高橋和希
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[[コメント/トップページ]] *&ruby(たかはし){高橋};&ruby(かずき){和希}; [#top] [[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]の原作にあたる漫画『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』を執筆した漫画家(1961〜2022)。~ 1981年に週刊少年サンデーでデビューしその後、講談社の週刊少年マガジンで原作者→集英社のジャンプと会社を移籍するも、長らくヒット作が出ない状態が続いた。~ 1996年に週刊少年ジャンプで連載を開始した漫画『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』は、毎話異なるゲームで主人公が悪人と対決するという内容で、当初はさほど人気の高い作品ではなかった。~ だが、[[カード]]ゲーム「マジック&ウィザーズ」が登場した話は反響が高かった事から、『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』は「決闘者の王国編」から[[カード]]ゲーム漫画へと方向転換し、人気が爆発する。~ 人気作となった『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』は様々なメディアミックスが行われ、2度のアニメ化、そして[[カード]]ゲーム化を果たした。~ 1998年放送のアニメ第一作(俗に「東映版」)とバンダイによる[[カードダス]]版を経て、1999年には遊戯王を原作とするゲームソフトを販売していた[[KONAMI]]が''『[[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]』([[OCG]])''を発売。~ 2000年のアニメ第二作『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の放送開始を迎えた頃の高橋氏の年収は、当時の長者番付(高額納税者公示制度、2006年に個人情報保護を観点に廃止)の文化人部門にて第一位へ登り詰めるほどとなった。~ また、おもに税金などの財政・商品の版権など作品管理の都合から画業を法人化する漫画家は少なくなく、氏も1999年に「[[スタジオ・ダイス]]」を設立した。~ 高い人気を誇った『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』であるが、週刊連載の激務で高橋氏が体調を崩した事もあり、2004年に週刊少年ジャンプでの長期連載を終了。~ 文庫版遊戯王の作者後記のあとがきでは「原作の記憶編から戦いの儀最終盤面にかけて、体調の悪化により大幅にシナリオを削除している」と作者自ら述べている。~ その連載終了後には長期連載を二度と手掛ける事はなかったが、数作の短編や短期連載作品を発表している。~ 遊戯王シリーズはその後、GX・5D's・ZEXALとアニメ・漫画ともに継続したが、高橋氏は各作品のメインキャラクターと基本設定の作成のみを行った。~ その間接的な関与も『遊☆戯☆王ZEXAL』で終了し、『遊☆戯☆王ARC-V』以降は高橋氏はキャラクターデザイン等にも関与していない。~ 2016年公開の映画『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は漫画『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』の続編として位置づけられ、高橋氏が脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮として大きく関与。~ これに合わせ、12年ぶりの高橋氏自身による『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』続編漫画『TRANSCEND・GAME 遊☆戯☆王』が執筆され、週刊少年ジャンプに2週連続掲載された。~ 2022年7月に急逝。享年60歳であった。~ //死因については触れない方針。作成提案の議論参照。 https://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=2393 -長らく全ての[[OCG]][[カード]]の右下に権利者として名前が記載されていたが、第11期(2020年4月〜)から記載されなくなった。~ 変遷は以下の通り。 --第1期:(c)高橋和希/集英社 --第2〜10期:(c)高橋和希 [[スタジオ・ダイス]]/集英社 --第11期〜:(c)[[スタジオ・ダイス]]/集英社・テレビ東京・[[KONAMI]] -[[OCG]]には高橋氏の描き下ろし[[イラスト]]を[[使用]]した[[カード]]も存在している。~ --初めて描き下ろし[[イラスト]]が使用されたのは[[書籍付属カード]]の[[《友情 YU−JYO》]]・[[《結束 UNITY》]]。~ その直後、この2枚と関連する[[効果]]を持つ[[《ファラオの審判》]]も[[遊☆戯☆王 第31巻 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]として登場した。 --[[OCG]]シリーズ10周年を記念した[[ANNIVERSARY PACK]]では「Kaz」または「kaz.」のサイン入り・周囲の枠を無くした拡大版[[イラスト]]の[[カード]]が登場。~ これ以降に発売された高橋氏[[イラスト]]版カードは全て同仕様となっている。~ --「描き下ろし[[イラスト]]で初登場した[[カード]]」および「描き下ろし[[イラスト]]を使用した([[イラスト]]違い)[[カード]]」は、再録が極端に少ない。~ そのまま再録されたことがあるのは[[《友情 YU−JYO》]]・[[《結束 UNITY》]]のみ、[[三幻神]]の再録は全て別の[[イラスト]]版で、''その他で該当する[[カード]]は現在までに一切再録されていない。''~ ---[[三幻神]]は当時[[使用不可カード]]だったとはいえ、一応[[ゲームボーイDM4付属カード>ゲーム付属カード#DM4]]が先行して登場していた。~ ---[[海外向けのイラスト修正>海外版イラスト変更カード]](露出度の高い女性・十字架のデザインなど)も[[KONAMI]]主導では行えないらしく、例えば[[ANNIVERSARY PACK]]版[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]は10年後の[[The Lost Art Promotion]]まで[[海外未発売カード]]であった。~ ---このような扱いになっている事情は明らかにされていない。~ 一説には、高橋氏の描き下ろし[[イラスト]]とその[[カード]]は、その一つ一つが絵画のように厳格な著作権で管理されており、再録や改変が制限されているのではないか、と言われている。~ --サインのないものは、原作出身[[カード]]・原作と同じ構図などの特徴があっても、高橋氏以外が描いている、または再録が許可されていると思われる。~ 原作と同じ構図だがアニメ版との折衷案で新たに描き起こされたことがわかる[[《ソウルエナジーMAX!!》]]や、後年のゲーム作品でも収録されている[[《友情 YU−JYO》]]・[[《結束 UNITY》]]・[[《ファラオの審判》]]が存在する。~ この他にも、漫画単行本などに[[モンスター]]の設定画が掲載され、デザインのみ担当したと明かされているものがある。~ ---アニメ・ゲーム業界では、一人だけで担当できないほど多数のイラストが必要であり、制作チーム内での画風の模倣は一般的な行為である。~ [[OCG]]で言えば、三ヶ月(四半期)毎に発売される基本パックの[[カード]]だけでも80枚存在する。~ 漫画も週刊・月刊の長期連載にアシスタントは欠かせないと言ってもいい存在であり、初代『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』以外の漫画作品を手がけているのは、ほぼ全員が高橋氏の元アシスタントである。~ -『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』がカードゲーム漫画への路線変更で人気を博したのは、当時黎明期にあったカードゲームの流行に加えて、高橋氏によるデザインやアイディアの秀逸さ、また[[カード]]と[[デュエル]]を通じて描くドラマの魅力が大きく寄与したと言えるだろう。~ --[[《ブラック・マジシャン》]]・[[《青眼の白龍》]]・[[《真紅眼の黒竜》]]・[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を筆頭とする原作漫画出身の[[モンスター]]たちの多くは、[[OCG]]25周年を経てなお支持され続けている。~ --当初は「闇のゲーム」の力で[[カード]]の[[モンスター]]が実体化して戦う構図が作り出されていたが、後にそれを「ソリッドビジョン」で科学的に再現する設定により、登場人物の区別無く演出できるようになった。~ 更に「デュエルディスク」によってテーブルを無くし、プレイヤーのダイナミックな動きも可能となり、構図の自由度を飛躍的に向上させた。~ --『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』の連載終了以降は自身が連載を手掛けなかったこともあって、劇場版『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』までの間は、表舞台で目立った活躍は多く見られていないように思える。~ しかし実際のところ、前述の通り作品の企画段階での関与は大きい。 ---GXでは、一部のキャラクター、[[E・HERO]]や[[《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》]]のデザイン原案を手掛けていたことが明らかになっている。~ ---5D'sでも主要キャラクター及び、「[[シンクロ召喚]]」の原案、「[[ライディング・デュエル>《ライディング・デュエル!アクセラレーション!》]]」はイメージイラスト付きの原案という、この作品の二つの大きな特徴を担っている。~ ---ZEXALでも主要キャラクター原案に関わっている事が確認されている。~ (上記作品らはいずれも[[スタジオ・ダイス]]の公式HPにて、ラフスケッチが公開されていたが現在非公開)~ --『Magic: The Gathering(MTG, マジック:ザ・ギャザリング)』は原作漫画における「マジック&ウィザーズ」の元ネタとなった世界初のTCG商品であり、[[OCG]]とは業界内で競合する関係にある。~ しかしながら、高橋氏の死去に際して、公式X(Twitter)の追悼文では[[「トレーディングカードゲームという文化が日本、そして世界で大きく盛り上がるきっかけを作っていただいた偉大な人物」>https://x.com/mtgjp/status/1545221222933606400]]と讃えられている。~ -[[KONAMI]]のゲーム作品において―~ 高橋氏[[イラスト]]デザインの[[カード]]の使用制限はゲーム作品にも影響が及んでいる。~ 「TAG FORCE SPECIAL」(2015年)までは収録されていたのだが、「デュエルリンクス」(2016年〜)「マスターデュエル」(2022年〜)においてはほぼ全て収録されていない。~ [[《光の創造神 ホルアクティ》]]は特に希少価値が高く、これを使用できる点で「TAG FORCE SPECIAL」は稀有な作品といえる。 **高橋和希氏描き下ろし[[イラスト]]の[[カード]]一覧 [#list] ※描き下ろしでない[[イラスト]]の[[カード]]が存在しないために[[TCG]]やゲームに登場できていない[[カード]]は備考欄に記載 //初登場順 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |[[カード名]]|[[カードナンバー]]|収録パック|備考|h |[[《友情 YU−JYO》]]|YCB-001|[[遊戯王キャラクターズガイド「真理の福音」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |~|YCB2-JP001|[[遊戯王キャラクターズガイド「千年の書」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |[[《結束 UNITY》]]|YCB-002|[[遊戯王キャラクターズガイド「真理の福音」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |~|YCB2-JP002|[[遊戯王キャラクターズガイド「千年の書」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |[[《ファラオの審判》]]|JCY-001|[[遊☆戯☆王 第31巻 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |[[《青眼の白龍》]]|YAP1-JP001|[[ANNIVERSARY PACK]]|| |[[《真紅眼の黒竜》]]|YAP1-JP002|~|| |[[《デーモンの召喚》]]|YAP1-JP003|~|| |[[《エルフの剣士》]]|YAP1-JP004|~|| |[[《逆転の女神》]]|YAP1-JP005|~|| |[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]|YAP1-JP006|~|| |[[《バスター・ブレイダー》]]|YAP1-JP007|~|| |[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]|YAP1-JP008|~|| |[[《柴戦士タロ》]]|YAP1-JP009|~|デュエルリンクス・マスターデュエル未登場| |[[《ブラック・マジシャン》]]|WJMP-JP012|[[週刊少年ジャンプ(2009年3号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]]|| |[[《オベリスクの巨神兵》]]|VJMP-JP037|[[Vジャンプ(2009年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2009]]|| |[[《ラーの翼神竜》]]|VJMP-JP046|[[Vジャンプ(2010年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2010]]|| |[[《マジマジ☆マジシャンギャル》]]|WJMP-JP018|[[週刊少年ジャンプ(2012年2号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]]|[[TCG]]・デュエルリンクス・マスターデュエル未登場| |[[《オシリスの天空竜》]]|VJMP-JP064|[[Vジャンプ(2012年2月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2012]]|| |[[《光の創造神 ホルアクティ》]]|YGOPR-JP001|[[「光の創造神 ホルアクティ」プレゼントキャンペーン>プロモカード#YGOPR]]|[[TCG]]・デュエルリンクス・マスターデュエル未登場| |[[《青眼の白龍》]]|VJMP-JP080|[[Vジャンプ(2013年7月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2013]]|| |[[《青眼の白龍》]]|JMPR-JP001|[[ジャンプ流 vol.08 付属カード>書籍付属カード#sonota]]|| |[[《青眼の究極亜竜》]]|20TH-JPC00|[[20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION]]|ゲーム未実装| |[[《マジシャン・オブ・ブラックカオス・MAX》]]|20TH-JPC01|~|ゲーム未登場| |[[《守護神エクゾディア》]]|20TH-JPC02|~|ゲーム未登場| |[[《守護神官マナ》]]|20TH-JPC03|~|ゲーム未登場| |[[《真紅眼の亜黒竜》]]|20TH-JPC04|~|ゲーム未登場| |[[《ネオ・カイザー・グライダー》]]|20TH-JPC05|~|ゲーム未登場| |[[《アンクリボー》]]|VJMP-JP159|[[Vジャンプ(2019年4月号) 付属カード>書籍付属カード#VJ2019]]|[[TCG]]・ゲーム未登場| |[[《真エクゾディア》]]|YMAB-JP001|[[MONSTER ART BOX 付属カード>書籍付属カード#sonota]]|[[TCG]]・ゲーム未登場| **関連リンク [#link] -[[スタジオ・ダイス]] -[[データベース]]
[[コメント/トップページ]] *&ruby(たかはし){高橋};&ruby(かずき){和希}; [#top] [[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]の原作にあたる漫画『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』を執筆した漫画家(1961〜2022)。~ 1981年に週刊少年サンデーでデビューしその後、講談社の週刊少年マガジンで原作者→集英社のジャンプと会社を移籍するも、長らくヒット作が出ない状態が続いた。~ 1996年に週刊少年ジャンプで連載を開始した漫画『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』は、毎話異なるゲームで主人公が悪人と対決するという内容で、当初はさほど人気の高い作品ではなかった。~ だが、[[カード]]ゲーム「マジック&ウィザーズ」が登場した話は反響が高かった事から、『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』は「決闘者の王国編」から[[カード]]ゲーム漫画へと方向転換し、人気が爆発する。~ 人気作となった『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』は様々なメディアミックスが行われ、2度のアニメ化、そして[[カード]]ゲーム化を果たした。~ 1998年放送のアニメ第一作(俗に「東映版」)とバンダイによる[[カードダス]]版を経て、1999年には遊戯王を原作とするゲームソフトを販売していた[[KONAMI]]が''『[[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]』([[OCG]])''を発売。~ 2000年のアニメ第二作『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の放送開始を迎えた頃の高橋氏の年収は、当時の長者番付(高額納税者公示制度、2006年に個人情報保護を観点に廃止)の文化人部門にて第一位へ登り詰めるほどとなった。~ また、おもに税金などの財政・商品の版権など作品管理の都合から画業を法人化する漫画家は少なくなく、氏も1999年に「[[スタジオ・ダイス]]」を設立した。~ 高い人気を誇った『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』であるが、週刊連載の激務で高橋氏が体調を崩した事もあり、2004年に週刊少年ジャンプでの長期連載を終了。~ 文庫版遊戯王の作者後記のあとがきでは「原作の記憶編から戦いの儀最終盤面にかけて、体調の悪化により大幅にシナリオを削除している」と作者自ら述べている。~ その連載終了後には長期連載を二度と手掛ける事はなかったが、数作の短編や短期連載作品を発表している。~ 遊戯王シリーズはその後、GX・5D's・ZEXALとアニメ・漫画ともに継続したが、高橋氏は各作品のメインキャラクターと基本設定の作成のみを行った。~ その間接的な関与も『遊☆戯☆王ZEXAL』で終了し、『遊☆戯☆王ARC-V』以降は高橋氏はキャラクターデザイン等にも関与していない。~ 2016年公開の映画『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は漫画『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』の続編として位置づけられ、高橋氏が脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮として大きく関与。~ これに合わせ、12年ぶりの高橋氏自身による『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』続編漫画『TRANSCEND・GAME 遊☆戯☆王』が執筆され、週刊少年ジャンプに2週連続掲載された。~ 2022年7月に急逝。享年60歳であった。~ //死因については触れない方針。作成提案の議論参照。 https://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=2393 -長らく全ての[[OCG]][[カード]]の右下に権利者として名前が記載されていたが、第11期(2020年4月〜)から記載されなくなった。~ 変遷は以下の通り。 --第1期:(c)高橋和希/集英社 --第2〜10期:(c)高橋和希 [[スタジオ・ダイス]]/集英社 --第11期〜:(c)[[スタジオ・ダイス]]/集英社・テレビ東京・[[KONAMI]] -[[OCG]]には高橋氏の描き下ろし[[イラスト]]を[[使用]]した[[カード]]も存在している。~ --初めて描き下ろし[[イラスト]]が使用されたのは[[書籍付属カード]]の[[《友情 YU−JYO》]]・[[《結束 UNITY》]]。~ その直後、この2枚と関連する[[効果]]を持つ[[《ファラオの審判》]]も[[遊☆戯☆王 第31巻 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]として登場した。 --[[OCG]]シリーズ10周年を記念した[[ANNIVERSARY PACK]]では「Kaz」または「kaz.」のサイン入り・周囲の枠を無くした拡大版[[イラスト]]の[[カード]]が登場。~ これ以降に発売された高橋氏[[イラスト]]版カードは全て同仕様となっている。~ --「描き下ろし[[イラスト]]で初登場した[[カード]]」および「描き下ろし[[イラスト]]を使用した([[イラスト]]違い)[[カード]]」は、再録が極端に少ない。~ そのまま再録されたことがあるのは[[《友情 YU−JYO》]]・[[《結束 UNITY》]]のみ、[[三幻神]]の再録は全て別の[[イラスト]]版で、''その他で該当する[[カード]]は現在までに一切再録されていない。''~ ---[[三幻神]]は当時[[使用不可カード]]だったとはいえ、一応[[ゲームボーイDM4付属カード>ゲーム付属カード#DM4]]が先行して登場していた。~ ---[[海外向けのイラスト修正>海外版イラスト変更カード]](露出度の高い女性・十字架のデザインなど)も[[KONAMI]]主導では行えないらしく、例えば[[ANNIVERSARY PACK]]版[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]は10年後の[[The Lost Art Promotion]]まで[[海外未発売カード]]であった。~ ---このような扱いになっている事情は明らかにされていない。~ 一説には、高橋氏の描き下ろし[[イラスト]]とその[[カード]]は、その一つ一つが絵画のように厳格な著作権で管理されており、再録や改変が制限されているのではないか、と言われている。~ --サインのないものは、原作出身[[カード]]・原作と同じ構図などの特徴があっても、高橋氏以外が描いている、または再録が許可されていると思われる。~ 原作と同じ構図だがアニメ版との折衷案で新たに描き起こされたことがわかる[[《ソウルエナジーMAX!!》]]や、後年のゲーム作品でも収録されている[[《友情 YU−JYO》]]・[[《結束 UNITY》]]・[[《ファラオの審判》]]が存在する。~ この他にも、漫画単行本などに[[モンスター]]の設定画が掲載され、デザインのみ担当したと明かされているものがある。~ ---アニメ・ゲーム業界では、一人だけで担当できないほど多数のイラストが必要であり、制作チーム内での画風の模倣は一般的な行為である。~ [[OCG]]で言えば、三ヶ月(四半期)毎に発売される基本パックの[[カード]]だけでも80枚存在する。~ 漫画も週刊・月刊の長期連載にアシスタントは欠かせないと言ってもいい存在であり、初代『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』以外の漫画作品を手がけているのは、ほぼ全員が高橋氏の元アシスタントである。~ -『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』がカードゲーム漫画への路線変更で人気を博したのは、当時黎明期にあったカードゲームの流行に加えて、高橋氏によるデザインやアイディアの秀逸さ、また[[カード]]と[[デュエル]]を通じて描くドラマの魅力が大きく寄与したと言えるだろう。~ --[[《ブラック・マジシャン》]]・[[《青眼の白龍》]]・[[《真紅眼の黒竜》]]・[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を筆頭とする原作漫画出身の[[モンスター]]たちの多くは、[[OCG]]25周年を経てなお支持され続けている。~ --当初は「闇のゲーム」の力で[[カード]]の[[モンスター]]が実体化して戦う構図が作り出されていたが、後にそれを「ソリッドビジョン」で科学的に再現する設定により、登場人物の区別無く演出できるようになった。~ 更に「デュエルディスク」によってテーブルを無くし、プレイヤーのダイナミックな動きも可能となり、構図の自由度を飛躍的に向上させた。~ --『[[遊☆戯☆王>《遊☆戯☆王》]]』の連載終了以降は自身が連載を手掛けなかったこともあって、劇場版『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』までの間は、表舞台で目立った活躍は多く見られていないように思える。~ しかし実際のところ、前述の通り作品の企画段階での関与は大きい。 ---GXでは、一部のキャラクター、[[E・HERO]]や[[《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》]]のデザイン原案を手掛けていたことが明らかになっている。~ ---5D'sでも主要キャラクター及び、「[[シンクロ召喚]]」の原案、「[[ライディング・デュエル>《ライディング・デュエル!アクセラレーション!》]]」はイメージイラスト付きの原案という、この作品の二つの大きな特徴を担っている。~ ---ZEXALでも主要キャラクター原案に関わっている事が確認されている。~ (上記作品らはいずれも[[スタジオ・ダイス]]の公式HPにて、ラフスケッチが公開されていたが現在非公開)~ --『Magic: The Gathering(MTG, マジック:ザ・ギャザリング)』は原作漫画における「マジック&ウィザーズ」の元ネタとなった世界初のTCG商品であり、[[OCG]]とは業界内で競合する関係にある。~ しかしながら、高橋氏の死去に際して、公式X(Twitter)の追悼文では[[「トレーディングカードゲームという文化が日本、そして世界で大きく盛り上がるきっかけを作っていただいた偉大な人物」>https://x.com/mtgjp/status/1545221222933606400]]と讃えられている。~ -[[KONAMI]]のゲーム作品において―~ 高橋氏[[イラスト]]デザインの[[カード]]の使用制限はゲーム作品にも影響が及んでいる。~ 「TAG FORCE SPECIAL」(2015年)までは収録されていたのだが、「デュエルリンクス」(2016年〜)「マスターデュエル」(2022年〜)においてはほぼ全て収録されていない。~ [[《光の創造神 ホルアクティ》]]は特に希少価値が高く、これを使用できる点で「TAG FORCE SPECIAL」は稀有な作品といえる。 **高橋和希氏描き下ろし[[イラスト]]の[[カード]]一覧 [#list] ※描き下ろしでない[[イラスト]]の[[カード]]が存在しないために[[TCG]]やゲームに登場できていない[[カード]]は備考欄に記載 //初登場順 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |[[カード名]]|[[カードナンバー]]|収録パック|備考|h |[[《友情 YU−JYO》]]|YCB-001|[[遊戯王キャラクターズガイド「真理の福音」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |~|YCB2-JP001|[[遊戯王キャラクターズガイド「千年の書」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |[[《結束 UNITY》]]|YCB-002|[[遊戯王キャラクターズガイド「真理の福音」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |~|YCB2-JP002|[[遊戯王キャラクターズガイド「千年の書」 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| |[[《ファラオの審判》]]|JCY-001|[[遊☆戯☆王 第31巻 付属カード>書籍付属カード#yugioh]]|| 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