《二重融合》 †
通常魔法
(1):500LPを払って発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
その後、 自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚できる。
Vジャンプ(2024年12月号) 付属カードで登場した通常魔法。
500ライフポイントを払い、手札・フィールドのモンスターを融合素材に融合召喚を行い、その後手札・フィールドのモンスターを融合素材に融合召喚を行える効果を持つ。
言うなれば《融合》の効果を2回連続で適用できるカードである。
個別のサポートカードを豊富に持つあちらに比べると多少手札に加えにくく、微弱なライフコストを持つ点で劣る。
一方、手札融合・フィールド融合を主体とするデッキではカード1枚分を節約できる点で優れる。
2度目の融合召喚自体は任意だが、1度目の融合召喚の直後に限定されている点は注意したい。
例えば、1回目で融合召喚した融合モンスターを2回目の融合素材とした場合、その融合モンスターの「融合召喚(特殊召喚)した場合」の誘発効果は使用できない。
「場合」であっても「このカードの(2回分の融合召喚の)処理が終了し、新しいチェーンを組むタイミング」では、すでにフィールドに存在しないためである。
当然のことながら起動効果や誘発即時効果の類も使用できないため、それらのモンスター効果でアドバンテージを得ることもできない。
特にネックとなるのは、融合召喚時や融合素材の効果でサーチ・サルベージして追加の融合素材を調達する戦術とはタイミングが噛み合わない点だろう。
従って、元からある程度のリソースを手札・フィールドに用意しておく必要がある。
手札・フィールドから融合素材を選び複数回融合召喚を行えるカードとしては《フュージョン・ゲート》が競合相手。
あちらは1ターンに3度以上の融合召喚が可能であり、そのタイミングも任意であるため融通が利かせやすい。
一方、融合素材を除外してしまう点や、永続カード故に効果の発動にチェーンされて除去されると不発になる点でこちらより劣る。
融合モンスターを融合素材に要求する融合モンスターを擁し、かつ融合モンスターを墓地に残しておきたい【ファーニマル】や【ムーンライト】のようなデッキならばこちらの方が優先できるだろう。
また、サポートカードを比較した場合、融合・フュージョンのサポートカードは通常魔法のこちらの方が対応するものが多く、あちらはフィールド魔法サポートに対応するため、一長一短と言える。
どちらを優先すべきかは各々のデッキの特性や、融合素材を墓地へ送ることを重視するか否かに左右される。
相性の良いカードとしては《魔道騎竜カース・オブ・ドラゴン》が挙げられる。
1回目の融合召喚でそちらを出すことで永続効果により墓地融合が可能となるため、1回目で使用した融合素材でそのまま2回目の融合召喚を行うことができる。
《マグナム・ザ・リリーバー》とは比較的相性が良く、このカード1枚から出しやすい上にドローで手札消費を補え、更に《刻まれし魔の鎮魂棺》のリンク素材となれる。
ただそれでも4:2交換となってしまうため、1度目の融合召喚で《共命の翼ガルーラ》を出す、シャドールモンスターのような墓地効果持ちを融合素材にする等でディスアドバンテージを補いたい。
- Vジャンプの予告の煽り文言や遊戯王jpなどの公式から「アニメGX20周年記念」で登場したカードと堂々と紹介されている。
カード名にも「二重」の文字が含有されており、まさにGX20周年らしいチョイスと言える。
関連カード †
収録パック等 †
Tag: 《二重融合》 魔法 通常魔法 フュージョン