《ユル縞仙人》 †
通常モンスター
星6/地属性/天使族/攻 0/守2000
煩悩の塊。人に厳しく自分に甘い。
そんな仙人じゃ。
キャラクターパック -ガクト・ロア・ロミン-で登場した地属性・天使族の上級通常モンスター。
同じ天使族の上級モンスターで守備力2000ある《逆転の女神》が存在し、あちらは攻撃力1800もある。
このカードの場合は攻撃力0という点を活かし、そのサポートカードを使用するデッキに採用することとなる。
攻撃力0の通常モンスターの中ではレベルが高く、《死反のタマ》の効果で蘇生できれば、《ロイヤルデモンズ・ヘヴィメタル》の効果の条件を満たしつつアドバンス召喚のリリースを用意できる。
また、守備力も比較的高いことから、《魔将セメルーラ》で特殊召喚したり、《右手に盾を左手に剣を》を使用すれば、そのターンはアタッカーとして運用できる。
この場合、返しのターンには攻撃力0のモンスターが攻撃表示で残ることになるため、《仙人の神髄》や《左手に剣を右手に盾を》などをセットできれば理想的。
《仙人の神髄》は条件に合致し、かつこのカードを特殊召喚できる点で、《左手に剣を右手に盾を》は攻撃力と守備力を入れ換えるために実質にこのカードの攻撃力を強化できる点で非常に噛み合っている。
上記に挙げた運用方法は全て、《ロイヤルデモンズ・ノーウェイブ》でも可能であり、あちらの方が守備力が高い分、戦闘面ではあちらの方が優れる。
ただし、あちらは最上級モンスターであるため、上級モンスターのこのカード以上に事故を起こしやすい。
デッキの上級・最上級モンスターのバランスを考慮して取捨選択をしたい。
他には、天使族かつ攻撃力0であるため、相手をライフゲインさせずに《ローリング・ネバーダイ》で戦闘破壊耐性を付与できる、というメリットを持つ。
とはいえ、攻撃表示のこのカードに戦闘破壊耐性を付与しても、攻撃の的にされて直接攻撃と変わらない戦闘ダメージを受けてしまう点に注意。
- カード名の由来は「許しません」+「仙人」だろう。
アニメでの使い手であるガクトの他のカード同様ダジャレとなっている。
- 仙人とは、古代中国に伝わる神の総称、または厳しい修行に耐え体内の陰と陽の調和を完成し、道教の不滅の心理を悟って神に近い力を身に着けた人間達の事を指す。
飛翔するなど数々の神通力を操り、食事は山の霞を食し、また不老不死の存在であるとされる。
カードイラストの様な白髭の老人の容姿が一般的なイメージではあるが、もっと若い者、また女性の仙人も存在する。
- 仙人は基本的には禁欲に徹しなければならない、というのが伝承である。
実際色欲などに駆られ神通力を失ってしまった仙人の伝承もあり、このカードの様に煩悩の塊を抱えていては、いずれ仙人の座から堕ちてしまうだろう。
- 着物の縞が全て「横縞」であり、フレイバー・テキストを鑑みると「邪」とかけたダジャレであろう。
- 同時に登場した《ゆるしま仙女》も似たモチーフと法則のネーミングとなっている。
レベルも一致していることから、なんらかの関連があると思われる。
関連カード †
―フレイバー・テキスト関連
―《ユル縞仙人》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
外部リンク †