《マッド・ハッカー/Mad Hacker》

効果モンスター
星2/闇属性/サイバース族/攻1000/守 600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手のエンドフェイズに、フィールドのこのカードを除外して発動できる。
相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター1体のコントロールを得る。
そのモンスターが自分フィールドに表側表示で存在する限り、
そのモンスターは効果を発動できず、自分はリンクモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

 BATTLE OF CHAOSで登場した闇属性サイバース族下級モンスター
 相手フィールドモンスター特殊召喚された場合に、手札から自身を特殊召喚する誘発効果お互いエンドフェイズにこのカード除外し、相手フィールド攻撃力が1番低いモンスターコントロールを得る誘発効果を持つ。

 (1)は自己特殊召喚効果
 相手メインフェイズ1ならほぼ確実に満たせるトリガーだが、その場合あっさり戦闘破壊されやすい。
 相手先攻ターン目や相手メインフェイズ2以降に発動できれば、効果による除去リスクこそあるものの(2)につなぎやすいだろう。
 相手フィールド特殊召喚されれば自分特殊召喚してもよいため、それを利用して能動的に満たすのも良い。
 《原始生命態ニビル》特殊召喚した原始生命態トークントリガーにできれば、相手モンスターを一掃した上で(2)で高攻撃力原始生命態トークンコントロール奪取も狙える。

 (2)は相手モンスターコントロールを得る効果
 最低攻撃力モンスターに限られるものの、エンドフェイズに存在するモンスターは十分戦力になるモンスターが多く、奪えればアドバンテージは大きい。
 奪ったモンスター効果の発動が行えないものの、永続効果による制圧を行うモンスターならそれを逆利用することも可能。
 素材利用は難しくなるが、自分エンドフェイズにも発動でき対象もとらないため、どうしても処理できないモンスターだけを残せばそのモンスターの処理にもなる。
 ただその後エクストラデッキからの展開がリンク召喚に限定されるため、リンク召喚ギミックとは必ず併用したい。
 リンク召喚が基本戦術である【イビルツイン】であれば特に気にならないだろう。

  • カード名は「マッド・ハッター」と「ハッカー」を掛けたものだろう。
  • 「ハッカー」とはコンピューターについての技術に長けている人物全般を指す。
    クラッキングを行うクラッカーと混同されがちだが、本来はハッカーとクラッカーは別物である。
    本来の意味でのハッカーを「ホワイトハット・ハッカー」、クラッカーなどのことを「ブラックハット・ハッカー」と呼んで区別することもある。
  • 「マッド・ハッター/The Mad Hatter」は児童小説『不思議の国のアリス』などで登場する「気狂い帽子屋」を指す。
    『不思議の国のアリス』の初版が発売された1865年頃の帽子屋は、帽子を作製するのに水銀を多々用いており、水銀中毒になっていたことから「気狂い」と呼称される事が多かった。
    イラストではティーカップを持って狂気的な笑みを浮かべており、これは劇中で登場する「気狂いのお茶会」を表現しているものと考えられる。
  • 「不思議の国のアリス」を意図したものか不明だが、同じパックに《悪魔嬢アリス》が収録されている。

収録パック等


Tag: 《マッド・ハッカー》 モンスター 効果モンスター 星2 闇属性 サイバース族 攻1000 守600

広告