遊戯王カードWiki - 《ガード・マンティス》

《ガード・マンティス/Guard Mantis》 †

効果モンスター
星４/風属性/昆虫族/攻1000/守2400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：１０００ＬＰを払って発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンで表側表示で存在する限り、
自分は昆虫族モンスターしか特殊召喚できない。
(2)：相手ターンに、自分フィールドの昆虫族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。

　PREMIUM PACK 2023で登場した風属性・昆虫族の下級モンスター。
　ライフコスト1000で手札から特殊召喚する起動効果、相手ターンに自分の昆虫族１体の表示形式を変更する誘発即時効果を持つ。

　(1)は手札からの自己特殊召喚。
　手札から特殊召喚できる昆虫族は他にも候補は多いが、フィールドの状況を問わず、特別な条件も求められないのは《Ｂ・Ｆ－連撃のツインボウ》程度であり貴重。
　昆虫族以外の特殊召喚に制約がかかる点もあちらと共通しているが、レベルやステータスが異なるので差別化はしやすい。
　このカードはライフコストこそ必要とするものの、自身がフィールドから離れれば昆虫族以外も特殊召喚できるようになる点で優れる。

　(2)は相手ターンでの昆虫族１体の表示形式の変更。
　攻撃表示を守備表示にして壁にでき、自身に適用すれば2400の壁となる。
　また、《Ｎｏ.３地獄蝉王ローカスト・キング》や一部の電子光虫に使用できれば効果の発動のトリガーにもなるが、それらとはレベルが異なるのがネック。

　基本的に(2)は使えたら使うくらいに捉えておき、主に(1)による展開から素材要員として運用する事になるか。
　レベル４主体の【蟲惑魔】ならば《アロメルスの蟲惑魔》のエクシーズ素材要員として使いやすい。

召喚制限・デメリットの無いレベル４以下における元々の守備力2400はこのカードが初。
（なお、壁にするだけならデメリットがない《聖騎士の三兄弟》が先に登場していた。）
同条件での元々の守備力の更新は《機動砦のギア・ゴーレム》の登場以来19年振りのことである。
【アステカ】での採用も検討できるだろう。

原作・アニメにおいて―
漫画Rの「城之内vsメンド・シーノ」戦においてメンドが使用。
劣勢状況で壁として守備表示で召喚されたが、返しのターンに《『守備』封じ》によって攻撃表示にされ、そのまま《人造人間－サイコ・ショッカー》の攻撃を受けて戦闘ダメージでメンドは敗北した。
- 漫画では通常モンスターだった。
  (1)の効果は永続魔法《レイバー・ペイン》により通常召喚時にライフポイントを1000払わなければいけなかったのがモチーフだろう。
  (2)の効果は相手ターンに《『守備』封じ》を受けたことがモチーフと思われるが、これにより《『守備』封じ》を使用されても自身の効果で守備表示に戻れるので、実質的にメタ効果を持つ形となった。
  モチーフで効果を追加した事により逆にモチーフ再現が出来なくなるという、妙な事態になってしまっている。