《トーテムポール/Totem Pole》 †
永続罠
(1):自分フィールドの元々の攻撃力が0の岩石族モンスターを相手は効果の対象にできない。
(2):相手モンスターの攻撃宣言時に1度、発動できる。
その攻撃を無効にし、このカードにカウンターを1つ置く。
(3):このカードにカウンターが3つ置かれている場合、このカードは墓地へ送られる。
(4):自分の墓地に攻撃力0の岩石族モンスターが3種類以上存在する場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
このターン、相手が受ける効果ダメージは倍になる。
ANIMATION CHRONICLE 2023で登場した永続罠。
元々の攻撃力0の岩石族に対象耐性を付与する効果、相手の攻撃を無効にして自身にカウンターを置く効果、カウンターが3つ置かれている場合に自壊する効果、自身を墓地コストに相手への効果ダメージを倍加する効果を持つ。
(1)(4)は元々の攻撃力0の岩石族に関係する効果である。
最も相性が良いのは【トライアングル−O】であり、指定された3体全てが該当する上に(4)ともシナジーが強い。
カテゴリで見ると、アダマシア・ゴゴゴ・妖仙獣に複数存在する。
《VS ヘヴィ・ボーガー》によるバーンを得意とし元々の攻撃力0の岩石族かつ戦闘破壊され辛いリンク1の《闘神の虚像》を抱える【VS】でも活用できるか。
(1)は元々の攻撃力0の岩石族への対象耐性の付与。
除去や効果の無効化をある程度牽制でき、特に《アショカ・ピラー》・《カブレラストーン》のサーチ効果が妨害されにくくなる利点は大きい。
(2)は相手の攻撃の無効化、(3)はそれを3度使用すると自壊する2つセットの効果である。
(1)で指定されている元々の攻撃力0の岩石族はそのステータスから戦闘破壊に弱いため、それを避けられるのは役立つ。
3回使用すると自壊するが、それだけ防げれば十分に元は取れており、(4)にも繋がる。
(4)は墓地に元々の攻撃力0の岩石族3種が存在する場合での相手のバーンの倍化。
《トライアングル−O》とのシナジーは抜群であり、あちらの全体除去でこのカードと条件の3体全てを纏めて墓地へ送れる。
更に、その3体のバーンが《トライアングル−O》によって反射され、この効果でそのダメージを倍加できるため、合計で6000ものバーンとなる。
この効果だけに着目してバーンデッキに攻撃力0の岩石族3種と共に採用することも考えられる。
墓地肥やしに特化したデッキであれば、《トランザクション・ロールバック》・《残骸爆破》と共に墓地に揃えれば6000ダメージになる。
- 「トーテムポール」とは北西海岸インディアンが作成した木製の彫刻の柱の総称。
先祖から伝わる神話やその家の歴史などを、氏族との関係が深い動物や人の形で、象徴的に表しているとされる。
- 攻撃を無効にする際はイラストの三色の顔のパーツのうち青のパーツが炎を纏いながら《大牛鬼》に向かって飛んで激突し、残った黄と赤のパーツが合体するという、力の入った演出がなされていた。
- 遊星は収容所を出る際に矢薙からこのカードを手渡され、「大切に使わせてもらう」と返答しているが、劇中で再登場はせず、デッキに採用されている事が確認される事もなかった。
- 遊戯王カードゲーム25周年イベント「遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUARTER CENTURY」 デュエルオペラ『遊☆戯☆王5D’s 〜 不動遊星 vs ジャック・アトラス 〜』で不動遊星役の宮下雄也氏が使用。
3体のモンスターの直接攻撃を無効にする活躍を見せた。
- この際、矢薙に対し感謝の言葉と共に「大切に使わせてもらった」と述べており、デュエル後のトークで「作中で再登場しなかった」点に触れたりと、同イベントでの使用カードの中でも目立つ立ち位置であった。
関連カード †
※メインデッキのモンスターは《水晶ドクロ》を参照。
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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