効果モンスター 星8/闇属性/水族/攻2500/守1000 【条件】手札1枚を墓地へ送って発動できる。 【効果】相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んで墓地へ送る。 この効果でモンスター(レベル7以上)が墓地へ送られた場合、自分は1000LP回復する。
週刊少年ジャンプ(2021年17号) 付属カードで登場した闇属性・水族の最上級効果モンスター。
手札を1枚墓地へ送って発動し、相手の手札を確認しその中から1枚墓地へ送り、それがレベル7以上のモンスターならライフポイントを1000回復する効果を持つ。
手札コストが必要だが、手札を確認しつつハンデスを行え、レベル7以上をハンデスできれば追加でライフポイントを1000回復できる。
だが、ラッシュデュエルはそもそもハンデスが非常に弱いルールであり、相手の手札をハンデスで減らしても、次のドローフェイズには結局5枚になるまでドローされてしまう。
また、このゲームは手札を使い切ることが求められるルールなので、確認できる手札枚数は基本減りがちな上、そもそも手札が残っていない場合などもあり得る。
相手が罠カードのコストなどで抱えているカードや次のターン以降に展開しようと思っているモンスターをうまく墓地へ送ることができれば効果的。
相手が手札を複数枚持っているならば、それを確認することである程度戦術を把握できるため、相手を有利にしてしまう恐れも減る。
先攻1ターン目に効果を使えれば最も効果的で、確実に相手の手札4枚を確認でき、キーカードをハンデスできる上、後攻の戦略を見通すことも可能。
《魔将ヤメルーラ》との相性もよく、相手の手札で腐っている最上級モンスターを墓地へ送り回復に繋げられる。
対【マキシマム召喚】としても効果的だろう。
マキシマム召喚の性質上相手が自分のターンにも手札を抱えている可能性が高く、マキシマムモンスターのうち中心のモンスターはレベル10であるため、追加で回復もできる。
追加効果が適用されない下級マキシマムモンスターを墓地へ送ることになっても、マキシマム召喚自体を遅延させることで相手の戦略を崩せる。
最大の仕事先は、相手をデッキ切れに追い込む【LO】。
ハンデスを仕掛けると相手の次のドロー枚数が増え、デッキを減らせるので、このカードは間接的にデッキ破壊カードとして働く。
【LO】では相手が手札を持て余しがちである事から発動機会も多く、《魔将ヤメルーラ》と併用しやすく、【マキシマム召喚】を対策する必要性も大きいと、とことん相性の良いデッキとなっている。
【水族】では効果より、むしろレベル8の水族というステータスが重要。
《美☆魔女狩り》を始めとした一部のカードがレベル8以上の水族を要求しており、このカードはこれを満たせる数少ないモンスターである。
他のディアン・ケトと比較すると、情報アドバンテージを得られるため先攻時の展開に向いている。
それ以外だと手札破壊は有効な戦術とは言い難いため、基本的にアタッカーをこなし効果は二の次とすべきか。
属性面では《バイス・ジャッカー》の効果を受けられるが、他に対応する水族もいないのであまり利点にはならない。
―《監獄の神 ディアン・ケト》の姿が見られるカード