No.(ナンバーズ)18 紋章祖(もんしょうそ)プレイン・コート/Number 18: Heraldry Patriarch》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/サイキック族/攻2200/守2200
レベル4モンスター×2
このカードの(1)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):フィールドに同名モンスターが2体以上存在する場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その内の1体を選び、そのモンスター以外のそのモンスターの同名モンスターを全て破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):相手はこのカードの効果で選んだモンスターの同名モンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「紋章獣」モンスター2体を墓地へ送る。

 LEGACY OF THE VALIANTで登場した光属性サイキック族エクシーズモンスター
 フィールド同名モンスターが存在するモンスターを1体だけ残して全体除去する誘発即時効果、その際に指定した同名モンスター召喚反転召喚特殊召喚相手は行えなくなる永続効果墓地へ送られた時にデッキ紋章獣2体を墓地へ送る誘発効果を持つ。

 (1)の効果は、フィールド同名カードを1体になるように破壊する効果
 それに付随する(2)の効果は、(1)の効果で指定された同名カードの展開を相手のみ封じる効果
 既に存在しているモンスターに対しても有効であり、エクシーズ素材シンクロ素材を揃える過程で同名カードを並べるデッキは少なくないため、それらへのメタカードとなる。
 また、自分相手同名カードを並べることでも効果を利用でき、同じランクエクシーズモンスターを主体としたデッキならば容易に展開できる。
 特に《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》相手カード名コピーすれば、コピー元を除去しつつその同名カードの展開を封じるコンボが可能である。
 ただし、有利になるかどうかは戦況により、相手も行動を控えるはずなので、効果を使うというよりは抑止力としての役割が大きい。

 (3)の効果は、墓地へ送られた場合にデッキ紋章獣2体を墓地へ送る効果
 どこから墓地へ送られてもよいため特殊召喚無効に強く、エクストラデッキから直接墓地へ送られた場合でも効果発動できる。
 墓地肥やしが重要な【紋章獣】では必須とも言える効果であり、エクシーズ召喚の容易さも含めてできるだけ早く発動したい。

 ただし、中途半端なステータス故に戦闘破壊されにくいので、放っておくと除外バウンスを受けて効果が使えない恐れもある。
 《激流葬》等の全体除去《顕現する紋章》コストアドバンス召喚リリース等、能動的に墓地へ送る手段を用意したい。
 単純にリンクモンスターリンク素材にするのも有効で、特に《グラビティ・コントローラー》エクストラモンスターゾーンにあるこのカード1体だけでリンク召喚できる上に、サイキック族なので《顕現する紋章》の制約に掛からない。

 また、効果墓地発動することから、《紋章獣ユニコーン》蘇生する筆頭候補となる。
 このカード自身の効果《紋章獣ユニコーン》墓地へ送ることができるので、疑似的な自己再生が行える。

  • イラストでは、本体に付属する三日月状のパーツに自身のナンバーである「18」が描かれている。
  • 「プレイン・コート」とは、各家の当主が使用する紋章のこと。
    紋章学の原則として、あるデザインの紋章を複数の人物が所持することは、たとえ家族であってもできない。
    そのため、代々受け継がれるプレイン・コートを使用するのは当主だけであり、当主以外の者はプレイン・コートに「ケイデンシー・マーク」と呼ばれる模様の追加された紋章を用いる。
    当主が死亡した場合は長男が自らの紋章からケイデンシー・マークを外し、プレイン・コートを継承する。
    複数の同名カードが存在することを禁じる効果は、この紋章学のシステムを由来とするものだろう。
  • 英語名の「Patriarch」は家長、族長などの事を指す。
  • アニメZEXALで【紋章獣】を使用するトロンも一家の当主であり、このカードの名前はそれも意識していると思われる。

関連カード

―《No.18 紋章祖プレイン・コート》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:効果の種別は何ですか?
A:同名モンスターを1体残して全て破壊する効果誘発即時効果
  選んだ同名モンスターの各種召喚を封じる効果永続効果
  墓地へ送られた場合に紋章獣デッキから墓地へ送る効果誘発効果となります。(14/12/16)

Q:一つ目の効果は、対象を取る効果ですか?
A:いいえ、対象を取る効果ではありません。(13/11/21)

Q:フィールド上に同名カードが存在し、その一方は《ファントム・オブ・カオス》などが一時的に名前を得た状態です。
  一つ目の効果で、同名カードとなっている《ファントム・オブ・カオス》フィールド上に残して破壊しました。
  この場合、エンドフェイズ《ファントム・オブ・カオス》に名前が戻った場合、召喚ができないのは、《ファントム・オブ・カオス》ですか、それとも効果処理時に指定した同名カードですか?
A:効果処理時に指定したカードです。
  《ファントム・オブ・カオス》については相手召喚する事ができます。(13/11/24)

Q:相手フィールド上に《閃こう竜 スターダスト》が2体存在しています。
  同名カード破壊する効果発動しましたが、《閃こう竜 スターダスト》2体がそれぞれチェーンを組み、破壊から免れました。
  効果処理後、《閃こう竜 スターダスト》同名カードが存在するため、一体になるように破壊されますか?
A:いいえ、効果処理時破壊できなかった場合はそのままフィールドに残ります。
  よって、《閃こう竜 スターダスト》は2体ともフィールド上に存在したままです。(13/11/24)

Q:フィールド上に《アルティメットサイキッカー》などの破壊できない効果を持つ同名カードが2枚存在しています。
  一つ目の効果《アルティメットサイキッカー》を選択しましたが、2体の《アルティメットサイキッカー》破壊できませんでした。
  この場合、同名カード破壊する事はできていませんが、相手は3体目の《アルティメットサイキッカー》特殊召喚することはできますか?
A:いいえ、相手は新たに《アルティメットサイキッカー》特殊召喚することはできません。
  破壊はできずとも、効果処理時カードは指定しているので、《No.18 紋章祖プレイン・コート》の永続効果適用されます。(13/11/24)

Q:フィールド上に《No.18 紋章祖プレイン・コート》の効果で指定した同名カードが存在しなくなりました。
  この場合、《No.18 紋章祖プレイン・コート》が指定したモンスター召喚することはできますか?
A:いいえ、相手は《No.18 紋章祖プレイン・コート》の効果で指定したモンスター召喚することはできません。
  《No.18 紋章祖プレイン・コート》の永続効果フィールド上を参照するものではないからです。(13/11/24)

Q:《No.18 紋章祖プレイン・コート》の(2)の効果は、自身が発動した効果であれば《星遺物の交心》《アーティファクト−デュランダル》が書き換えた効果で選んでいても適用されますか?
A:ご質問の場合、《No.18 紋章祖プレイン・コート》の(2)の効果適用されません。(23/02/11)


Tag: 《No.18 紋章祖プレイン・コート》 エクシーズモンスター 効果モンスター モンスター ランク4 光属性 サイキック族 攻2200 守2200 No.

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