《トークン》(藍神) †
(トークンパック Vol.5収録分)
このカードはトークンとして使用する事ができる。
藍神:『僕たちの領域に招待するよ…次元領域デュエルにね!』
トークンパック Vol.5で登場したトークンカード。
- 原作・アニメにおいて―
劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の主要人物の一人。
集合意識を束ねた者たちの集団「プラナ」の一員で、本名は「ディーヴァ」。
自身らの能力が失われるきっかけとなる「ファラオ=アテムの復活」を阻むため、千年パズル復元を目論む海馬や、彼の妹セラの言葉を受けた遊戯と戦う。
また、育ての親であるシャーディー・シンを殺害した闇バクラを激しく憎んでおり、既に闇人格から解放された獏良にその復讐を果たすことも狙いであった。
だが遊戯に敗れた後、皮肉にも仇である千年リングの邪念に憑依され異形の姿に変異し暴走、遊戯と海馬のタッグに最後のデュエルを挑む。
海馬を倒し、遊戯を敗北寸前に追い込むも、土壇場に現世に復活したアテムとそのしもべによって邪念が消え去り、プラナの能力を失うも元の姿に戻った。
- 「8つ目の千年アイテム」とも呼ばれる「キューブ」という物体を多用している。
これはデュエルの際にデュエルディスクとして使用できるほか、藍神が敵とみなした人物を低次元の世界に送り込む力を持つ。
藍神はこの力により百済木軍団や獏良をはじめとした多くの人間を低次元に送ったが、新型デュエルディスクにより意識力を増幅させた海馬には通用せず、アテムの助力を受けた城之内には脱出されてしまう。
藍神が異形に変異した際はその体に埋め込まれていたが、元の姿に戻った後もキューブは残り、海馬の手に渡った。
- 藍神とのデュエルは「次元領域デュエル」という特殊ルール下で行われるのだが、彼の使う【方界】はこのルールとの相性がいい(詳細については方界を参照)。
- 原作遊戯王における実質的なラスボスとなる人物であるが、他の遊戯王の作品のボスキャラクターらとは違い、繊細で傷つきやすい面や純粋で危うい面など、精神面の脆さが描写される事が多い。
妹であるセラの忠告を聞き入れず自身等の理想より復讐を優先する、獏良からの謝罪に(獏良自体が直接の仇ではなかったこともあって)動揺する、邪念に飲み込まれる前の正常であった際の最後の言葉が妹(とシャーディー)へ助けを求める声で終わるなど、映画中では特にそういった面が目立っていた。
またデュエルにおいても、自分の得意とするルールで挑みいったんは優位に立つもののルールの穴をつかれて負けるといった面が強く、圧倒的な脅威といった所謂ボスらしさはあまり描写されてはいない。
次元領域デュエルのルールと【方界】の相性の良さに関しても、常に攻撃力の最大値を引き出せる精神力を保つ自信がないことの裏返しである、という風にも取れる。
映画公開前での紹介などにおいても悪役・敵役というよりも、3人目の主人公・主役といった扱いの立ち位置である事があり、純粋なボスキャラクターとは扱いが異なるのかもしれない。
- 名前の由来は「インディゴチルドレン」+「デーヴァ」及び「ディーヴァ」と思われる。
インディゴチルドレンはスピリチュアル用語でありはっきりとした定義はないが、主に次元上昇(アセンション)や平和のために特別な力と使命を持って生まれた純粋なる存在であり、それゆえに過酷な環境におかれたり、繊細で傷つきやすい面などがあったりするとされ、上記の藍神の描写と通じるものがある。
また、類語として「クリスタルチルドレン」というものがあり、定義によってはインディゴチルドレンより上位の存在と扱われる場合があるが、劇中のクリスタルのように頭文字をとるとKCとなる。
海馬兄弟もまた過酷な幼少時代を過ごしており戦争を憎むなどの面を持つため、意識されて設定されたものと思われる。
ディーヴァ(Diva)は一般的に歌姫という意味を持つが、語源であるラテン語では「神、神がかった」という意味を持ち、アラビア語では「神の贈り物」を意味する。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †