《ブラッド・メフィスト/Blood Mefist》

シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2800/守1300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
相手のスタンバイフェイズ時、
相手フィールド上に存在するカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える事ができる。
また、相手が魔法・罠カードをセットした時、相手ライフに300ポイントダメージを与える。

 遊戯王5D'sデュエルディスク遊星ver.DX 2010 付属カードで登場した闇属性悪魔族シンクロモンスター
 相手スタンバイフェイズ相手フィールドのカードの数に応じてダメージを与える誘発効果相手魔法・罠カードセットするたびにダメージを与える誘発効果を持つ。

 1つ目の効果ダメージ量は安定しないものの、900以上のダメージを与えられる可能性は高い。
 《おジャマトリオ》等で相手モンスターを増やし、《自業自得》等と併用してバーンに特化する戦術も考えられる。
 セットされたカード《心鎮壷》発動を封じ、バーンと行動妨害を両立してもよいだろう。
 発動タイミングがスタンバイフェイズなので、《月の書》等の速攻魔法相手手札に存在する場合は防がれる恐れがある。

 2つ目の効果魔法・罠カードセットが条件で、相手のプレイングに完全に依存する。
 セットが条件であるため、手札から除去カードを使用されればダメージを与えられない。
 相手セットを強要する《魔封じの芳香》と併用するといいが、ダメージ量自体が微弱なので、気にせずセットしてくることも十分に想定できる。
 しかし相手セットを何回も繰り返せばダメージは着々と増加するので、《悪夢の拷問部屋》を併用したり、《心鎮壷》発動できない様にして1つ目の効果につなげば効率よくライフを減らせる。

 どちらも微弱ではあるものの、自身の攻撃力も高いので、戦闘ダメージと合わせれば引導火力になりう得るだけのポテンシャルは持っている。
 シンクロモンスター故に相手フィールドに大量にカードが存在する時や、手札が多い時を狙って特殊召喚すれば高ダメージも期待しやすい。
 とはいえ、維持する事で威力を発揮する効果にもかかわらず、何の耐性も持ち合わせていないため、止めを刺せる状況や、耐性を付与する、あるいは攻撃までもが通りやすい状況で用いるべきだろう。

 このカードの最大のネックは、他に有用なシンクロモンスターが多いレベル8であることと、バーン主体のデッキではやや運用しづらい小回りの利かなさにあると言っていい。
 バーン主体のデッキではチューナー・非チューナーの組み合わせを確保しにくく、【ビートバーン】系統のデッキでも、シンクロ召喚を狙わずにリソースを他の火力へ回した方が安定しやすいのである。
 シンクロ召喚できるとしても、《スターダスト・ドラゴン》《閃こう竜 スターダスト》による防御、《スクラップ・ドラゴン》によるロック解除や反転攻勢などを必要とする場面の方が多いだろう。
 フィールドカードを出してロックを掛けてくるデッキへのメタにならなくもないが、それ以外ではただの戦闘要員にしかならないため、その目的でエクストラデッキを割くのは厳しい。
 このカードを採用できるのは、《魔封じの芳香》を絡めやすくチューナーも比較的確保しやすい【セルフ・バウンス】【忍者】【霞の谷】といったデッキくらいだろう。
 また、このカードは貴重な「シンクロ素材縛りを持たない悪魔族シンクロモンスター」なので、【悪魔族】関連のデッキならば効果を気にせずに採用しても良い。

  • シンクロ召喚時の口上は「心の闇より生まれし者、今、魂と引き替えに降臨するがいい!シンクロ召喚!脈動せよ、《ブラッド・メフィスト》!」。
  • プレイヤーの身体にまでダメージが発生する事から製造が中止されていたが、出回った一部をボルガーが所持していた模様。
    ボルガーはこのカードを使用するに際して、クロウを殺める事をも覚悟していた。
    また、上記のデュエルが行われる前のシーンでは、クロウの恩人ピアスンを殺害した犯人がデュエルで使用したカードとしてセキュリティの捜査線上に上がっていた。
    その他では、ホセ達によって見せられた未来のネオ童実野シティの映像内に、このカードの石版が確認できる。
    また、シティ内に投影された映像の中にもこのカードが(製造が中止された程の危険なカードであるにもかかわらず)確認できる。
  • OCGイラストは上向きだが、アニメでは正面を向いている。
  • 「ジャック&龍亞&龍可vsアポリア」戦にてアポリアが使用した永続魔法《ロックオン・レーザー》は、このカードの後半の効果を持っていた。
    ただし、発生するダメージは200である。
  • アニメARC-V第58話では、コモンズのD・ホイーラーが使用していることが確認できる。
  • コナミのゲーム作品において―
    遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORではTCGでの登場より早くこのカードが実装されたが、ここでの英語名は《Crimson Mefist》となっていた。
    海外版アニメでもこの名称であり、現物化の際に「Blood」を使ってもいいと判断されたようである。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:効果分類は何ですか?
A:スタンバイフェイズ毎の効果チェーンブロックを作る誘発効果であり、セットした時にダメージを与える効果誘発効果です。(10/11/20)


Tag: 《ブラッド・メフィスト》 シンクロモンスター 効果モンスター モンスター 星8 闇属性 悪魔族 攻2800 守1300

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