《トークン》(丸藤翔(まるふじしょう)

このカードはトークンとして使用する事ができる。

翔:『手加減なんかいらないッス!』

 トークンパック Vol.3で登場したトークンカード
 イラストは丸藤翔と《スーパービークロイド−ジャンボドリル》が描かれている。

  • 原作・アニメにおいて−
    アニメ・漫画GXにおける登場キャラクターであり、丸藤亮の弟。
    高いデュエルの腕前とカリスマ性を持つ兄と違い、彼は臆病な性格も相まって落ちこぼれのオシリスレッドに所属するなど不遇な状態であった。
    学業の面でも作中の描写を見る限りあまり優秀とは言えず、それによって本人も自信が持てずに卑屈になるという悪循環に陥っていた。
    もっとも、上手くいかない原因は彼の調子に乗りやすい性格にもあり、劇中ではある程度上手くいくと調子に乗る→手痛いしっぺ返しを受けるという描写が度々見られた。
    それでもオシリスレッド→ラーイエロー→オベリスクブルーと時間の経過と共に上級クラスへと上り詰め、放送4年目では兄から引き継いだカードを組み込んだデッキを構築し、見事猪爪に勝利している。
    卒業後の進路は、兄のヘルカイザー亮と共に新たなプロリーグを作ること。
    しかし、「作り上げたリーグを経営していくことができないのではないか」という不安を抱いておりダークネスの世界でそれを突き付けられたが、「どんな場所でも最高のデュエルをする」という答えを見出し払拭した。
  • 十代については入学試験の際に仲良くなり、「アニキ」と呼んで慕うようになった。
    畏まった口調を使う訳ではなく、「〜ッス」と砕けた敬語で接し、十代の「弟分」を自称している。
    十代の他の仲間は皆十代とクラスや年齢が異なるため、特に翔がレッド寮にいた1年目は十代に最も近い立場であった。
    しかし、放送3年目の異世界編では十代がブロンによる永続魔法《邪心経典》を完成させるための策略に巻き込まれ、自分自身の手で仲間を消す場面に立ち会ってしまう。
    翔自身も《邪心経典》の「疑」の玉に取り付かれたこともあって十代を見放してしまうが、同じく異世界へ来ていたヘルカイザー亮と出会い、「本当に十代を見限ることができるのか」と問われると、これまでの十代とのやり取りを思い浮かべ「それはできるはずがない」と答えを出す。
    そして、この先の出来事を万が一何かあったときに誰かにそれを伝えるための「傍観者」を自称する立ち位置となる。
    それでも「疑」が完全に晴れることはなく、十代を「十代」と呼び捨てで呼んでいる。
    しかし、十代とユベルデュエルを見届け、過去の過ちを全て受け止めて仲間のために戦う十代の姿を見たことで、「疑」の玉の呪縛からも解き放たれた。
    以後は彼を再び信頼するようになり、同時に以前の様に彼に依存することもなくなり自立した姿を見せた。
  • 実兄の亮とは、亮が信念としていた「リスペクトデュエル」を捨てヘルカイザー亮となったことを機に、ジェネックス大会で直接対決したが敗れた。
    この際には自分がリスペクトデュエルを継いでいくことを宣言している。
    亮のことは「お兄さん」と呼んでいたが、放送4年目になって「兄さん」と呼ぶようになる。
  • 異世界での「十代を見届ける」という役目を終えた後の4年目のダークネス編では、明日香や万丈目ら同級生が次々と進路を決めている中で、自分だけが未だ「十代を見届ける」ことに囚われており進路も決まっておらず、それをヘルカイザー亮に指摘された。
    サイバー流とサイコ流の存続をかけたデュエルを通して、ヘルカイザー亮は翔を「いつの間に俺を超えていった…」と喜ばしく感じ、翔に「新たなプロリーグを共に経営していってほしい」と提案したことで、翔の進路が決定した。
  • 2年目の初めに昇格試験を受け、ブルー女子の胡蝶蘭に勝利したことでラーイエローにクラスアップした。
    3年目冒頭ではオベリスクブルーにクラスアップしているが、こちらの経緯は不明。
    この時点では本人が「ブルーの生徒として相応しい実力や資格はない」と自覚していたため、イエローに留まることを自ら決意。
    異世界から帰還した後の4年目では、正式にオベリスクブルーへクラスアップした。
  • 2年目から後輩として十代達に絡むようになった剣山とは「十代の弟分」としての立場が被り、当初は常に張り合っていた。
    しかし、剣山とデュエルで対決した際に翔の十代への思いを剣山が認めたことや、修学旅行でのタッグデュエルで共に戦ったことで、二年目後半に差し掛かる頃にはわだかまりは無くなった。
  • 使用デッキはアニメ・漫画共に【ビークロイド】
    放送4年目の「vs猪爪」戦では兄から受け継いだ【サイバー・ダーク】の要素も組み込んでいる(複雑な構築であったため「デッキが回らない」とリアルな悩みを吐露するシーンも見られた)。
    • 丸藤兄弟の象徴とも言える《パワー・ボンド》だが、翔は幼い頃の行動が原因で兄から使用を禁じられていた(詳細は《パワー・ボンド》参照)。
      本編時間軸での初使用は「十代&翔vs迷宮兄弟」戦であったが、その後は「亮に見合うようなデュエリストになるまで使わない」と決め、自らの意志でデッキから抜いていた。
      ヘルカイザーとなった亮とのデュエルの際に、十代が後押しのため翔の部屋から探してデッキに混ぜたことで使用しており、その後は再びデッキに投入され続けている。

関連カード

収録パック等

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