《妖魔ヌリカベ》 †
効果モンスター
星４/地属性/アンデット族/攻 900/守2000
このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このターンに墓地へ送られていないこのカードが墓地に存在する場合、
１０００ＬＰを払い、自分の墓地の他のアンデット族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、フィールドから離れた場合に除外される。
Ｖジャンプ(2025年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場する地属性・アンデット族の下級モンスター。
このカードが墓地へ送られていないターンに1000ライフコストを払い、墓地のこのカードと他のアンデット族１体を蘇生する効果を持つ。
アンデット族は墓地を肥やす手段の確保も充実しており、僅か1000のライフコストで２体のモンスターが並ぶ効果自体は非常に強力である。
が、墓地へ送られたターンに発動できない遅さから、高速化が進む環境下では効果の発動機会自体が訪れない可能性もあり、やや使いにくい。
守備力が高いものの、下級モンスターを壁にすること自体現環境ではあまり行われない上、下手に攻撃を凌いでしまうと墓地へ送られなくなってしまうため、自身の効果との相性も微妙なところ。
相手ターンに何らかの効果で墓地に送っておければ、後攻の手数として期待できる。
一応、一旦除外し、《逢華妖麗譚−魔妖不知火語》の(2)の効果等で墓地に戻せば即座に発動する事も可能ではある。
効果は無効になり、除外されるデメリットも付与されるが、これは各種素材に使用すると割り切ればそれほど痛いものではないだろう。
除外を避けたい場合はエクシーズ素材にすることになり、他のレベル４と共に蘇生できる状態を１度作れば毎ターンランク４を立てられる。
除外デメリットに関しては不知火など除外をメリットに変えられるアンデット族とコンボしても良いだろう。
ある程度長期戦を想定した【アンデット族】に投入し、先攻１ターン目で素材に使うなどして墓地に置いておき、２ターン目以降のリソースとして考えるのが適任だろうか。
- 「塗壁」とは、透明な壁のような体で夜道の人間の歩行を妨害する妖怪。
元は九州の北部にのみ伝わる妖怪だったが、水木しげる作の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で登場したことにより、知名度が大きく上がった。
《ナチュル・クリフ》のような「大きな土壁に目と手足がついた姿」で知られるが、これは透明ゆえに姿が不明な妖怪であったぬりかべを漫画に出すにあたり、水木しげる氏が創造した姿である。
2007年になって「ぬりかべ」と記載された江戸時代の妖怪画が見つかり、こちらでは三つ目の白い犬か獅子のような姿となっている。
このモンスターは三つ目であるところに後者の影響を感じられるが、全体的な容姿は「頭から通せんぼうをする両手が生えた小生物」といういずれとも異なるものとなっている。
- 原作・アニメにおいて―
漫画版GXオリジナル種族である妖怪族の一員。
「明日香＆三沢vsアモン＆ヨハン」戦において三沢が使用。
時間稼ぎのために壁として召喚され、返しのターンで《封印獣ブロン》に戦闘破壊された。
続く明日香のターンで三沢の通常罠《妖魔の援軍》により《尾長黒馬》と共に蘇生され、《ブリザード・プリンセス》召喚の生け贄となった。
- 漫画版では特にモンスター効果は確認されず、カード名は《ヌリカベ》であった。
カード名が変更されたのは、『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめとする水木しげる氏の版権を管理する�蠖緻撻廛蹈瀬�ションが「ぬりかべ」という単語の玩具関連の商標登録をしているため、それに配慮したものと思われる。
収録パック等 †
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