《ゼアル・フィールド/Zexal Field》

フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのXモンスターを対象とする、自分のカードの効果の発動に対して、
相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):自分フィールドにXモンスターが特殊召喚された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
自分のEXデッキ・墓地からXモンスター1体を選び、対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。
(3):自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
デッキから「シャイニング・ドロー」1枚を選んでデッキの一番上に置く。

 ストラクチャーデッキ−オーバーレイ・ユニバース−で登場したフィールド魔法
 自分エクシーズモンスター対象とする自分効果の発動に対する相手チェーンを封じる効果エクストラデッキ墓地エクシーズモンスター特殊召喚されたエクシーズモンスターエクシーズ素材とする効果通常のドロー前に《シャイニング・ドロー》デッキトップ置く効果を持つ。

 (1)は相手チェーン行為を封じる効果
 自分エクシーズモンスター対象とする自分効果と限定されているので、封殺力はあまり高くはない。
 それでもRUMや各種装備魔法による強化などは妨害を受けにくくなる。
 このカード自身の(2)もこの効果が適用されるため、エクシーズ召喚成功時に(2)を発動する事で相手チェーンを封じることができ、安全性を向上できる。
 エクシーズ召喚に成功した時の効果がある場合でも、同時に複数のカードが発動した場合のルールにより、任意効果である(2)をチェーンの最後にすれば、自分ターンであれば強制の誘発効果以外を、相手ターンであれば誘発効果以外を相手チェーンできるタイミングを与えない。

 (2)はエクストラデッキ墓地エクシーズモンスターエクシーズ素材とする効果
 正規手段ではなくカードの効果特殊召喚されたエクシーズモンスターエクシーズ素材を使う効果が使えないため、それをカバーすることができる。
 エクストラデッキからも選べるので、特定のエクシーズ素材が求められるCXCNo.のサポートにも適する。
 《No.99 希望皇ホープドラグナー》であればCNo.を直接出せ、特定のエクシーズ素材を下に重ねることでその効果を生かせる。
 ただし、1枚しか重ねられないため、エクシーズ素材が2つ以上必要な効果は単体では補助できない。
 《HRUM−ユートピア・フォース》でさらに追加する、そもそも《エクシーズ・リボーン》蘇生している、などの状況なら2つ以上の効果も使用可能になる。
 また、通常のエクシーズ召喚にも使えるため、《No.93 希望皇ホープ・カイザー》《No.86 H−C ロンゴミアント》等のエクシーズ素材数を水増しにも使える。
 《RR−アーセナル・ファルコン》出張運用させた際にも、エクストラデッキの枠を節約しつつ(2)(3)の能力を扱いやすくなる。

 (3)は《シャイニング・ドロー》デッキトップ置く効果
 通常のドロー前に発動できるため、即座にあちらの発動条件を満たす事ができ、その爆発力を発揮させられる。
 ただし、このカードを1ターン維持する必要がある遅さには注意。

 ゼアルに属する点と(3)の存在から、最も相性が良いのは【希望皇ホープ】であろう。
 特に《No.99 希望皇ホープドラグナー》から100の数字を持つ任意のNo.を呼び出せるので、あちらの運用法が格段に広がる。
 通常のエクシーズ召喚時に(2)で《ガガガガマジシャン》エクシーズ素材にして強化を行うことも可能。

 他にはエクシーズモンスターを直接特殊召喚する動きを軸とする【バハムート・シャーク】とも(2)がシナジーする。
 【六花】では《六花聖ストレナエ》から《妖精騎士イングナル》特殊召喚した場合にも効果が使用できるようになる。
 それ以外でも《No.71 リバリアン・シャーク》《No.18 紋章祖プレイン・コート》墓地へ送る手段として利用することも考えられる。
 【エクソシスター】では《エクソシスターズ・マニフィカ》エクシーズ召喚時に(2)で《DDD双暁王カリ・ユガ》エクシーズ素材にすることで、《エクソシスターズ・マニフィカ》の(3)の効果で相手ターンに《DDD双暁王カリ・ユガ》エクシーズ召喚することができ、《DDD双暁王カリ・ユガ》の(1)の効果により相手の動きを大きく抑え込むことができる。

  • 原作・アニメにおいて―
    元ネタはアニメZEXALII(セカンド)における究極態ゼアルの第3形態「ZEXALIII」の能力名である。
    初登場となった「vs Mr.ハートランド」戦では、Mr.ハートランドが肉体的な苦痛を与えるために展開したバリアンの力で満たされた空間「バリアンズフィールド」をこの能力で打ち払った。
    この直後にシャイニング・ドローから一気に逆転勝利に繋げており、(3)はこれを再現したものだろう。
    なお、劇中で幾度も披露されたシャイニング・ドローの内、この時のみ口上が他と大きく異なっている。
  • イラストの中心に映っているシルエットは「ZEXALIII」である。
  • ゼアルフィールド展開時の口上は「聖なる光は卑しき闇を浄化する!ゼアルフィールド!」
  • 遊戯王カードゲーム25周年イベント「遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUARTER CENTURY」 デュエルオペラ『遊☆戯☆王ZEXAL 〜 九十九遊馬 vs 神代凌牙 〜』で九十九遊馬役の畠中祐氏が使用。
    (2)の効果が複数回使用されており、畠中氏(遊馬)のデュエル全体を支える役割を果たした。

関連カード

収録パック等


Tag: 《ゼアル・フィールド》 魔法 フィールド魔法 ゼアル

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