遊戯王カードWiki - 《ゴヨウ・ディフェンダー》のバックアップ(No.41)

《ゴヨウ・ディフェンダー/Goyo Defender》 †

シンクロ・効果モンスター
星３/地属性/戦士族/攻1000/守1000
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
(1)：１ターンに１度、自分フィールドのモンスターが
戦士族・地属性のＳモンスターのみの場合に発動できる。
エクストラデッキから「ゴヨウ・ディフェンダー」１体を特殊召喚する。
(2)：このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。
このカードの攻撃力はそのダメージステップ終了時まで、
このカード以外の自分フィールドの戦士族・地属性のＳモンスターの数×１０００アップする。

　ブレイカーズ・オブ・シャドウで登場した地属性・戦士族のシンクロモンスター。
　特定条件下でエクストラデッキの同名カードを特殊召喚する起動効果、地属性・戦士族のシンクロモンスターの数に比例した自己強化を行う誘発効果を持つ。

　(1)は地属性・戦士族のシンクロモンスターのみが存在する状況でエクストラデッキから同名カードを特殊召喚する効果。
　リンクモンスターが存在していても使えないのだが、リンクモンスターが存在しない場合、エクストラデッキからの特殊召喚はエクストラモンスターゾーンにしか行えない。
　そのため、このカードをメインモンスターゾーンに配置しなければこの効果は発動できない。
　下記の様に方法もあるにはあるのだが、いずれも手間がかかるか相手に左右される。

効果を発動するには以下の方法が考えられる。
- 自分のリンクモンスターのリンク先にこのカードをシンクロ召喚した後リンクモンスターを除去する。
  《転生炎獣アルミラージ》なら自身をリリースでき、能動的にエクストラモンスターゾーンを開けられる。
- シンクロ召喚したこのカードをメインモンスターゾーンに移動させてエクストラモンスターゾーンを空ける。
- 相手のリンクマーカーを利用する。

リンクモンスター２体を失うので効率は悪いが、２枚の消費から３体揃えることも一応可能である。
条件：フィールドに発動可能な《トゥルース・リインフォース》、手札に《トランスファミリア》
1. 《トゥルース・リインフォース》で《ヒーロー・キッズ》を出し、その効果で３体揃える。
2. ２体を素材に《聖騎士の追想イゾルデ》をリンク召喚。
3. 《聖騎士の追想イゾルデ》で《剣の煌き》をデッキから墓地に置き、レベル１チューナーをリクルート。
4. 《ヒーロー・キッズ》とレベル１チューナーで１体目のこのカードをシンクロ召喚。
5. 墓地の《剣の煌き》によって《聖騎士の追想イゾルデ》をリリースし、エクストラモンスターゾーンを空ける。
6. ２体目をエクストラモンスターゾーンに特殊召喚。
7. 《トランスファミリア》を召喚し、《トランスファミリア》で２体目をメインモンスターゾーンに移動。
8. 《トランスファミリア》で《転生炎獣アルミラージ》をリンク召喚し、(1)の効果を使うためリリース。
9. ３体目をエクストラモンスターゾーンに特殊召喚。

現実的な使用方法としては、以下のようなものがある。
1. リンクモンスターを出し、リンク先に１体目のこのカードを出す。
2. 《異次元海溝》・《異次元隔離マシーン》・《ディメンション・ゲート》でそのリンクモンスターを除外。
3. ２体目をエクストラモンスターゾーンに出した後、２体で《幻影騎士団ブレイクソード》をエクシーズ召喚。
4. 除外に使用した《異次元隔離マシーン》などを《幻影騎士団ブレイクソード》で破壊し、リンクモンスターを帰還させる。
- リンクモンスターをメインモンスターゾーンに移動させることになるため、下方向に加えて左右のリンクマーカーを持つものを使えばリンク先を増やせる。

(1)の効果にチェーンされ、効果処理時に戦士族・地属性のシンクロモンスターのみの状態ではない場合でも特殊召喚は行える。
そのため、１体目の(1)の効果にチェーンしてリンクモンスターを特殊召喚しリンク先を増やすことで２体目もメインモンスターゾーンに置くことができ、その後リンクモンスターを除去することで３体目を特殊召喚することが可能になる。
《リビングデッドの呼び声》で蘇生させ、《マジック・プランター》で墓地へ送ることで除去とドローを兼ねるので、消費を抑えつつ実行はできる。

かつてのマスタールール３における利用法の様にシンクロモンスターを複数必要とするモンスターを出せる。
他にもこのカード３体を並べることでランク３のエクシーズモンスターを間に挟み《旧神ヌトス》を出す事も可能になる。

エクストラデッキからモンスターを特殊召喚する効果を持つカードは新マスタールールの移行に伴い全体的に使い勝手が悪化している。
このカードもリンクモンスターと併用できれば従来の動きが可能なカードの１枚だが、類似カードの中でも再現の難度が高い。
新マスタールール以前との使いやすさの落差が特に大きく、不遇の存在であると言えよう。
似たような立場の《アルティマヤ・ツィオルキン》はドラゴン族のカードの位置を変える《星遺物の守護竜》の登場である程度改善されているが、こちらにはそういった対応するカードがなく、使いやすさは改善されていない。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vでセキュリティが使用するシンクロモンスターの１体。
「ランサーズvs捕縛隊員３人」戦で捕縛隊員が使用したのが初登場。
《ジュッテ・ナイト》と《キリビ・レディ》をシンクロ素材としてシンクロ召喚され、エクストラデッキから同名カードが２体特殊召喚された。
その後沢渡のターンで《魔界劇団－サッシー・ルーキー》に攻撃された際、自身の効果で攻撃力を3000に上げて返り討ちにした。
そして他の捕縛隊員も同じ効果で同名カードをそれぞれ３体特殊召喚し、９体の《ゴヨウ・ディフェンダー》が並んだ。
そのうち２体は《ジュッテ・ナイト》と共に《ゴヨウ・キング》のシンクロ素材となり、別の２体は《ゴヨウ・キング》の効果のコストでリリースされ、他は《ゴヨウ・キング》共々《ＲＲ－ライズ・ファルコン》に一掃された。
これ以降も、セキュリティがデュエル内外を問わず度々使用している。

シンクロ召喚時の口上は「お上の力を思い知れ！シンクロ召喚！現れろ！レベル３、《ゴヨウ・ディフェンダー》！」。

アニメでのテキストは以下の通り。

シンクロ・効果モンスター
星３/地属性/戦士族/攻1000/守1000
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
(1)：自分フィールドのモンスターが「ゴヨウ・ディフェンダー」のみの場合、
このカードはエクストラデッキから特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。
(2)：このカードが相手モンスターに攻撃された相手のダメージ計算時に発動する。
このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、
フィールドの「ゴヨウ・ディフェンダー」の数×１０００になる。
(3)：このカードが効果で破壊された場合に発動する。
自分フィールドのモンスターを全て破壊する。