《先史遺産ヴィマナ/Chronomaly Vimana》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/機械族/攻2300/守2600
レベル5モンスター×2
(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体と、
自分の墓地の、「先史遺産」モンスターまたはXモンスター1体を対象として発動できる。
そのフィールドのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
対象の墓地のモンスターの攻撃力の半分アップする。
その後、対象の墓地のモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、
このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
DAWN OF MAJESTYで登場した光属性・機械族のエクシーズモンスター。
フィールドのモンスターを強化させた後に対象とした墓地の先史遺産またはエクシーズモンスターを自身のエクシーズ素材とする誘発即時効果、相手のモンスター効果の発動を無効化する誘発即時効果を持つ。
(1)はモンスターの強化と自身のエクシーズ素材補充効果。
強化は自身にも適用できるため単体でも機能し、墓地の条件も【先史遺産】で満たせない事はまず無いだろう。
フリーチェーンなので自分・相手ターンで1回ずつ使えばエクシーズ素材を2つ増やすことができ、(2)に必要なコストを用立てできる。
強化対象は相手モンスターも選ぶことができ、《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》や《先史遺産クリスタル・エイリアン》とのコンボにも利用可能。
相手モンスターを強化した後にこのカードに《エクシーズ・シフト》を用いれば、《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》を特殊召喚できる。
(2)は相手のモンスター効果の発動の無効化効果。
必要なエクシーズ素材は2つだが、(1)で補充できるため複数回の発動も十分に狙える。
除去こそできないものの汎用性は非常に高く、出しておくだけ一定の制圧力を発揮する。
どちらの効果も汎用性が高く、【先史遺産】のみならずランク5を出せるデッキ全般で採用できる。
エクシーズ素材に縛りのないランク5では制圧効果を持つモンスターは貴重であり、先攻1ターン目に立たせる有力候補にもなるだろう。
序盤でこそ狙いにくいが、このカード以外の先史遺産を採用せずとも、墓地に汎用エクシーズモンスターが何体か存在すれば(1)の発動も狙える。
また、ランク4の《星守の騎士 プトレマイオス》を採用するデッキでも、あちらの有力な特殊召喚先の候補である。
あちらの効果でエクストラデッキからエクシーズ素材として補充され、墓地へ送られたステラナイトがそのままこのカードの(1)の対象先としても機能する点でもシナジーする。
ステラナイトはいずれも2000を超える攻撃力であるため強化数値としても中々のものであり、自身に使う事で戦闘破壊にも強くなる。
《外神ナイアルラ》と同じく、《No.18 紋章祖プレイン・コート》など墓地へ送られた場合の効果を持つエクシーズモンスターとのコンボを狙うのも面白い。
ランク4の《外神ナイアルラ》と比較すると出せるデッキは流石に限定されるが、このカード自体が妨害として機能する点が異なる。
- どちらの効果も同名カードの制限は無いので、(相当な展開力は必要だが)複数を並べられれば(2)で固い盤面を築ける。
- モチーフは、インドの聖典『ヤジェル・ヴェーダ』や叙情詩『ラーマーヤナ』、『マハーバーラタ』に登場する空飛ぶ宮殿・神々の戦車とも称される「プシュパカ・ヴィマナ」だろう。
紀元前10世紀ごろに書かれたとされる『ヴィマニカ・シャストラ』には、ヴィマナの詳細な設計図や操縦方法が記されており、現在のロケットのような機構を備えていると記述されている。
なお、後にこの『ヴィマニカ・シャストラ』は20世紀ごろに書かれた物であることが判明している。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:(1)の効果はダメージステップに発動できますか?
A:ダメージステップ開始時からダメージ計算前までの間で発動できます。(22/01/12)
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