《トークン》(エド・フェニックス)

このカードはトークンとして使用する事ができる。

エド:『運命を終わらせるには運命の始まりとなったこのカードが相応しい…
 カモン!究極のD−HERO Bloo−D!!』

 トークンパック Vol.3で登場したトークンカード
 イラストはエド・フェニックスと《D−HERO Bloo−D》が描かれている。

  • 原作・アニメにおいて−
    アニメGXの登場人物の一人。
    現役のプロデュエリストであり、マネージャーで親友でもある斎王の指示でデュエルアカデミアに入学した。
    その目的は父親を殺害し「究極の」のカードを奪った人物の正体を暴き、復讐を遂げること。
    入学早々、十代にデュエルを挑み敗北するが、この際のデッキはアカデミア購買部で買った8つのブースターパックカードをそのまま用いた寄せ集めであり、十代の実力を測っていただけであった。
    プロリーグにて亮と対戦し十代が在学中一度も勝てなかった亮を十代と同じ【E・HERO】で圧倒し、彼の不調の原因を作る。
    さらにその後のインタビューで、自分と同じ【E・HERO】使いの十代へテレビ越しに宣戦布告する。
    「vs十代」(2戦目)では、序盤はE・HEROを使っていたが、途中から自身の本来のデッキである【D−HERO】を使い勝利する。
    「vs十代」(3戦目)では新たに《E・HERO ネオス》の力を得た十代に負け、彼の実力を認めるようになった。
    その後、自身の後見人だったDDが《D−HERO Bloo−D》を所持し、父の仇であることを知り、デュエルに勝利することで奪い返す。
    やがて真の元凶が斎王に取り憑いた破滅の光である事を知ると、斎王に戦いを挑むが惜敗、十代に後を託し、十代もそれに応えた。
    他者を見下した態度を取るが、それ以上に自分に厳しく、怪我をしていてもトレーニングを続けるなど努力を怠らない人物である。
  • プロリーグでは海馬コーポレーションが主催するワールドリーグに所属し、ランク10位の実力を持つ。
    デュエルはもちろん、スポーツ万能、飛び級で博士号を2つ持つという輝かしい経歴は各媒体でも「若き天才」として特集が組まれるほどで、多数の女性ファンも存在する。
    既にかなりの賞金を手にしているようで、作中では自家用ジェットや自家用クルーザー、巨大な別荘を所有している描写がある。
    ペガサスからも「5本の指に入るデュエリスト」として遊戯、海馬、城之内、ヨハンと共に名を挙げられている。
    しかしその裏には多大な努力があり、コーチとライフ10000対1000で開始するハンディキャップデュエルを行って腕を磨いたりとプライベートでも研鑽を重ねている。
    「『それはどうかな』と言えるデュエル哲学」という指南本を書いたり、握手会を開催したりとファンサービス活動も積極的に行っている。
    自身が幼い頃に親を失ったことからの経験から孤児院に多額の寄付を続けるなど、様々な意味でプロフェッショナルな人物である。
  • エンターテイメント性に寄り過ぎたメディア戦略は嫌っており、プロモーターのマイクがマジックなどを組み合わせたデュエル番組を提案した際は強い言葉で否定している。
  • 斎王とは父親の葬儀に出席した際に出会い、斎王がエドを慰めたことで友人となった。
    斎王はエドを「法王」のタロットカードに重ね合わせ、自身を破滅の運命から救ってくれる存在として助力を求め、エドもこれに応じた。
    エドは斎王を信じ、斎王の予見した運命に従うことでいつしか運命論者となっていたが、光の結社の創設など不可解な単独行動が増えていく斎王を見て次第に疑問を抱き始める。
    その後、破滅の光の取り付いた斎王と対立した際は、本来の斎王の思念と共に運命の打破を目的として動くようになった。
  • 斎王が十代をエドと並ぶ「運命を動かす者」として認め始めた際は、元からその役割であったエドを差し置いて選ばれた十代に対抗意識を燃やしていた。
    しかし、十代と組んだ美寿知とのタッグデュエルで絶望的な状況でも諦めず最終的には戦局をひっくり返した十代を見て、運命を変える力があることを認めるようになった。
  • 丸藤亮に対しては10連勝中で「期待の新人」と扱われていた彼をデュエルで叩きのめし、高慢な口調で屈辱的な敗北を味合わせた。
    そのエド自身も、ヘルカイザーとなった亮の変貌には「これが高潔で相手のプライドを重んじていた男のデュエルか」と驚愕していた。
    しかし放送3年目の異世界編で再会した際は良いコンビとなり、ゴブリンエリート部隊を返り討ちにして情報を聞き出すなど、自称「ダークヒーロー系」として活躍していた。
  • 父を襲い死に追いやった人物を探すため、カード強盗を私的に捕まえてデュエルを挑み制裁を加えていた。
    プロデュエリストになったのも、世界を股に掛けることで犯人を探す目的があったことを明かしている。
    また、チャンピオンであったDDからは「俺に追い付いて来い」という激励を受け、エドがプロになるまでチャンピオンでいるよう約束した。
    しかし、世界の破滅を悟ったDDがエドに自身が犯人であることを明かしたことで、2人は完全に決別した。
  • デュエルアカデミアには斎王に言われて入学したが、プロデュエリストとして余りに多忙で3年先までスケジュールが埋まるほどであり、本人も授業に興味はないので籍を置いているだけである。
    十代に近づいた当初は完全に猫を被っており、丁寧な口調で純朴な後輩のふりをしてデュエルを挑んだ。
    エドとしては入学に何の意味があるのか訝しんでいたが、斎王(破滅の光の意思)の目的は自身が力を込めたエドのデッキで十代を倒すことで十代を光の結社の尖兵とすることであった。
    斎王が光の結社を創設した際は彼の動向を探るためにアカデミアにクルーザーを乗り付けて監視していたが、事件が解決して以降は殆どアカデミアには来ていない。
  • 彼の操るE・HEROは十代の物と比べると、若干薄暗い色をしているのが特徴。
    覇王十代も同様の物を使用していた。
  • デュエル用語を英語混じりで使うことも特徴。
    効果」を「エフェクト」、「墓地」を「セメタリー」、「レベル6」を「〜シックス」と読むなど、一部の名詞のみ英語に変換している。
    モンスターを呼び出す時には「カモン!」と呼ぶ。
  • 漫画版では【V・HERO】を使う。
    アニメ同様にプロデュエリストだが経緯は大きく異なり、元々アメリカ・アカデミアの生徒であり、校長であるMr.マッケンジーの推薦で生徒のままプロデュエリストになった。
    「ただ勝つだけでなく、観客を魅了した上でデュエルに勝利する」ことを信条としている。
    また、ジュニア時代に亮や吹雪に勝ち越せなかったことを気にしている。
    十代については最初は見下していたアニメとは異なり、初デュエル時に「中々の【HERO】使いだ」と評価している。
  • アニメでは十代らメインキャラクターの1歳年下だが、漫画では十代が1年の時期に「18歳」と明言されコミックス記載のプロフィールでも3年生であることから、2歳年上となっている。
  • アニメARC-Vにも、エクシーズ次元に侵攻するアカデミア軍の総司令官という立場で登場。
    榊遊勝のエンタメデュエルに敗れ、アカデミアの行いが間違っていると諭されるも、それを受け入れられず、手渡された《スマイル・ワールド》を破る。
    以降、アカデミアの思想が正しいと証明するために遊勝を倒す事に執着するようになり、その息子である遊矢と激突。
    2度の激突の末に敗れ、エンタメデュエルを認め、アカデミアに反旗を翻す。
    ズァーク消滅後は、贖罪の一環としてエクシーズ次元の復興を手伝っている。
    なお、本作に登場する過去キャラの中で彼だけ服装が原典と大きく異なっている。
  • アカデミア軍は、基本的に他次元の人間を見下す傾向にあったが、エドの場合は(アカデミアの思想に染まってはいたが)そのような描写はなかった。
    遊勝を探す遊矢と初めて会った際に(遊勝の息子だと知らなかったとはいえ)「僕なら(君の父親を)探せるかもしれない」と語る等、他のアカデミア軍に比べればそれなりに良識を持ち合わせていたことが窺える。

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収録パック等

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