《精霊の狩人/Spirit Poacher》 †
永続罠
(1):相手スタンバイフェイズに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキからモンスター1体を永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
●自分の魔法&罠ゾーンのモンスターカード1枚を相手は自身のフィールドに特殊召喚できる。
その場合、さらに相手はその元々の攻撃力分のLPを払う。
(2):相手フィールドに元々の持ち主が自分である効果モンスターが特殊召喚された場合、
魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
DUELIST ADVANCEで登場した永続罠。
相手スタンバイフェイズに1度「デッキのモンスター1体を永続魔法扱いで自分魔法&罠ゾーンに置く効果」・「自分魔法&罠ゾーンのモンスターカード1枚を相手は特殊召喚でき、特殊召喚した場合、相手はその元々の攻撃力分のライフポイントを払う効果」のどちらかを選択して発動する効果、相手フィールドに持ち主が自分の効果モンスターが特殊召喚された場合、魔法&罠ゾーンのこのカードを墓地へ送り、下級モンスター1体をリクルートする効果を持つ。
(1)は相手スタンバイフェイズに2つから1つ選び発動できる効果。
1つ目の効果はデッキのモンスター1体を永続魔法扱いで置く効果。
任意のモンスターを置くことができ、利用方法は多い。
《サイバー・ドラゴン》であれば《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》の融合素材に使え、VWXYZや三魔神なら融合素材として除外できる。
【スネークアイ】であれば《蛇眼の炎龍》・《蛇眼神殿スネークアイ》ですぐに特殊召喚できるため、擬似的なリクルート効果のような使い方が可能。
その他ミレニアムモンスターは相手ターンでも自己特殊召喚が狙えるため、単体でそのターン中からの運用を狙える。
《The supremacy SUN》や《ラーの翼神竜》+《ラーの翼神竜−不死鳥》などフィールドから墓地へ送られた条件を満たすこともできる。
2つ目は相手に選択権のある自分魔法&罠ゾーンから相手フィールドへの特殊召喚効果。
相手が特殊召喚すれば攻撃力に応じたライフロスが入り、(2)のトリガーになるのだが、相手に特殊召喚を行うかの選択権がある以上適用が現実的ではない。
相手がライフを失ってもモンスターを得ることを優先する可能性はあるが、その場合は(2)によりモンスターを展開しても、相手に対応手段があることがほとんどだろう。
相手が効果を把握していない場合なら通る可能性もなくはないが、いずれにせよ相手にモンスターを渡すのは危険である。
(1)で永続魔法化したモンスターでなくとも良く、《サクリファイス》などで吸収し装備カード化したモンスターを指定することも可能。
ただ、元々の持ち主が相手のモンスターを選んだ場合、(2)のトリガーにはならない。
(2)は下級モンスターのリクルート。
トリガーは持ち主が自分の効果モンスターが相手フィールドに特殊召喚されること。
単体でも(1)の2つ目がトリガーになるものの、上述の通りあまり現実的ではないため、壊獣や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》などが狙いやすいトリガーとなるだろう。
リクルート先にはレベル以外の制限もなく、使用方法にも制限がないため、発動さえできれば非常に汎用性の高い展開効果となる。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXの「ヨハンvsギース」戦のギースの戦術をモチーフにしている。
カウンター罠《ハンティング・ネット》や通常罠《生け捕りの罠》でヨハンの宝玉獣たちを「捕獲」し、通常魔法《闇オークション》でバーンを行った。
また、この回のサブタイトルは「精霊狩りのギース」であり、カード名の由来となっている。
- 元ネタと異なり、宝玉獣とも相性が良い効果になってしまっている。
- このカードの収録と近い時期にアニメGXのリマスター版の放送が始まったため、それを意識したカードと考えられる。
- アニメGXでギースをイメージしたカードではあるが、作中でギースが使用したカードは1枚もOCG化されていない。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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