《クリアー・バイス・ドラゴン/Clear Vice Dragon》

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻   ?/守   0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードのコントローラーに「クリアー・ワールド」の効果は適用されない。
このカードが相手モンスターに攻撃する場合、ダメージ計算時のみ
このカードの攻撃力は攻撃対象モンスターの攻撃力の倍になる。
このカードが相手のカードの効果によって破壊される場合、
代わりに自分の手札を1枚捨てる事ができる。

 LIMITED EDITION 15で登場した闇属性ドラゴン族最上級モンスター
 コントローラー《クリアー・ワールド》効果適用されないようにする永続効果攻撃時に相手モンスター攻撃力の2倍になる永続効果効果破壊される場合身代わり手札捨てる永続効果を持つ。

 攻撃時には相手モンスター攻撃力の2倍となるので、《邪神アバター》などを除き攻撃時には戦闘で負けることはほぼ無い。
 攻撃表示モンスター攻撃すれば戦闘破壊に加え、相手モンスター攻撃力分の戦闘ダメージを与えることができる。
 さらには効果の性質上、《オネスト》《BF−月影のカルート》も怖れずに攻撃できるためコンバットトリックには滅法強い。
 発動を伴わない永続効果なので、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》《眠れる巨人ズシン》《合神竜ティマイオス》ですらも戦闘破壊できる。
 《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》攻撃すれば強制効果でこのカード攻撃力を写し取って攻撃力が9000になってしまうため、そのまま1ターンキルが行える。
 効果への破壊耐性も備えているため、自分ターン攻撃に関しては無類の強さを誇るモンスターと言える。
 ただし、除外バウンスへの耐性がないため、《次元幽閉》等のモンスター破壊しない除去カードには注意が必要。

 また攻撃時にしか攻撃力が上がらないため、相手ターンには攻撃力0という全くの無防備になってしまうのも難点。
 基本的にはメインフェイズ2シンクロ素材エクシーズ素材にしてしまうのが手っ取り早いだろう。
 闇属性なので、《No.22 不乱健》エクシーズ素材にもできる。
 ターンをまたいでフィールドに維持したい場合、攻撃力相手モンスター依存であるため、《くず鉄のかかし》などの相手モンスター除去しないカードで守りたい。

 また、一度の攻撃相手に大きな戦闘ダメージを与えるモンスターであるため、《アームズ・エイド》を装備することで一気にライフを削る事ができる。
 積極的に相手フィールドに高攻撃力モンスターを呼び出せる《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》壊獣とも比較的相性が良い。

 召喚制限のないドラゴン族なので、《終末の騎士》などから墓地に送り《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》での特殊召喚に繋げる事ができる。
 同様に、《ライトパルサー・ドラゴン》で高攻撃力モンスター自爆特攻することでこのカード蘇生し、戦闘破壊と大ダメージを狙うこともできる。
 また《ダーク・ホルス・ドラゴン》などと同じ闇属性レベル8なので《トレード・イン》《闇の誘惑》《終末の騎士》等に対応しており、闇属性軸の【ドラゴン族】でも活躍できるだろう。

 《クリアー・ワールド》効果自分適用されない永続効果もある。
 しかし、このモンスターだけなら《クリアー・ワールド》効果はそもそも受けないため、他のモンスターと並べた場合に意味が出てくる。
 壊獣に関しては送りつけ攻撃する場合に、このカード攻撃対象の倍の攻撃力になる効果と相性がよく、光属性送りつけ手札確認したり、双方のフィールド壊獣を出しても相手デメリットを押し付けられる。

  • 「バイス(Vice)」とは「(人格上の)邪悪、悪」といった意味。
  • 「十代vsヨハンvs藤原」戦で使用された通常魔法《クリアー・サクリファイス》のイラストには、エネルギーを吸い取られて灰色に変化している様子が描かれている。
  • コナミのゲーム作品において―
    TAG FORCE 3ではオリジナルカードとして以下のテキストで収録。
    星8/闇属性/ドラゴン族/攻   ?/守   0
    このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
    このカードの属性は「闇」として扱わない。
    このカードが相手モンスターを攻撃する場合、このカードの攻撃力は
    そのダメージ計算時のみ戦闘を行う相手モンスターの攻撃力の倍になる。
    このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
    また、このカードの戦闘ダメージ計算時、
    手札を1枚捨てる事でこのカードは戦闘では破壊されない。
    OCGではアニメで存在した耐性の内効果破壊耐性のみが継承されたのに対し、ゲームでは戦闘破壊耐性のみを引き継いでいる。
    同ゲームにはこの他にも藤原の使用した「クリアー」シリーズのカード属性に関わるカードオリジナルカードとして収録されている。
    TAG FORCE 4以降はOCG版で収録されている。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:効果分類は何ですか?
A:3つとも永続効果です。(09/08/03)

Q:自身の破壊を防ぐ効果ダメージステップ適用できますか?
A:適用できます。(09/08/03)

Q:自身の破壊を防ぐ効果は同一チェーン上で複数回効果適用できますか?
A:はい、適用できます。(13/01/06)

Q:捨てるのはコストですか?
A:いいえ、効果捨てる扱いです。(09/08/03)

攻撃力を変える効果について

Q:《一族の結束》など攻撃力を変化させる永続魔法効果《ダークゾーン》など攻撃力を変化させるフィールド魔法効果適用されている時にこのカードモンスター攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:《クリアー・バイス・ドラゴン》の攻撃力は「ダメージ計算時のみこのカード攻撃力攻撃対象モンスター攻撃力の倍」になります。(17/03/25)

Q:《アルティメット・インセクト LV7》など攻撃力を変化させるモンスター永続効果適用されている時にこのカードモンスター攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:そのモンスター攻撃力の倍の数値になり、そこから《アルティメット・インセクト LV7》などの効果では攻撃力はダウンせず倍の数値のままになります。(12/12/14)

Q:フィールド魔法カード効果によりこのカード攻撃力が変動しています。
  《ポールポジション》効果の適用時にこのカードモンスター攻撃を行い、フィールドで一番高い攻撃力になりました。
  この場合無限ループが発生しますがこのカード攻撃力はどうなりますか?
A:このカード攻撃力はその時点の攻撃対象モンスター攻撃力の倍の数値になるため、《ポールポジション》適用されていたとしても繰り返しの処理になる事はありません。(16/02/01)

Q:《城壁壊しの大槍》装備している時にこのカードモンスター攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:その場合、適用させる順番をプレイヤーが選ぶ事ができます。
  仮に攻撃力守備力ともに1000のモンスター攻撃した際に、先に《城壁壊しの大槍》効果適用した場合、攻撃力が1500アップした後、自身の効果適用し、攻撃力は2000となります。
  自身の効果を先に適用した場合、攻撃力が2000になった後、《城壁壊しの大槍》効果攻撃力が1500アップし、攻撃力は3500となります。(14/10/30)

Q:《サイバー・シャドー・ガードナー》戦闘を行う場合、両者の攻撃力はいくつになりますか?
A:その場合、攻撃宣言時に《サイバー・シャドー・ガードナー》効果適用されますが、このカード攻撃力は0なので《サイバー・シャドー・ガードナー》攻撃力は0のままです。
  よって、ダメージ計算時のこのカード攻撃力《サイバー・シャドー・ガードナー》攻撃力は共に0です。(12/12/14)

Q:このカード《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》攻撃を行った場合、自分が受けるダメージはいくつになりますか?
A:《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》効果発動するのはダメージ計算の前ですので、その時点でこのカード攻撃力は0でダメージを受けません。(13/01/06)

Q:《収縮》効果を受けた場合に、相手モンスター戦闘を行う場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:その場合でも、攻撃対象モンスター攻撃力の倍の数値になります。(13/01/06)

Q:このカード攻撃宣言時に《ハーフ・カウンター》発動された場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:このカード元々の攻撃力は0のため《ハーフ・カウンター》発動できません。(14/10/09)

Q:このカード《水魔神−スーガ》攻撃を行い、効果を使用された場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:その場合でもカード攻撃力攻撃対象モンスター攻撃力の倍になります。(14/08/10)

Q:《BF−疾風のゲイル》効果を受けた場合に、相手モンスター戦闘を行う場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:《クリアー・バイス・ドラゴン》の攻撃力は「ダメージ計算時のみこのカード攻撃力攻撃対象モンスター攻撃力の倍」になります。(17/03/25)

Q:このカード《No.96 ブラック・ミスト》攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:《No.96 ブラック・ミスト》効果発動した場合、攻撃力0と扱われている《クリアー・バイス・ドラゴン》の攻撃力は0の半分の0となり、《No.96 ブラック・ミスト》攻撃力は0アップとなって攻撃力の変化がありません。
  したがって、《No.96 ブラック・ミスト》攻撃力は100、《クリアー・バイス・ドラゴン》の攻撃力は自身の永続効果によって、ダメージ計算時のみ《No.96 ブラック・ミスト》の倍となる攻撃力200で戦闘を行います。(13/06/17)

Q:このカード《スチームロイド》攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:その場合、《スチームロイド》攻撃力ダメージステップ中に1300になりますのでその倍の2600になります。(12/12/14)

Q:このカード《お注射天使リリー》攻撃を行い、効果を使用された場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:その場合、《お注射天使リリー》攻撃力ダメージ計算時に3400になりますのでその倍の6800になります。(12/12/01)

Q:自分ライフが上回っていて《進化する人類》装備している時にこのカードモンスター攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:このカードの効果適用され、攻撃対象モンスター攻撃力の倍になります。(14/07/17)

Q:《ブラック・アロー》効果を受けたこのカード攻撃力2000のモンスター攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:その場合でもカード攻撃力攻撃対象モンスター攻撃力の倍になります。(14/08/10)

攻撃力守備力を最後に計算し直す他の効果と重複した場合

Q:このカード《邪神アバター》攻撃を行いました。
  戦闘破壊されるのはどちらですか?
A:このカードの効果により倍になった攻撃力の数値より《邪神アバター》がさらに100上回った状態でダメージ計算を行い、このカードの方が戦闘破壊されます。(12/05/07)

Q:このカード《邪神ドレッド・ルート》攻撃をした時、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:カードの効果適用され8000となった後、《邪神ドレッド・ルート》効果適用されて4000となります。(12/12/14)

Q:相手《銀幕の鏡壁》発動している時にこのカードモンスター攻撃を行った場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:そのモンスター攻撃力の倍の数値になり、そこから《銀幕の鏡壁》効果攻撃力が半分になります。(12/12/14)

Q:相手《銀幕の鏡壁》発動している時にこのカードモンスター攻撃を行いました。
  そのダメージステップ中にその《銀幕の鏡壁》フィールドを離れた場合、このカード攻撃力はどうなりますか?
A:ダメージ計算前までに破壊された場合であれば、このカードの効果のみを適用してダメージ計算を行います。(14/07/17)

Q:《地球巨人 ガイア・プレート》戦闘を行う場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:その場合、《地球巨人 ガイア・プレート》攻撃力の倍の5600になった後に《地球巨人 ガイア・プレート》効果適用されて、その半分の2800になります。(12/12/14)


Tag: 《クリアー・バイス・ドラゴン》 効果モンスター モンスター 星8 闇属性 ドラゴン族 攻? 守0

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