UpperDeck
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*&ruby(アッパーデック){UpperDeck}; [#top] 過去に海外版『[[YU-GI-OH! TRADING CARD GAME]]』を販売していたアメリカの企業。~ 正式名称は「Upper Deck Entertainment」。~ 元々は、メジャーリーグベースボール・アイスホッケー・アメリカンフットボール・バスケットボールなどと提携したトレーディングカードを販売する企業であった。~ それまで子供向けの玩具と見なされていたトレーディングカードに「サイン入り・シリアルナンバー入りカード」「ホログラムカード」といった大人も夢中にさせる収集要素を導入し、トレーディングカード市場を大きく拡大させた。~ 2001年に[[KONAMI]]とライセンスを契約し、北米で[[YU-GI-OH! TRADING CARD GAME]]の販売を開始し、2002年には欧州での展開のライセンスも取得した。~ 世界大会を運営したり、海外の[[禁止・制限カード]]を制定するなどしていた。~ しかし、あろうことか''公式ライセンス企業でありながら、約61万枚の偽造[[カード]]を製造していた''事が判明。~ 米国現地時間2008年12月11日に[[KONAMI]]から[[YU-GI-OH! TRADING CARD GAME]]に関する業務のUpperDeckから[[KONAMI]](Konami Digital Entertainment)への移行が発表された。~ UpperDeckは[[KONAMI]]と裁判で争っていたが、2009年2月に和解、現在は世界大会等を含む遊戯王[[TCG]]事業から手を引いている。~ #contents **UpperDeck社[[カード]]偽造事件 [#fake] UpperDeck社による遊戯王[[TCG]][[カード]]の偽造事件。~ [[KONAMI]]との訴訟の経過と、その中で明らかになった経緯は以下の通りである。~ -''会長による偽造指示''~ 2006年、UpperDeck社会長(当時)リチャード・マクウィリアムは、同社の社員に「人気があり価値のある[[カード]]」のリストを提出するよう指示。~ リストを受け取ったリチャードは、このリストの[[カード]]を偽造するよう、同社の副社長に指示した。~ 2007年にこのリストに基づく偽造[[カード]]が中国国内で製造され、米国へと送付される。~ これらはVintage Sports Cards社にて、売れ残っていた正規品パック3つと偽造[[カード]]3枚をパックした[[セット]]商品となり、市場へと流通した。~ -''偽造[[カード]]の発見''~ 2008年8月、[[KONAMI]]関係者が米国ロサンゼルスのToys “R” Us(トイザらス)店舗で、偽造[[カード]]が封入されたセット商品を発見・購入する。~ このセットはToys “R” Us以外にもKmartやWal-Martに流通していたため、[[KONAMI]]によって回収された。~ パッケージには「packaged and distributed by Vintage Sports Cards(ヴィンテージスポーツ[[カード]]社によるパッケージングおよび販売)」と記載されていた。~ これを受け同年10月、[[KONAMI]]は販売差し止めを求め、ロサンゼルス連邦地方裁判所においてVintage Sports Cardsを提訴。~ //https://www.iptrademarkattorney.com/los-angeles-trademark-attorney-konami-trademark-litigation-yu-gi-oh-japanese-manga/ 訴訟の過程でVintage Sports Cardsは、偽造[[カード]]を供給していたのがUpperDeckであることを示す証拠を提出した。~ //https://icv2.com/articles/comics/view/13988/counterfeit-yu-gi-oh-rares //https://icv2.com/articles/comics/view/14158/upper-deck-source-counterfeit-ygo-cards -''[[KONAMI]]とUpperDeckの法廷闘争''~ これを受けて[[KONAMI]]はUpperDeckを被告に加えるため召喚状を送付したが、UpperDeckはこれを拒否し、12月10日にネバダ州連邦地方裁判所で逆に[[KONAMI]]を契約違反および名誉毀損で提訴する。~ 翌12月11日、[[KONAMI]]はUpperDeckとの契約を打ち切り、[[TCG]]の流通・サポート・管理権を自社で取得すると発表した。~ これに対しUpperDeckは16日、アムステルダム裁判所に契約解除の差し止めを求める訴訟を起こし、24日に受理された結果、ヨーロッパ・ラテンアメリカ・オセアニア地域での措置が一時停止された。~ 2009年1月14日、UpperDeckは[[KONAMI]]が[[Champion Pack]]を供給していないことを非難したが、[[KONAMI]]はすでに契約を解除しており、自社が正規代理店であると発表した。~ 1月25日、UpperDeckは改めて偽造行為を否定する声明を出す。~ -''決定的証拠の提出と和解''~ 1月下旬に[[KONAMI]]は、UpperDeckによる偽造防止ホログラムの偽造、中国の印刷業者との取引を示す電子メール、CEO主導の組織的関与、隠蔽工作を示す証拠を裁判所へ提出した。~ これらの証拠により、UpperDeckが[[カード]]偽造に関与したことは決定的となった。~ UpperDeckは、問題の[[カード]]は偽造ではなく無認可のプロモカードであり、在庫処分用セット販売の一環として無償配布したと主張し反論した。~ 最終的に2009年2月26日、カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所はUpperDeckのアメリカ国内におけるライセンス停止を命じ、4月15日にはアムステルダム裁判所でもヨーロッパ・ラテンアメリカ・オセアニア地域でのライセンス停止が決定された。~ 一方でUpperDeckは2月26日にネバダ州連邦地方裁判所に商標侵害で、3月20日にカリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所に販売契約違反などで反訴している。~ 2010年1月10日、UpperDeckの偽造および商標侵害が正式に認定され、UpperDeckの反訴は取り下げられた。~ 同月26日、UpperDeckが非公開の和解金を支払うことで和解が成立し、訴訟は終結した。~ //https://www.iptrademarkattorney.com/court_denies_konamis_prelimina/ //https://www.iptrademarkattorney.com/upper_deck_enjoined_from_selli/ //https://labusinessjournal.com/manufacturing/card-maker-decks-us-distributor/ //https://www.iptrademarkattorney.com/settle-settlement-upper-deck-counterfeit-yu-gi-oh-konami/ --和解内容は明らかにされていないが、[[KONAMI]]が得た和解金の額は遊戯王[[TCG]]の市場規模に比してかなり低額であったようである。~ 「和解金はおそらく弁護士費用よりも低い」とマクウィリアムは語っている。~ //https://labusinessjournal.com/manufacturing/card-maker-decks-us-distributor/ 一方でUpperDeck側弁護士は「現時点でUpperDeckの[[ライフポイント]]はほとんど残っていない」と述べている。~ //https://web.archive.org/web/20121115114002/http://www.animeanime.biz/all/2010020401/ --UpperDeckは、この一件で大きく信用を落とし、それまで22年間続いていたMLBとの独占契約を解除されたり、スポーツ系トレーディングカードの版権を巡って別の会社からも訴えられるなどした。~ その後は祖業であるスポーツ系トレーディングカードに回帰して事業を立て直し、[[OCG]][[第13期]]の現在も事業を継続している。~ --同社がなぜ[[カード]]偽造というあまりにリスクの高い行為に手を染めたのかは謎のままに終わった。~ 同社は偽造した[[カード]]をVintage Sports Cards社に無料で納入しており、偽造が同社の利益になった様子がまったくないのである。~ 偽造を指示したリチャード・マクウィリアムは2013年に死去しており、今となってはその目的は確かめるすべもない。~ ***UpperDeck製偽造[[カード]] [#ee4689bd] 訴訟の中で、UpperDeckは以下の[[カード]]・枚数を偽造した事が明らかになっている。~ |[[カード名]]|偽造枚数|h |[[《Elemental HERO Flame Wingman》>《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]|60000枚| |[[《Destiny HERO – Dreadmaster》>《D−HERO ドレッドガイ》]]|50000枚| |[[《Elemental HERO Aqua Neos》>《E・HERO アクア・ネオス》]]|60000枚| |[[《Water Dragon》>《ウォーター・ドラゴン》]]|50000枚| |[[《Elemental HERO Electrum》>《E・HERO エリクシーラー》]]|60000枚| |[[《Elemental HERO Mudballman》>《E・HERO マッドボールマン》]]|50000枚| |[[《The Flute of Summoning Kuriboh》>《クリボーを呼ぶ笛》]]|50000枚| |[[《Mist Body》>《ミスト・ボディ》]]|55000枚| |[[《White-Horned Dragon》>《ホワイト・ホーンズ・ドラゴン》]]|60000枚| 以上が2007年に第一陣として出荷された49万5000枚の内訳である。~ 最終的にUpperdeck社は61万1000枚の偽造を認めたため、この他に内訳不明の偽造カードが11万6000枚存在した事になる。 -[[TCG]]の初版[[カード]]は、[[カード]]に[[1st Edition]]と記載されており、さらに偽造防止ホログラムが金色という特徴がある。~ しかし、これらの偽造[[カード]]は[[1st Edition]]と表記されているのに、右下の偽造防止ホログラムが銀色である。~ [[TCG]]を集めている者であれば容易に気付ける、非常に初歩的な誤りである。~ さらに紙の厚みが薄い、[[アルティメットレア>Ultimate]]の彫りが異なるなど、偽造[[カード]]のクオリティは稚拙なものであった。~ //http://www.iptrademarkattorney.com/yu-gi-oh-konami-upper-deck-elemental-hero-aqua-neos.JPG -9枚中6枚は[[マクドナルドのキャンペーン>McDonald's Promotional Series#k9b2ba12]]の[[カード]]で、残り3枚は直近のパックのアニメ出身[[カード]]である。~ **[[プレイヤー]]からの評価 [#f4c3f736] UpperDeck時代の[[TCG]]の商業展開・運営方針は、[[プレイヤー]]から苦言を呈される点が少なくなかった。~ -[[TCG]]の大会では[[TCG]]の他言語版[[カード]]の[[使用]]は制限されない一方、[[OCG]]の他言語版は[[使用]]できないルールが制定されていた。~ 例えば英語圏の大会でもフランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語版などの[[使用]]は制限されない一方、日本語版・英語版(アジア版)・韓国語版の[[カード]]はUpperDeck主催の大会では[[使用]]できなかった。~ 逆に当時は[[KONAMI]]が主催する大会ではUpperDeckが発行する[[カード]]は[[海外オリジナル>日本未発売カード]]を除いて[[使用]]できた。~ このため、[[TCG]]の[[レアリティ]]が低く入手しやすい[[カード]]を[[OCG]]で[[使用]]できるため、[[デッキ]]構築難易度に大きな差が開いていた。~ 購買者の囲い込みという阿漕な販売戦略には国内外の[[プレイヤー]]から批判の声が少なからず上がっていた。~ --欧米圏では日本語・韓国語が理解できる人間が少なく審判の負担が増えるので合理的という意見もある。~ 英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語は同じラテンアルファベットのため相互に理解の障壁が低い。~ -[[TCG]]では独自にルールや[[裁定]]を決めており、独自の用語を制定するなど[[OCG]]とのルールに差ができていた。~ [[《ポールポジション》]]や[[《E・HERO ランパートガンナー》]]などには、ルールに違いがあり[[コンボ]]が一方でしか成立できずまともに[[プレイ]]できないという問題もあった。~ --当時の[[KONAMI]]の[[裁定]]には[[調整中]]が多いことが非難されていたため、正常な運営のために独自のルールは必須だったと擁護する意見もある。~ -[[レアリティ]]の変更が行われた。~ [[Secret]]は[[OCG]]・[[TCG]]では廃止済みであった、[[Strike of Neos]]から再導入した。~ しかも[[Secret]]が9種類もあるため、封入率は単純計算でも[[Secret]]の中でも1/9と著しく低くなり、特定の[[Secret]]を入手するために9倍のパックの購入が必要となった(廃止前の[[第3期]]の[[Secret]]は[[OCG]]では1種類のみ、[[TCG]]は2種類)。~ [[Tactical Evolution]]では[[Secret]]が10種類に増加した上、さらに上位の[[Ghost>Holographic]]を導入した。~ [[Gladiator's Assault]]では[[Secret]]が15種類に増加した。~ その後、[[Phantom Darkness]]・[[Light of Destruction]]は10種類、[[The Duelist Genesis]]以降は8種類に落ち着いている。~ --[[OCG]]と[[TCG]]で同じパックでも[[レアリティ]]の格上げが行われた。~ [[Rare]]→[[Secret]]となった[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]などは[[OCG]]での有用性が知られていながら入手難易度には天と地ほど格差があった。~ -[[The Duelist Genesis]]発売時には一般客はおろか問屋や販売店にも知らせずに商品の大幅な仕様変更を行い、大きな混乱を招いた。~ [[TCG]]には一般パックの[[カード]]には[[1st Edition]]という限定仕様があり、[[1st Edition]]の[[カード]]は通常のUnlimited Editionの[[カード]]より希少性が高く、コレクターの間で高い価値で取引されていた。~ 一般パックの[[1st Edition]]は通常は早期に流通したパックのみがこの仕様になっていたため早期に購入する必要があった。~ しかし、[[The Duelist Genesis]]の[[1st Edition]]はこの従来の方法で入手不能であり、[[セット]]商品の[[Tin]]に封入された[[The Duelist Genesis]]のみが[[1st Edition]]という仕様に事前通告もなく変更されていた。~ その後の[[Crossroads of Chaos]]以降も同じ仕様で販売された。~ --[[Tin]]限定となるため、これらのパックの[[カード]]の[[1st Edition]]は高価値になっていて、その中でも高[[レアリティ]]の[[カード]]の価値はさらに跳ね上がっている。~ -こうした点が批判の[[対象]]となっていたものの、実のところ[[KONAMI]]自身の販売になった後も変わっていない点も多い。~ 強力[[カード]]のレアリティの格上げは[[KONAMI]]の運営になった後も引き続き行われている。~ [[OCG]]と[[TCG]]での[[裁定]]の食い違いは[[KONAMI]]の運営になった後も引き続き存在し、[[《闇の護封剣》]]で食い違いが生じて世界大会で問題になるなどしている。~ 他言語版の公式大会での[[使用]]禁止は日本の[[OCG]]でも2013年8月から導入されている。~ **関連[[リンク]] [#link] -[[KONAMI]] -[[集英社]] -[[《The Seal of Orichalcos》>《オレイカルコスの結界》#top2]](UpperDeck版プロモカード・使用不可カード) -[[データベース]] **外部[[リンク]] [#externallink] -[[UpperDeck公式サイト>https://upperdeck.com]]
*&ruby(アッパーデック){UpperDeck}; [#top] 過去に海外版『[[YU-GI-OH! TRADING CARD GAME]]』を販売していたアメリカの企業。~ 正式名称は「Upper Deck Entertainment」。~ 元々は、メジャーリーグベースボール・アイスホッケー・アメリカンフットボール・バスケットボールなどと提携したトレーディングカードを販売する企業であった。~ それまで子供向けの玩具と見なされていたトレーディングカードに「サイン入り・シリアルナンバー入りカード」「ホログラムカード」といった大人も夢中にさせる収集要素を導入し、トレーディングカード市場を大きく拡大させた。~ 2001年に[[KONAMI]]とライセンスを契約し、北米で[[YU-GI-OH! TRADING CARD GAME]]の販売を開始し、2002年には欧州での展開のライセンスも取得した。~ 世界大会を運営したり、海外の[[禁止・制限カード]]を制定するなどしていた。~ しかし、あろうことか''公式ライセンス企業でありながら、約61万枚の偽造[[カード]]を製造していた''事が判明。~ 米国現地時間2008年12月11日に[[KONAMI]]から[[YU-GI-OH! TRADING CARD GAME]]に関する業務のUpperDeckから[[KONAMI]](Konami Digital Entertainment)への移行が発表された。~ UpperDeckは[[KONAMI]]と裁判で争っていたが、2009年2月に和解、現在は世界大会等を含む遊戯王[[TCG]]事業から手を引いている。~ #contents **UpperDeck社[[カード]]偽造事件 [#fake] UpperDeck社による遊戯王[[TCG]][[カード]]の偽造事件。~ [[KONAMI]]との訴訟の経過と、その中で明らかになった経緯は以下の通りである。~ -''会長による偽造指示''~ 2006年、UpperDeck社会長(当時)リチャード・マクウィリアムは、同社の社員に「人気があり価値のある[[カード]]」のリストを提出するよう指示。~ リストを受け取ったリチャードは、このリストの[[カード]]を偽造するよう、同社の副社長に指示した。~ 2007年にこのリストに基づく偽造[[カード]]が中国国内で製造され、米国へと送付される。~ これらはVintage Sports Cards社にて、売れ残っていた正規品パック3つと偽造[[カード]]3枚をパックした[[セット]]商品となり、市場へと流通した。~ -''偽造[[カード]]の発見''~ 2008年8月、[[KONAMI]]関係者が米国ロサンゼルスのToys “R” Us(トイザらス)店舗で、偽造[[カード]]が封入されたセット商品を発見・購入する。~ このセットはToys “R” Us以外にもKmartやWal-Martに流通していたため、[[KONAMI]]によって回収された。~ パッケージには「packaged and distributed by Vintage Sports Cards(ヴィンテージスポーツ[[カード]]社によるパッケージングおよび販売)」と記載されていた。~ これを受け同年10月、[[KONAMI]]は販売差し止めを求め、ロサンゼルス連邦地方裁判所においてVintage Sports Cardsを提訴。~ //https://www.iptrademarkattorney.com/los-angeles-trademark-attorney-konami-trademark-litigation-yu-gi-oh-japanese-manga/ 訴訟の過程でVintage Sports Cardsは、偽造[[カード]]を供給していたのがUpperDeckであることを示す証拠を提出した。~ //https://icv2.com/articles/comics/view/13988/counterfeit-yu-gi-oh-rares //https://icv2.com/articles/comics/view/14158/upper-deck-source-counterfeit-ygo-cards -''[[KONAMI]]とUpperDeckの法廷闘争''~ これを受けて[[KONAMI]]はUpperDeckを被告に加えるため召喚状を送付したが、UpperDeckはこれを拒否し、12月10日にネバダ州連邦地方裁判所で逆に[[KONAMI]]を契約違反および名誉毀損で提訴する。~ 翌12月11日、[[KONAMI]]はUpperDeckとの契約を打ち切り、[[TCG]]の流通・サポート・管理権を自社で取得すると発表した。~ これに対しUpperDeckは16日、アムステルダム裁判所に契約解除の差し止めを求める訴訟を起こし、24日に受理された結果、ヨーロッパ・ラテンアメリカ・オセアニア地域での措置が一時停止された。~ 2009年1月14日、UpperDeckは[[KONAMI]]が[[Champion Pack]]を供給していないことを非難したが、[[KONAMI]]はすでに契約を解除しており、自社が正規代理店であると発表した。~ 1月25日、UpperDeckは改めて偽造行為を否定する声明を出す。~ -''決定的証拠の提出と和解''~ 1月下旬に[[KONAMI]]は、UpperDeckによる偽造防止ホログラムの偽造、中国の印刷業者との取引を示す電子メール、CEO主導の組織的関与、隠蔽工作を示す証拠を裁判所へ提出した。~ これらの証拠により、UpperDeckが[[カード]]偽造に関与したことは決定的となった。~ UpperDeckは、問題の[[カード]]は偽造ではなく無認可のプロモカードであり、在庫処分用セット販売の一環として無償配布したと主張し反論した。~ 最終的に2009年2月26日、カリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所はUpperDeckのアメリカ国内におけるライセンス停止を命じ、4月15日にはアムステルダム裁判所でもヨーロッパ・ラテンアメリカ・オセアニア地域でのライセンス停止が決定された。~ 一方でUpperDeckは2月26日にネバダ州連邦地方裁判所に商標侵害で、3月20日にカリフォルニア州中央地区連邦地方裁判所に販売契約違反などで反訴している。~ 2010年1月10日、UpperDeckの偽造および商標侵害が正式に認定され、UpperDeckの反訴は取り下げられた。~ 同月26日、UpperDeckが非公開の和解金を支払うことで和解が成立し、訴訟は終結した。~ //https://www.iptrademarkattorney.com/court_denies_konamis_prelimina/ //https://www.iptrademarkattorney.com/upper_deck_enjoined_from_selli/ //https://labusinessjournal.com/manufacturing/card-maker-decks-us-distributor/ //https://www.iptrademarkattorney.com/settle-settlement-upper-deck-counterfeit-yu-gi-oh-konami/ --和解内容は明らかにされていないが、[[KONAMI]]が得た和解金の額は遊戯王[[TCG]]の市場規模に比してかなり低額であったようである。~ 「和解金はおそらく弁護士費用よりも低い」とマクウィリアムは語っている。~ //https://labusinessjournal.com/manufacturing/card-maker-decks-us-distributor/ 一方でUpperDeck側弁護士は「現時点でUpperDeckの[[ライフポイント]]はほとんど残っていない」と述べている。~ //https://web.archive.org/web/20121115114002/http://www.animeanime.biz/all/2010020401/ --UpperDeckは、この一件で大きく信用を落とし、それまで22年間続いていたMLBとの独占契約を解除されたり、スポーツ系トレーディングカードの版権を巡って別の会社からも訴えられるなどした。~ その後は祖業であるスポーツ系トレーディングカードに回帰して事業を立て直し、[[OCG]][[第13期]]の現在も事業を継続している。~ --同社がなぜ[[カード]]偽造というあまりにリスクの高い行為に手を染めたのかは謎のままに終わった。~ 同社は偽造した[[カード]]をVintage Sports Cards社に無料で納入しており、偽造が同社の利益になった様子がまったくないのである。~ 偽造を指示したリチャード・マクウィリアムは2013年に死去しており、今となってはその目的は確かめるすべもない。~ ***UpperDeck製偽造[[カード]] [#ee4689bd] 訴訟の中で、UpperDeckは以下の[[カード]]・枚数を偽造した事が明らかになっている。~ |[[カード名]]|偽造枚数|h |[[《Elemental HERO Flame Wingman》>《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]|60000枚| |[[《Destiny HERO – Dreadmaster》>《D−HERO ドレッドガイ》]]|50000枚| |[[《Elemental HERO Aqua Neos》>《E・HERO アクア・ネオス》]]|60000枚| |[[《Water Dragon》>《ウォーター・ドラゴン》]]|50000枚| |[[《Elemental HERO Electrum》>《E・HERO エリクシーラー》]]|60000枚| |[[《Elemental HERO Mudballman》>《E・HERO マッドボールマン》]]|50000枚| |[[《The Flute of Summoning Kuriboh》>《クリボーを呼ぶ笛》]]|50000枚| |[[《Mist Body》>《ミスト・ボディ》]]|55000枚| |[[《White-Horned Dragon》>《ホワイト・ホーンズ・ドラゴン》]]|60000枚| 以上が2007年に第一陣として出荷された49万5000枚の内訳である。~ 最終的にUpperdeck社は61万1000枚の偽造を認めたため、この他に内訳不明の偽造カードが11万6000枚存在した事になる。 -[[TCG]]の初版[[カード]]は、[[カード]]に[[1st Edition]]と記載されており、さらに偽造防止ホログラムが金色という特徴がある。~ しかし、これらの偽造[[カード]]は[[1st Edition]]と表記されているのに、右下の偽造防止ホログラムが銀色である。~ [[TCG]]を集めている者であれば容易に気付ける、非常に初歩的な誤りである。~ さらに紙の厚みが薄い、[[アルティメットレア>Ultimate]]の彫りが異なるなど、偽造[[カード]]のクオリティは稚拙なものであった。~ //http://www.iptrademarkattorney.com/yu-gi-oh-konami-upper-deck-elemental-hero-aqua-neos.JPG -9枚中6枚は[[マクドナルドのキャンペーン>McDonald's Promotional Series#k9b2ba12]]の[[カード]]で、残り3枚は直近のパックのアニメ出身[[カード]]である。~ **[[プレイヤー]]からの評価 [#f4c3f736] UpperDeck時代の[[TCG]]の商業展開・運営方針は、[[プレイヤー]]から苦言を呈される点が少なくなかった。~ -[[TCG]]の大会では[[TCG]]の他言語版[[カード]]の[[使用]]は制限されない一方、[[OCG]]の他言語版は[[使用]]できないルールが制定されていた。~ 例えば英語圏の大会でもフランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語版などの[[使用]]は制限されない一方、日本語版・英語版(アジア版)・韓国語版の[[カード]]はUpperDeck主催の大会では[[使用]]できなかった。~ 逆に当時は[[KONAMI]]が主催する大会ではUpperDeckが発行する[[カード]]は[[海外オリジナル>日本未発売カード]]を除いて[[使用]]できた。~ このため、[[TCG]]の[[レアリティ]]が低く入手しやすい[[カード]]を[[OCG]]で[[使用]]できるため、[[デッキ]]構築難易度に大きな差が開いていた。~ 購買者の囲い込みという阿漕な販売戦略には国内外の[[プレイヤー]]から批判の声が少なからず上がっていた。~ --欧米圏では日本語・韓国語が理解できる人間が少なく審判の負担が増えるので合理的という意見もある。~ 英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語は同じラテンアルファベットのため相互に理解の障壁が低い。~ -[[TCG]]では独自にルールや[[裁定]]を決めており、独自の用語を制定するなど[[OCG]]とのルールに差ができていた。~ [[《ポールポジション》]]や[[《E・HERO ランパートガンナー》]]などには、ルールに違いがあり[[コンボ]]が一方でしか成立できずまともに[[プレイ]]できないという問題もあった。~ --当時の[[KONAMI]]の[[裁定]]には[[調整中]]が多いことが非難されていたため、正常な運営のために独自のルールは必須だったと擁護する意見もある。~ -[[レアリティ]]の変更が行われた。~ [[Secret]]は[[OCG]]・[[TCG]]では廃止済みであった、[[Strike of Neos]]から再導入した。~ しかも[[Secret]]が9種類もあるため、封入率は単純計算でも[[Secret]]の中でも1/9と著しく低くなり、特定の[[Secret]]を入手するために9倍のパックの購入が必要となった(廃止前の[[第3期]]の[[Secret]]は[[OCG]]では1種類のみ、[[TCG]]は2種類)。~ [[Tactical Evolution]]では[[Secret]]が10種類に増加した上、さらに上位の[[Ghost>Holographic]]を導入した。~ [[Gladiator's Assault]]では[[Secret]]が15種類に増加した。~ その後、[[Phantom Darkness]]・[[Light of Destruction]]は10種類、[[The Duelist Genesis]]以降は8種類に落ち着いている。~ --[[OCG]]と[[TCG]]で同じパックでも[[レアリティ]]の格上げが行われた。~ [[Rare]]→[[Secret]]となった[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]などは[[OCG]]での有用性が知られていながら入手難易度には天と地ほど格差があった。~ -[[The Duelist Genesis]]発売時には一般客はおろか問屋や販売店にも知らせずに商品の大幅な仕様変更を行い、大きな混乱を招いた。~ [[TCG]]には一般パックの[[カード]]には[[1st Edition]]という限定仕様があり、[[1st Edition]]の[[カード]]は通常のUnlimited Editionの[[カード]]より希少性が高く、コレクターの間で高い価値で取引されていた。~ 一般パックの[[1st Edition]]は通常は早期に流通したパックのみがこの仕様になっていたため早期に購入する必要があった。~ しかし、[[The Duelist Genesis]]の[[1st Edition]]はこの従来の方法で入手不能であり、[[セット]]商品の[[Tin]]に封入された[[The Duelist Genesis]]のみが[[1st Edition]]という仕様に事前通告もなく変更されていた。~ その後の[[Crossroads of Chaos]]以降も同じ仕様で販売された。~ --[[Tin]]限定となるため、これらのパックの[[カード]]の[[1st Edition]]は高価値になっていて、その中でも高[[レアリティ]]の[[カード]]の価値はさらに跳ね上がっている。~ -こうした点が批判の[[対象]]となっていたものの、実のところ[[KONAMI]]自身の販売になった後も変わっていない点も多い。~ 強力[[カード]]のレアリティの格上げは[[KONAMI]]の運営になった後も引き続き行われている。~ [[OCG]]と[[TCG]]での[[裁定]]の食い違いは[[KONAMI]]の運営になった後も引き続き存在し、[[《闇の護封剣》]]で食い違いが生じて世界大会で問題になるなどしている。~ 他言語版の公式大会での[[使用]]禁止は日本の[[OCG]]でも2013年8月から導入されている。~ **関連[[リンク]] [#link] -[[KONAMI]] -[[集英社]] -[[《The Seal of Orichalcos》>《オレイカルコスの結界》#top2]](UpperDeck版プロモカード・使用不可カード) -[[データベース]] **外部[[リンク]] [#externallink] -[[UpperDeck公式サイト>https://upperdeck.com]]
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