スタジオ・ダイス

 正式名称は「有限会社スタジオ・ダイス」。
 『遊☆戯☆王』の原作者、高橋和希氏の版権管理などを行っている企業。
 第2期以降の「遊戯王」関連製品には、もれなく権利者としてその名称が記載されている。

 設立は平成11年(1999年)5月31日であり、OCGの発売とほぼ同時期に設立された。
 登記簿では以下を同社の「目的」として記載している。

  1. 漫画の制作
  2. 漫画の著作権及び出版権の管理
  3. 随筆の出版
  4. ゲームソフトの開発
  5. 玩具の開発制作
  6. 映像ソフト・アニメーションの制作
  7. 不動産の賃貸及び管理
  8. 飲食店(喫茶店)の経営
  9. 上記に付帯する一切の業務

 ただし、この欄に記載した事項を企業は必ずしもすべて行う必要はなく、実際スタジオ・ダイスが「随筆の出版」以降の事業を行った形跡はない。
 実際には、高橋和希氏を中心とした漫画家による漫画の執筆と、『遊☆戯☆王』に関連する版権の管理が企業の主な事業と考えられる。

  • 漫画家は法的には、八百屋などを個人で経営している人と同じ「個人事業主」とされる。
    したがって、漫画や関連グッズなどによる収入には所得税が発生し、その税率は最大45%である。
    一方で法人税は原則として23.2%である事から、収入が大きくなった漫画家は自身の会社を設立し「漫画やグッズの収入を会社の収入とし、漫画家は会社から役員報酬を得る」形にする事で大きな節税効果が見込める。
    スタジオ・ダイスが遊戯王OCGの発売と同年に設立されたのもこのためと考えられる。
  • 2010年に公式サイトが開設されたが、企業のサイトというよりは高橋和希氏の個人ブログに近い内容であった。
    2012年には全コンテンツが非公開となり、現在に至るまで「休止中」のページが表示されたままとなっている。
    また、インスタグラムのアカウントも存在したが、こちらも高橋和希氏の個人的な情報発信に使用されており、更に現在は非公開となっている。
    こうした背景から、OCGプレイヤーに広く知られている企業でありながら、組織としての実態には不明な点が多い。
  • かつてyu-gi-oh.jpで連載されていた「サトマサのとことん遊☆戯☆王」や、漫画GXのおまけ漫画では、「高橋和希氏とそのアシスタント、および元アシスタントの漫画家による『遊☆戯☆王』シリーズの漫画作品執筆チーム」が概ね「スタジオ・ダイス」と呼ばれているようである。
    高橋和希氏以外の漫画家がスタジオ・ダイスの従業員に該当するのかなどは不明。
  • 高橋和希氏は2022年に亡くなっているが、「スタジオ・ダイス」の権利者表記は残り続けている。
    カード等の表記存続のみならず、原画展など新規のイベントにも権利者表記は変わらず存在するため、体制への影響は不明だが存続し続けているものと思われる。

スタジオ・ダイス版

 第1期カードのうち、右下の権利者表記に「スタジオ・ダイス」の名前が入っているものを指す。
 第1期発売の製品が、第2期開始(2000年4月)以降に再販されたものである。

 第1期カードの権利者表記は、通常は以下のようになっている。

(c)高橋和希/集英社

 第2期第1弾の「Magic Ruler −魔法の支配者−」以降は、権利者表記が以下のように変更された。

(c)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社

 しかし一部、第1期カードでありながら、第2期以降と同じ権利者表記を持つカードがある。
 これがコレクターの間でスタジオ・ダイス版と呼ばれている。

 スタジオ・ダイス版が存在する商品・カードは以下の通り。

一般商品
通常パックVol.4
Vol.5
Vol.6
Vol.7
構築済みデッキEX

 

  • スタジオ・ダイス版商品は、いずれもカードだけでなくパックや箱に記載された権利表記もスタジオ・ダイスを含むものとなっている。

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