遊戯王カードWiki - 《ゼクトライク

《ゼクトライク－紅黄(コウオウ)/Zektrike Kou-ou》 †

通常魔法
このカード名はルール上「甲虫装機」カードとしても扱う。
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
(1)：手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「甲虫装機」カード１枚を墓地へ送り、以下の効果から１つを選択して発動できる。
●デッキから「甲虫装機」モンスター１体を選び、
特殊召喚するか、装備カード扱いとして自分フィールドの「甲虫装機」モンスター１体に装備する。
●デッキから「甲虫装機」装備魔法カード１枚を選び、自分フィールドの「甲虫装機」モンスター１体に装備する。

　WORLD PREMIERE PACK 2022で登場した通常魔法。
　甲虫装機としても扱う効果外テキスト、「デッキの甲虫装機モンスターをリクルートまたは甲虫装機に装備する」か「デッキの甲虫装機装備魔法を甲虫装機に装備する」のいずれかを選択する効果を持つ。

　発動コストとして手札かフィールドの甲虫装機カードが求められるため、計算上ではディスアドバンテージとなる。
　もっとも、リクルートまたは装備させた甲虫装機の効果次第ではそれ以上のアドバンテージを得る事も容易だろう。
　《甲虫装機ホーネット》や《甲虫装機グルフ》であれば甲虫装機の共通効果で墓地から装備して利用できるのでコストとしても実質損失はない。
　装備カード状態の甲虫装機もコストに利用出来るため、《甲虫装機ダンセル》や《甲虫装機センチピード》が装備しているカードを使えばそれらの(2)の効果で実質ディスアドバンテージ無しでの発動も狙える。
　発動を無効にされたり(1)の効果を使用し終えて棒立ちになっている甲虫装機をコストに新しいモンスターと入れ替えることも出来るため【甲虫装機】の戦術においてかなり幅広い部分に活用できるだろう。

　１つ目の効果は甲虫装機モンスターのリクルートまたは甲虫装機への装備。
　リクルートの有用性は言うまでもないが、装備カードとして装備させる効果も使い勝手が良い。
　除去効果を持つ《甲虫装機ホーネット》やレベル上昇でエクシーズ召喚をサポートできる《甲虫装機グルフ》は装備させる価値が高い。

　２つ目の効果は甲虫装機装備魔法の甲虫装機への装備。
　しかし、肝心の装備魔法の性能がモンスターに比べると見劣りしやすく、基本的には１つ目の効果より優先したい場面が少ない。
　強いて言えば、強化数値がそれなりに高く、墓地へ送られてもサルベージ効果で手札を回復できる《甲虫装機の魔剣ゼクトキャリバー》ならば検討はできるか。

元々は、TCG版The Grand Creatorsで追加された海外新規カードである。
Create-A-Card Projectで甲虫装機がテーマとして選ばれた事で誕生した。
企画については「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」のページを参照。

モチーフは「仮面ライダー」シリーズにおけるバイク乗車シーンか。
甲虫装機の元ネタの一つである「仮面ライダー」は、自分専用のバイクを所有していることが多く、作品によってはバイクに乗って戦闘したり、バイクの武装を戦闘に使用することもある。
イラストに使われているような「爆発をバックにバイクで飛び出すシーン」というのも仮面ライダーシリーズでは一種のお約束としてよく見られる演出である。