遊戯王カードWiki - 《ゼアル・エントラスト》

《ゼアル・エントラスト/Zexal Entrust》 †

通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の墓地の「希望皇ホープ」、「ＺＷ」、「ＺＳ」モンスターの内、いずれか１体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。
(2)：自分のＬＰが相手より２０００以上少ない場合、墓地のこのカードを除外し、
「ゼアル・エントラスト」以外の自分の墓地の「ゼアル」魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

　LIGHTNING OVERDRIVEで登場した通常魔法。
　希望皇ホープ・ＺＷ・ＺＳのいずれかをサルベージまたは蘇生する効果、同名カード以外のゼアル魔法・罠カードをサルベージする効果を持つ。

　その効果と自身が属するカテゴリから【希望皇ホープ】が主な採用先となる。
　効果はいずれも墓地のカードが関係するため、初手に握った場合に腐る可能性がある点は注意。

　(1)は希望皇ホープ・ＺＷ・ＺＳのサルベージまたは蘇生。
　基本的には蘇生を行いたいが、一部のＺＷは手札からのみ装備できるため、その場合はサルベージを選ぶ事もある。

　(2)は同名カード以外のゼアル魔法・罠カードのサルベージ。
　発動条件は相手の動向も関与するが、ライフコストを払うカードを複数採用していれば能動的に満たしやすい。
　【希望皇ホープ】のキーカードたる《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》は、複数回のライフコストを払う点でも噛み合いが良い。
　また、希望皇ホープやＺＷの関連カードにはこれと同じく自分のライフが少ない場合を条件とするカードも多く、それらともシナジーする。
　墓地へ送られたターンに発動できない即効性の無さの方がネックであり、必然的に相手ターンを凌ぐ手段は求められる。

「エントラスト(entrust)」は「任せる・委託する・預ける」という意味を持つ英単語。
下記のシーンで遊馬が小鳥に皇の鍵を「預けた」点や、アストラルが遊馬に《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》を「託した」点を意識したものか。

イラストで《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》の後ろに小さく描かれているのは、アストラルの居場所兼Ｎｏ.の保管庫である「皇の鍵の飛行船」である。
モチーフは恐らくアニメZEXALII(セカンド)の「遊馬vs風魔」戦において、皇の鍵内部から《Ｎｏ.３９希望皇ホープ》が遊馬のもとに向かったシーンだろう。
この対戦では遊馬は皇の鍵を小鳥に預けており、それまでのデュエル展開でＮｏ.が一切使用できない状態であった。