《エクストラゲート/Extra Gate》

速攻魔法
1から12までの任意のレベルを宣言して発動する。
相手はエクストラデッキに存在する宣言されたレベルを持つモンスター1体をゲームから除外する。
宣言したレベルを持つモンスターが相手のエクストラデッキに無かった場合、自分の手札を1枚選択して捨てる。

 PHOTON SHOCKWAVEで登場した速攻魔法
 宣言したレベルを持つ相手エクストラデッキモンスター1枚を除外する効果を持つ。

 相手エクストラデッキモンスターを展開する前に除外することができる。
 除外するモンスター相手が選ぶものの、除外するレベル自分が指定できるため、適切なレベル宣言できれば相手に苦しい選択を迫ることも狙える。
 ただし、除外枚数は1枚のため、同名カードを採用している場合は殆ど痛手にならない可能性もある。
 昨今ではエクストラデッキに採用する汎用モンスターの種類が豊富であるため、採用枚数が削られることが多いのは追い風か。

 宣言したレベルを持つモンスター相手エクストラデッキに存在しなければ自分手札捨てるデメリットがある。
 昨今の環境では多くのデッキデザイナーズデッキであり、エクストラデッキキーカードが含まれるものも多いため、安全に宣言できるレベルは分かりやすい。
 ただし、相手デッキが何か分からない状況ではレベルを当てるのは困難である。
 このカード速攻魔法であるため、相手エクストラデッキからの特殊召喚を行う直前に発動するのが良いだろう。

 レベル宣言する都合上、除外できるのは融合モンスターシンクロモンスターエクストラデッキに送られたペンデュラムモンスターに限られる。
 融合モンスターを狙う場合、特定の融合素材から出せる融合モンスターの種類が少ないため、狙ったモンスター除外できれば相手への影響が大きい。
 融合召喚を行う魔法カード等にチェーンして発動すればそれを不発にできる可能性もある。
 シンクロモンスターを狙う場合、シンクロ召喚の直前でシンクロモンスターレベルが判断できるため、宣言するレベルが明白である。
 一方、状況に応じて同レベルシンクロモンスターを使い分けることが多いため、思うような効果が得られないことも多い。
 ペンデュラムモンスターを狙う場合、エクストラデッキ表側表示になっているため、外すリスクが全くない。
 低レベルモンスターを狙えば融合モンスターシンクロモンスター除外されるリスクも低く、また同名カードエクストラデッキに存在する状況も他と比べて起こりづらいので、確実な効果を期待できる。

 エクシーズモンスターリンクモンスターに対応しない点はネックであり、それらを主体とするデッキの場合腐ってしまいやすい。
 そのようなデッキでもシンクロモンスター等が採用される可能性がないわけではないが、外すリスクがあまりにも大きく、また当てたとしてもそこまで大きな痛手にならないことも多い。

 総じて、刺さるかどうかが相手エクストラデッキの構成に依存しており、安定しない効果である。
 相手特殊召喚したタイミングで《神の宣告》《昇天の黒角笛》等で特殊召喚無効にするほうが確実に相手の妨害ができ、なおかつこのカードより対応できる範囲が広い。
 それらと比較するとこのカードフリーチェーンではあるものの、《ハーピィの羽根帚》などの汎用魔法・罠除去で狙われると相手デッキが分からず発動に大きなリスクを伴うため、メリットとは言いがたい。

 相手エクストラデッキピーピングしつつ除外できる《クシャトリラ・ユニコーン》等と併用すれば、影響の大きいレベルが判断できる。
 除外枚数が2枚になることにより、同名カードで回避されることを防ぐこともできる。

 その他ではデメリットである手札捨てる効果を逆用する手もある。
 一連の効果の最後に捨てるため、《強制接収》発動条件を満たせる。
 捨てるカード自分が選択できるため、暗黒界モンスター等の効果トリガーにもなれる。
 とはいえ、自分手札捨てるだけの運用であれば、メリット効果が付随しないこのカードを優先する意義は薄い。
 相手エクストラデッキ除外する運用をメインとしつつ、このカードが刺さらない状況でも最低限コンボに使える、といった認識で採用するといいだろう。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:相手エクストラデッキが0枚の時に発動できますか?
A:いいえ、できません。(11/07/17)

Q:自分手札が0枚の時に発動できますか?
A:いいえ、できません。(11/07/17)

Q:この捨てるというのは効果ですか、コストですか?
A:効果です。(11/07/17)

Q:相手エクストラデッキ《E・HERO フレイム・ウィングマン》1枚のみで、相手手札《融合》1枚です。
  相手フィールド《E・HERO フェザーマン》《E・HERO バーストレディ》が存在する時に相手《融合》発動しました。
  その《融合》チェーンする形でこのカード発動レベル6を宣言しました。
  この後の処理はどうなりますか?
A:まず相手エクストラデッキからレベル6の《E・HERO フレイム・ウィングマン》除外します。
  これによりエクストラデッキが0枚になり、《融合》効果処理時には融合召喚が行えないため、そのまま《融合》不発になります。(11/07/31)

Q:エクストラデッキに存在するペンデュラムモンスター除外することはできますか?
A:はい、できます。
  除外するモンスターの選択は相手が行うため、宣言されたレベル融合モンスターまたはシンクロモンスター除外することもできます。(14/03/28)

Q:宣言したレベルモンスターエクストラデッキに存在しないと相手が回答した場合、相手エクストラデッキ公開させて真偽を確かめる事ができますか?
A:エクストラデッキ確認テキストに含まれていないため、必ず行う義務はありません。
  公開するか否かはまず対戦しているプレイヤー同士で相談し、解決しない場合は審判の判断に従ってください。(16/06/19)


Tag: 《エクストラゲート》 魔法 速攻魔法

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