《天子の指輪/Angelica's Angelic Ring》 †
装備魔法
装備カードを装備している自分フィールドのモンスターにのみ装備可能。
(1):「天子の指輪」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):相手が発動した魔法カードの効果は1ターンに1度だけ無効化される。
(3):1ターンに1度、このカードが装備されている場合に発動できる。
自分は500LP回復する。
その後、このカードを破壊し、以下の効果を適用する。
●このカードを装備していたモンスターがモンスターゾーンに表側表示で存在する限り、
相手はそのモンスターを効果の対象にできない。
AGE OF OVERLORDで登場した装備魔法。
装備条件を装備カードを装備している自分フィールドのモンスターに限る効果外テキスト、自分フィールドに1枚しか存在できない効果、相手の発動した魔法カードの効果を1度だけ無効にする強制効果、500ライフ回復し、自壊した後、装備していたモンスターに相手の効果の対象にならない耐性を付与する効果を持つ。
別の装備カードを装備したモンスターにしか装備できない指定がある。
このため、装備魔法をある程度採用したデッキや、装備カード扱いとなるモンスターや罠カードを多用するデッキでの採用となる。
装備魔法が戦術の要となっている【御巫】や【焔聖騎士】、モンスターに装備カードが装備されている状態でターンを渡すことが多い【セリオンズ】などが有力候補か。
サーチが容易な《アーマード・エクシーズ》を使用するデッキでも採用を考えられるだろう。
(2)は1ターンに1度の魔法カードの効果の無効化。
汎用性は高く、チェーンブロックを作らないため《超融合》なども無効化できる。
一方、強制効果故にそのターンの最初に発動された魔法カードしか無効化できず、小回りが利きにくいのが欠点。
また無効にするだけで破壊を行わないため、後述の通り永続カードの魔法カードのカードの発動に対しても制圧力は低い。
(3)は微弱な回復と自身の破壊及び対象耐性の付与。
回復値は低いため、装備(していた)モンスターへの対象耐性の付与が主な目当てとなる。
そのモンスターが存在し続けている限り永続的に作用するので、フィールドに維持したいモンスターに付与したい。
《メタルシルバー・アーマー》とは非常に相性がよく、相手の対象をとる効果の発動を完全に封じることができる。
- モチーフになっているのは叙事詩『恋するオルランド』及び『狂えるオルランド』に登場する魔法の指輪だろう。
指に嵌めればあらゆる魔法が効かなくなり、口に含めば自らの姿が消える、という特性があり、(2)(3)の効果はこのエピソードにちなんだものとなっている。
- 「天子」とは君主の別名であり、「天命を受け、天下を治める者」の意であるが、ルビを考慮すると「天使」とのダブル・ミーニングだと思われる。
なお、イラストに描かれている《聖剣を巡る王姫アンジェリカ》の「アンジェリカ」は、ラテン語で「天使のような」を意味する「Angelica」に由来する。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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