《スローライフ/Quiet Life》 †
永続魔法
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分メインフェイズ1開始時にこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。
●モンスターを通常召喚したプレイヤーは、そのターンモンスターを特殊召喚できない。
●モンスターを特殊召喚したプレイヤーは、そのターンモンスターを通常召喚できない。
COLLECTORS PACK 2017で登場した永続魔法。
通常召喚または特殊召喚を行ったプレイヤーの、もう一方の召喚行為をそのターン中封じる効果を持つ。
お互いのプレイヤーにかかる効果であるため、基本的には自分がなるべく影響を受けないデッキで採用したい。
ビートダウン系統のデッキで、特殊召喚を主体として展開するなら制約はかからない。
逆に【妖仙獣】・【ふわんだりぃず】のように通常召喚だけでも展開が可能なデッキでも影響は小さい。
バーンデッキや特殊勝利といった非ビートダウンで相手の展開を妨害する役割も狙える。
しかし、現在では特殊召喚だけでも大量展開が可能なデッキは多く、このカードのみで十分な展開抑制が見込めるかといえば怪しいところである。
《RR−ファジー・レイニアス》のように特殊召喚の発動条件に特定のカード名・カテゴリ・種族・属性を持つモンスターがフィールドに存在することを要求することが多いなど特殊召喚を中心に大量展開するデッキでも通常召喚を起点にすることがあるため、そういったデッキのメタとして使用することもできる。
《切り込み隊長》や《ドラコネット》の様に召喚をトリガーに特殊召喚を行う効果を全て封殺することができ、《EMドクロバット・ジョーカー》などの召喚でサーチを行った場合にそのターンの展開をそこで止めることができる。
【帝王】の様に、アドバンス召喚のリリース要員を特殊召喚で調達するデッキにも刺さる。
《シュトロームベルクの金の城》や《アームズ・ホール》のような、発動すると通常召喚できなくなるカードを併用するのも手で、デメリットが重複しており、影響が出ない。
- スローライフ(Slow life)とは、田舎などでの古風で牧歌的な生活様式を指す和製英語である。
都会の急かされがちな生活様式が疲れるということに対するアンチテーゼとして生まれた言葉でもあるため、こうした生活を営むことで精神的な余裕が生まれて心が豊かになるという思想的な意味も含まれている。
だがイラストに描かれているのは民衆に圧制を敷いている王宮の兵士たちであり、この場合は単純に生活に余裕があるという面で使われているようである。
- 和製英語であるため、英語名では「閑居(世俗を逃れ静かに暮らす事、あるいは暇である事)」を意味する熟語「Quiet Life」となっている。
- 原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vの「遊矢&黒咲vsグロリア&グレース」戦においてグロリアが使用。
先攻1ターン目に発動され、更に《アマゾネス拝謁の間》と合わせて遊矢たちの立ち回りに大きな制限を掛けた。
(遊矢たちが特殊召喚による大量展開を行った場合はあちらで大幅に回復でき、回復を警戒して通常召喚した場合はこちらでそれ以上の展開を封じることができた。)
なお、遊矢たちは回復を気にせずに大量展開する方を選択しているため、結果的にはこのカードによる展開抑止はあまりできなかった。
因みに、このデュエル中はどのプレイヤーも一切通常召喚を行っていない。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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