第1期(1999年〜2000年)

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 公式ルールエキスパートルールの2種類のルールが使用されていた。
 大まかに言えば、前者は生け贄召喚の概念がなく、後者は上級モンスターなら生け贄召喚しなくてはならない。
 商品名称は「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」であり、この商品名称は第5期まで用いられた。

カードの特徴

 カード名属性が記された枠の長さが今と比べて短い(イラストの幅とほぼ同じ)。
 イラストの右下にカードナンバーが無い。
 カードの下端のコピーライト表記は「高橋和希集英社」。
 偽造対策用のカード右下の銀色加工が施されていない。
 テキスト枠が今と比べて太い。
 モンスターカードは、今と比べて攻撃力守備力の欄が大きい(テキスト欄とほぼ同じ大きさ)。
 魔法カード罠カードのアイコンが存在しなかったため、通常魔法装備魔法通常罠永続罠カウンター罠の区別が難しかった。
 (フィールド魔法儀式魔法には、「魔法カード・フィールド」、「魔法カード・儀式」と明記されており、永続魔法速攻魔法はまだ存在しなかった)
 登場したレアリティノーマルレアスーパーレアウルトラレアシークレットレアパラレル仕様(パラレルレア)ウルトラシークレットレア、およびノーマルレア(非公式)。

主なカード

主力モンスター攻撃力の推移

主なデッキ

環境の変遷

 制限・準制限カードは存在せず、《強欲な壺》《天使の施し》で多くドローすることが勝利に直結していた。
 モンスター墓地へ送り、《死者蘇生》蘇生する戦術から、《サンダー・ボルト》除去攻撃する戦術へと徐々に移行していった。
 途中から効果モンスターカウンター罠が誕生し、ゲームの幅が加速的に広まった。
 また、後期にはEXの発売により、《デーモンの召喚》《死者蘇生》等、当時、数多くの必須カードが、比較的簡単に入手可能になった。

 公式ルール環境については、公式ルールを参照。

カードプールの変遷

  • 1999年2月21日 ゲームボーイソフト「遊戯王デュエルモンスターズ」全国大会開催
  • 1999年3月1日 BOOSTER1発売
    • 遊戯王OCGで、初めてのブースター(カード自販機)による販売形式を取ったシリーズ。
      BOOSTERシリーズは、収録カードの一部がVol.シリーズと重複している。
  • 1999年12月18〜19日 ジャンプフェスタ2000開催

関連リンク

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