*《-/Theia, the Primal Being》 [#top]
 Effect
 LV11/DARK/Rock/ATK3000/DEF 600
 During the Main Phase (Quick Effect):
 You can Tribute monsters whose total Levels equal 11 or more;
 Special Summon this card from your hand, then if you control no other monsters,
 you can destroy 1 monster on the field with the highest ATK (your choice, if tied).
 You can only use this effect of "Theia, the Primal Being" once per turn.
 Neither player can Normal and/or Special Summon more than 4 times per turn
 while this card is face-up in the Monster zone.

 日本語訳
 効果モンスター
 星11/闇属性/岩石族/攻3000/守 600
 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):お互いのメインフェイズに、レベルの合計が11以上になるように、
 自分フィールドのモンスターをリリースして発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 その後、自分フィールドにこのカード以外のモンスターが存在しない場合、
 フィールドの攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊できる。
 (2):このターン中にモンスターの召喚・特殊召喚に合計4回以上成功しているプレイヤーは、
 このカードがモンスターゾーンに存在する限り、モンスターを召喚・特殊召喚できない。

 [[TCG]]の[[25th Anniversary Tin:Dueling Mirrors Mega Pack]]で登場した[[闇属性]]・[[岩石族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[お互い]]の[[メインフェイズ]]、[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]を合計[[レベル]]11以上になるように[[リリース]]して、この[[カード]]を[[手札]]から[[特殊召喚]]し、[[自分]][[フィールド]]に他に[[モンスター]]が存在しなければ最高[[攻撃力]]の[[モンスター]]1体を[[破壊]]できる[[効果]]、この[[カード]]が[[フィールド]]に存在する限り、[[お互い]]は[[召喚]]・[[特殊召喚]]の回数を4回までに制限する[[効果]]を持つ。~

 (1)は[[レベル]]合計11以上になるように自軍の[[モンスター]]を[[リリース]]して自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 [[特殊召喚]]時に[[自分]][[モンスター]]が他にいない場合は追加で最も[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]1体を[[破壊]]できる。~
 [[攻撃力]]3000以上の[[モンスター]]が[[相手]][[フィールド]]に存在する場合、それを[[破壊]]できるので基本的にはこれを狙いたい。~
 [[リリース]]する[[モンスター]]が1体ならば[[ボード・アドバンテージ]]で損が無く、2体程度でも許容範囲であろう。~
 それ以上の[[リリース]]となると流石に[[アドバンテージ]]の面で損失が大きいため、よほど[[破壊]]したい[[モンスター]]がいない限りは避けた方が良い。~

 ただ、[[攻撃力]]3000以上の大型[[モンスター]]となると[[破壊]][[耐性]]や[[カウンター]][[効果]]を持つものも多く、普通に運用する場合は[[破壊]]できない可能性も高い。~
 故に、こちらから[[耐性]]を持たない[[モンスター]]を[[送りつけ]]る運用も視野に入れたい。~
 [[壊獣]]はその手の[[耐性]]・[[カウンター]][[効果]]を持つ[[モンスター]]を事前に[[除去]]しつつ[[破壊]]できるため相性は良い。~

 最も狙いたい運用は、[[自分]]が[[《原始生命態ニビル》]]の[[効果]]を使用した直後の[[特殊召喚]]である。~
 あちらの[[効果]]で[[相手]]が展開した[[モンスター]]複数を[[リリース]][[除去]]した場合、[[相手]][[フィールド]]に高[[攻撃力]]の[[原始生命態トークン]]が存在するケースが多いが、この[[カード]]の後半の[[効果]]でそれを処理できる。~
 [[リリース]][[コスト]]も[[レベル]]11の[[《原始生命態ニビル》]]1体で賄うことができ、[[《原始生命態ニビル》]]の[[リリース]]処理で[[自分]][[フィールド]]に他に[[モンスター]]がいない場合が多いため[[除去]][[効果]]の条件も作りやすい。~

 (2)は4回以上の[[召喚]]・[[特殊召喚]]を行った[[プレイヤー]]のその[[ターン]]でのそれ以上の展開を封じる[[効果]]。~
 展開を封じる[[効果]]だけで見れば強いが、この[[カード]]自身には何の[[耐性]]も無いので、予めこの[[カード]]がいる状況から展開を開始された場合、4回目までに展開された[[モンスター]]によって[[除去]]・[[無効]]化されてしまうケースが多いだろう。~
 一応、[[【シンクロ召喚】]]・[[【リンク召喚】]]は小型[[モンスター]]を複数並べて低[[レベル]]・[[リンク]]から高[[レベル]]・[[リンク]]に繋げていくデッキなので、4回程度の展開では十分な[[モンスター]]を出せず、この[[効果]]が有効に機能するケースも少なくは無いか。~

 こちらの[[効果]]に関しても、[[《原始生命態ニビル》]]の[[効果]]を使用した直後ならば非常に強力である。~
 あちらが自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[ターン]]は、[[相手]]は必然的に4回を超える[[モンスター]]を展開しているため、上記の流れでこの[[カード]]が[[特殊召喚]]した時点で既にこの[[永続効果]]が機能している。~
 故に、[[相手]]は展開した[[モンスター]]を[[《原始生命態ニビル》]]に[[除去]]され、[[原始生命態トークン]]はこの[[カード]]に[[除去]]され、更に追加の展開もこの[[カード]]によって封じられる三重苦に陥る。~

 総じて、[[《原始生命態ニビル》]]と併用してこそ真価を発揮する[[カード]]である。~
 ただし大きな難点として、あちらは単体でも[[相手]]の展開抑制として使用可能な[[汎用性]]を持つのに対し、こちらは単体では機能しにくい[[コンボ]]向きの[[カード]]という点が挙げられる。~
 あちらが最も威力を発揮するのは[[先攻]]側の1[[ターン]]目の展開を止める[[後攻]][[プレイヤー]]の初手に来た場合だが、こちらはあちらと共に来なくては意味が無く、寧ろ単体では邪魔にしかならない。~
 故に、あちらを3枚採用したからと言ってこちらも複数枚投入できるかは別問題であり、そのリスクと上記のリターンを考慮した上で投入の有無と枚数を決めたい。~

 [[《原始生命態ニビル》]]以外で上記の状況で条件を満たせる例としては[[《機巧狐−宇迦之御魂稲荷》]]で[[レベル]]4以上を[[リクルート]]することが挙げられる。~
 ただ、[[《機巧狐−宇迦之御魂稲荷》]]のために[[デッキ]]を歪めては本末転倒なので元からそれを使う[[デッキ]]での採用となるか。~

 一応、[[自分]]が高[[レベル]][[モンスター]]を主体とする[[デッキ]]ならば、[[《原始生命態ニビル》]]と併用できずとも、[[リリース]]2体以下での[[特殊召喚]]までは狙いやすい。~
 [[霊魂鳥トークン]]を置いたまま[[ターン]]を渡す[[【霊魂】]]、分離後に[[霊獣]]が並ぶ[[【霊獣】]]など、展開力はあるが出てくる[[モンスター]]が貧弱になりやすい[[デッキ]]ならば採用できるか。~
 [[【シンクロ召喚】]]系列や[[ランク]]6以上の[[【エクシーズ召喚】]]、[[【Sin】]]等も該当するが、いずれにせよ後半の[[除去]]まで狙えるかは[[相手]]依存となる。~
 逆に、[[ランク]]5以下の[[【エクシーズ召喚】]]や[[【リンク召喚】]]の場合は2体以下での[[リリース]]先を確保するのも難しく、採用の際にはほぼ[[《原始生命態ニビル》]]との[[コンボ]]が前提となるか。~

-[[《原始生命態トークン》]]の[[イラスト]]に描かれていた[[モンスター]]が[[カード]]化したもの。~
上記の通り、[[《原始生命態ニビル》]]と[[シナジー]]するようにデザインされているのは当然意図的なものである。~
--[[属性]]が[[光属性]]から[[闇属性]]に変更された以外は[[《原始生命態ニビル》]]と同じ[[ステータス]]を持つ。~
その関係から、[[イラスト]]だけを見ると[[岩石族]]の特徴は全くない。~

-カード名の「テイア(Theia)」はギリシア神話における月の女神[[セレネ>《神聖魔皇后セレーネ》]]の母である女神の名前である。~
しかし[[《原始生命態ニビル》]]を鑑みると、月の形成プロセスを説明する学説の一つであるジャイアント・インパクト説で提唱される、同名の仮説上の原始惑星が直接のモチーフだろう。~
およそ46億年前に太陽系のラグランジュ点から飛来したテイアは原始地球に衝突し、その衝撃でテイア自体は破壊された。~
その後、テイアの中心核は地球の中心核になり、宇宙へ飛び散ったテイアの破片と地球のマントルの破片は地球の周囲で合体していき、やがて月を形成したとされる。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-原作・アニメ・ゲーム作品以外において―~

**関連カード [#card]
-[[日本未発売カード]]

-[[《原始生命態ニビル》]]

―《Theia, the Primal Being》の姿が見られる[[カード]]
-[[《原始生命態トークン》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[25th Anniversary Tin:Dueling Mirrors Mega Pack]] MP24-EN148 &size(10){[[Prismatic Secret>Secret]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
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