《グラビティ・プレス・ドラゴン》のバックアップ(No.29)

《グラビティ・プレス・ドラゴン》 †

効果モンスター
星６/地属性/ドラゴン族/攻1500/守1000
【条件】手札１枚を墓地へ送って発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター１体を選び、
その攻撃力・守備力をターン終了時まで７００ダウンする。

　自身の効果により攻撃力・守備力2200未満のモンスターならば戦闘破壊できる。
　700ダウンの影響は大きく下級モンスターでも上級モンスターを戦闘破壊できるようになる。
　攻撃力または守備力が2200以上の上級モンスターは非常に少ないため、裏側守備表示でない限りはこのカードでほぼ全てのレベル６以下のモンスターを処理できる。

　ライバルは同じ手札１枚で戦闘を有利にできる《風使いトルネ》。
　あちらの方が多くの最上級モンスターに打ち勝て、この差から手札１枚の見返りとしては物足りない。
　また、あちらは下級モンスターのアタッカーに多い攻撃力1500には戦闘破壊されないため、場持ちに関しても不安がある。
　このカードの優位点は攻撃力・守備力の両方が1600～2100のモンスターに勝てる点と非常にピンポイントなため、多くの場合であちらの方が便利なのは否めない。
　一応、《サイバー・ドラゴン》を戦闘破壊できるのはあちらにないメリットではある。

　また、《エクスキューティー・フラーメ》も強力なライバルである。
　あちらは単体でも攻撃力2300まで対応でき、元々の攻撃力もこちらより高い為、返しのターンにも多少強い。
　デメリット付きとは言え、自身の特殊召喚も行える点も踏まえ、下級モンスターにすら処理される攻撃力のこちらより総じて使いやすい。

　【ドラゴン族】においては最上級モンスターだが弱体化の数値が大きく、レベル７ゆえにサポートカードが多い《ビックリード・ドラゴン》の方が扱いやすい。
　メインフェイズ限定だが数値・対象の数が勝る《ライトウェーブ・ドラゴン》もおり、他の効果の補助に使うにも不向き。
　守備表示にも強いことを活かしたり、手札コストの指定が無いので魔法・罠カードが多い構築であれば上記のモンスターよりも優先できるかもしれない。

原作・アニメにおいて―
アニメSEVENSの「ルークvsルーク（幻影）」戦でルークが使用。
ルーク（幻影）が現れる前に行っていた一人決闘中に《フェニックス・ドラゴン》をリリースしてアドバンス召喚され、その効果によって《ドラゴニック・スレイヤー》の攻撃力を下げ戦闘破壊に繋げた。
その後は、突然現れたルーク（幻影）が召喚した《連撃竜ドラギアス》によって戦闘破壊される。
- この一人決闘において、後攻番ルークのフィールドにあったこのカードがテーブルにぶつかった拍子に落下し、一人決闘の寂しさに涙するシーンが描かれた。

漫画『遊☆戯☆王SEVENS ルーク!爆裂覇道伝!!』では「ルークvsロミン」戦でルークが初使用しアニメより先に登場した。
ルークは召喚の際「出でよ！重力の申し子！！」と述べている。