《ドラグニティ・ヴォイド/Dragunity Oubliette》 †
カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドに「ドラグニティ」Sモンスターが存在し、
相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし除外する。
自分フィールドにレベル10の「ドラグニティ」モンスターが存在する場合、
さらに自分フィールドの「ドラグニティ」モンスター1体を選び、
その攻撃力を表側表示で除外されているカードの数×100アップできる。
ストラクチャーデッキR−ドラグニティ・ドライブ−で登場したカウンター罠。
魔法・罠カードの発動を無効にし、レベル10のドラグニティがいればドラグニティを単体強化する効果を持つ。
【ドラグニティ】は《ドラグニティナイト−アラドヴァル》や《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》等によりモンスター効果への圧力はあるが、魔法・罠カードに対しては弱い。
それをカバーできる上、無効にしたカードの再利用も許さず、《ドラグニティナイト−ロムルス》によるサーチに対応するこのカードは有力な補助ではある。
しかし、発動条件としてドラグニティシンクロモンスターが必要であるため、それを出す過程での妨害には対応できないという欠点がある。
妨害が基本的に盤面を整える過程で行われやすいことを踏まえると、汎用的な魔法・罠カードメタと比較して心細い部分もある。
上記の通り《ドラグニティナイト−ロムルス》でサーチできるため、先攻1ターン目にサーチしてセットし、相手の展開を抑止するために使用することになるだろう。
先攻1ターン目以外なら《疾風のドラグニティ》で即座にシンクロ召喚を行い、条件を満たす事も狙える。
レベル10のドラグニティがいれば、除外されているカードの数に比例した単体強化も行なえる。
このカード自体はもちろん、適用条件となるレベル10ドラグニティがいずれも除外手段を持っている。
特にレベル10ドラグニティは、コストも含めると1回の発動で2枚を除外できるため、累積枚数は意外と多くなりやすい。
《風の精霊 ガルーダ》や《嵐征竜−テンペスト》・《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》等、ドラグニティ以外でも除外手段を持つ相性のいいカードはそれなりに存在する。
適用条件を満たせる上にパーミッション効果を持つ《ドラグニティナイト−アラドヴァル》に適用できれば、制圧力をさらに大きくできる。
ただし、【ドラグニティ】は除外を主戦術としているわけではなく、自分のカードを積極的に除外するのは墓地利用の観点からあまり望ましくはない。
そのため、このカードのためだけに除外を意識したプレイングをするのは避け、制圧の過程で除外カードが増えればラッキー程度の認識で留めておくべきだろう。
- 「Void(ヴォイド)」については煉獄/Voidのページを参照。
上記の通り煉獄カテゴリに属する《煉獄の落とし穴》がイラストに描かれている事から、意図的に煉獄の英語名を含んでいるものと思われる。
- 英語名の「Oubliette」は、中世の城に作られた地下牢の一種。
出入り口が天井の落とし戸しかない、いわば「落とし穴」のような構造になっているもので、イラストやストーリーに合致した単語と言える。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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