効果モンスター 星3/水属性/海竜族/攻1300/守 300 【条件】自分の墓地のモンスター2体をデッキに戻して発動できる。 【効果】相手フィールドの裏側表示の魔法・罠カード1枚を選んで確認する。 そのカードと同名のカードが相手の墓地にある場合、さらに選んだカードを破壊できる。
デッキ改造パック 混沌のオメガライジング!!で登場した水属性・海竜族の下級効果モンスター。
自分墓地のモンスター2体をデッキに戻す事で、相手フィールドの裏側表示の魔法・罠カード1枚を確認し、その同名カードが相手墓地にある場合は確認したそのカードを破壊できる効果を持つ。
比較的軽度の墓地コストで、伏せカードをピーピングしつつ不確定ながら除去を行える。
確認したカードの同名カードが相手の墓地に存在しなければ除去には至らないが、情報アドバンテージは獲得可能。
ブラフに除去カードを打つことを回避したり、致命的な罠カードを別のカードで適切に除去できる。
下級モンスターで魔法・罠除去を撃てるというのは、ラッシュデュエルのルール上非常に便利である。
「アドバンテージを稼げるそこそこの攻撃力の下級モンスター」というだけでも高性能だが、デッキ構築上もこのカードの恩恵は大きい。
ラッシュデュエルではアドバンス召喚が重視される性質上、リリース要員となる下級モンスターをデッキの半分近く搭載しなければ手札事故が起こる。
このため魔法・罠カードに割けるデッキの枠が少なく、《マジカル・ストリーム》などの魔法・罠除去カードを積むと、搭載できる他の魔法・罠カードはかなり少なくなってしまう。
このカードであればリリース要員と魔法・罠除去カードを兼ねることができ、魔法・罠カードの枠に余裕が生まれ、より幅広い動きが可能となる。
効果は属性や種族を一切問わないため、非常に幅広いデッキに搭載可能である。
もちろん属性や種族を活かせるデッキではなお強力で、《海》や《大海洋》といったフィールド魔法と併用する事でアタッカーとしても運用できる。
特に《小川》との相性はよく、あちらの強化対象の中では最も攻撃力が高く、併用すれば攻撃力が1900に達し、上級モンスターにも対抗できるアタッカーとなる。
しかし、2025年11月現在では競合先が大きく増加しており、魔法・罠除去としての優先度は高いとは言えない。
最大の競合先は《竜水の神子》であり、あちらは墓地コストが倍(もしくは同名カード1体)になった代わりに無条件で除去が可能で、効果だけを見れば上位互換と言える。
一見すると墓地コストの低さで差別化できそうに見えるものの、このカードの除去が成功するデュエル中盤以降は、《竜水の神子》の墓地コストに事欠くこと自体が少ないため実情としては下位互換に近い。
どうしても墓地コストの軽さを重視したいとしても発動を封じる《最強旗獣ボルトライコーン》・《クリアトゥーラ・ブラーゾ》らがノーコストどころか墓地を肥やす事まで可能であり、中盤以降除去できるという優位だけで差別化を図るのは困難である。
その他、《レジェンド・ストライク》から《レジェンド・マジシャン》を蘇生する動きも「汎用性の高い魔法・罠除去とボード・アドバンテージの取りやすさの両立」で競合先となる。
総じて、登場当時こそ画期的なモンスターであったものの2025年11月現在ではインフレに置いていかれたカードの一枚と言える。
単純な効果だけを見ると上記らに対して優位性を見出すことが難しいため、敢えて採用するならステータスで差別を図りたい。