第4期(2004年〜2006年) †
BEFORE:第3期
NEXT:第5期
原作「遊☆戯☆王」が2004年3月に、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」が同年9月に終了し、以降パックから原作の主人公である武藤遊戯の姿が消えた。
その後はアニメ・漫画GXシリーズからのカードが主なパック収録カードとして変遷していく。
他には、「ストラクチャーデッキを最も多くリリースした時代である」という特徴もある。
第3期までのアニメ・漫画登場キャラクターをテーマとしたものではなく、種族や属性をテーマにしたデッキが多数登場。
その関係でノーマル仕様ながら強力カードを入手しやすくなり、新規参入を容易にした。
なお、従来のような原作キャラクターがテーマのストラクチャーデッキが次に登場するのは第9期以降となる。
商品名称は第1期〜第3期に引き続き「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」。
イラストの右下のカードナンバーは「○○○−JP○○○」となり、JPの部分は国コードで国ごとに区別がつくようになった(JP=日本 KR=韓国 EN=ワールドワイド英語 SP=スペイン FR=フランス IT=イタリア)。
全60種類になり、スーパーレア以上には全てアルティメットレア仕様が存在するようになった。
ENEMY OF JUSTICEからはアルティメットレアの加工が仕様変更された。
パック収録では、サーチ防止も兼ねてパラレルレア、シークレットレア、再録カードは廃止される。
カードの体裁は変化なし。
第3期の「世界統一フォーマット採用」が継続しているものとも取れる。
環境の変遷 †
まだまだ第3期の迷走が続いていた中で第4期は始まったが、《混沌帝龍 −終焉の使者−》が禁止されたことで、一応の沈静がなされた。
その後、前期は強力なドローコンボを搭載した【やりくりターボ】が、中期には《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》を切り札とする、【カオス】全盛期最後の姿である【変異カオス】がそれぞれ猛威を振るった。
どちらも必要な魔法・罠カードが多かったためにモンスターを少なめにする構築が基本とされていた。
《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》が禁止された後期には、一転して《サイバー・ドラゴン》・《死霊騎士デスカリバー・ナイト》、ガジェットなどを主とした、「モンスターの効果に注目したデッキ」が良く見られた。
その傾向は【除去ガジェット】・【雑貨貪欲ターボ】・【黄泉帝】など、今までのデッキ構築常識を覆すデッキが多数考案されていることによく現れている。
制限改訂では、第2期〜第3期に登場した超強力カードが次々と禁止指定され、環境が整えられた。
それに伴い【スタンダード】は汎用性を失い形骸化していき、デッキの多様化が始まった。
一方で残ったカードや新カードにより強力なロックコンボの【トランス】・【MCV】等が多く生み出されたが、いずれもすぐに対策された。
カードプールの変遷 †
- 2004年10月6日 アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」放送開始
- 2004年11月 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド 』特別試写会実施
- 2004年12月18〜19日 ジャンプフェスタ2005開催
- 2005年12月17〜18日 ジャンプフェスタ2006開催
関連リンク †