身の誘発効果を発動した自分フィールドの《スクラップ・キマイラ》が《神の警告》によって破壊された場合、《森の番人グリーン・バブーン》は効果を発動できますか?
A:はい、カウンター罠によって破壊された場合も効果を発動できます。(13/01/28)
Q:上記の状況で、相手フィールドに、《豊穣のアルテミス》が存在してドロー処理が入る場合、《森の番人グリーン・バブーン》は効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(13/01/28)
手札誘発の裁定関連
Q:自分の獣族モンスターが破壊された時、セットしてある《道連れ》と、手札の《森の番人グリーン・バブーン》の両方を発動したいと考えています。
この場合、任意の順番でチェーンを組んで、両方を発動する事ができますか?
A:はい、任意の順番でチェーンを組んで発動する事ができます。(13/02/02)
Q:自分の獣族モンスターが破壊された時、セットしてある《道連れ》と、墓地の《森の番人グリーン・バブーン》の両方を発動したいと考えています。
この場合、任意の順番でチェーンを組んで、両方を発動する事ができますか?
A:墓地の《森の番人グリーン・バブーン》をチェーン1とする必要があります。(13/05/20)
Q:相手ターン中に、自分の獣族が破壊された時、手札の《森の番人グリーン・バブーン》を発動しようとしましたが、相手は優先権を行使して《サイクロン》を発動したいと言いました。
この場合、どちらが先に発動したいカードを発動できますか?(優先権は相手にあります)
相手の《サイクロン》が先となる場合、それにチェーンして《森の番人グリーン・バブーン》を発動できますか?
A:相手の《サイクロン》が先に発動でき、それにチェーンする形でこのカードの効果を発動できます。(13/03/23)
Q:相手ターン中に、自分の獣族が破壊された時、墓地の《森の番人グリーン・バブーン》を発動しようとしましたが、相手は優先権を行使して《サイクロン》を発動したいと言いました。
この場合、どちらが先に発動したいカードを発動できますか?(優先権は相手にあります)
A:このカードの効果を先に発動できます。(14/01/11)
Q:《モグモール》が破壊された時、《モグモール》と手札の《森の番人グリーン・バブーン》の両方を発動したいと考えています。
この場合、任意の順番でチェーンを組んで、両方を発動する事ができますか?
A:この場合、《モグモール》をチェーン1とする必要があります。(13/02/03)
Q:上記の状況で、チェーン1としたカードに対して、相手は《サイクロン》または《天罰》を発動したいと考えている場合、相手はそれを発動できますか?
もし、《天罰》を発動できる場合、チェーン2で発動しようとしていた方の効果は発動できなくなりますか?
A:はい、発動でき、カウンター罠が発動された場合、《森の番人グリーン・バブーン》の効果を発動する事はできなくなります。(13/02/02)
Q:《モグモール》が破壊された時、《モグモール》と墓地の《森の番人グリーン・バブーン》の両方を発動したいと考えています。
この場合、任意の順番でチェーンを組んで、両方を発動する事ができますか?
A:はい、できます。(13/02/02)
Q:上記の状況で、チェーン1としたカードに対して、相手は《サイクロン》または《天罰》を発動したいと考えている場合、相手はそれを発動できますか?
A:いいえ、相手がカードを発動できるのは、《モグモール》と《森の番人グリーン・バブーン》でチェーンを組んだ後になります。(13/02/02)
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