遊戯王カードWiki - 《リチュア・ノエリア》

《リチュア・ノエリア/Gishki Noellia》 †

効果モンスター
星４/水属性/魔法使い族/攻1700/守1000
このカードが召喚に成功した時、
自分のデッキの上からカードを５枚めくる事ができる。
めくったカードの中に儀式魔法カードまたは「リチュア」と名のついたモンスターカードがあった場合、
それらのカードを全て墓地へ送る。
残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

　DUEL TERMINAL －オメガの裁き！！－で登場した水属性・魔法使い族の下級モンスター。
　召喚に成功した時にデッキの上から５枚めくり、その中の儀式魔法やリチュアモンスターを墓地に、それ以外はデッキボトムに戻す誘発効果を持つ。

　儀式魔法やリチュアをめくって墓地へ送ることができれば、墓地アドバンテージを得ることができる。
　《リチュアの儀水鏡》や《救世の儀式》・《破滅の儀式》を墓地に送れれば効果を発動することもでき、《儀式の準備》で回収することも可能。
　リチュアモンスターならば墓地へ送るそとで、《儀水鏡の瞑想術》や《サルベージ》での回収に繋げることもできる。

　しかし、【リチュア】は《シャドウ・リチュア》や《ヴィジョン・リチュア》により高速でデッキを回転させられ、《リチュア・アビス》・《リチュア・エリアル》でモンスターはサーチできるため、不確定要素の高いこのカードは使いにくく、戦術がかみ合いにくい。
　派生デッキでもそれぞれの戦法と相性がいい訳ではなく、使えない訳ではないがどれにも投入する意義を見出しにくいと言う位置にある。
　墓地で発動する儀式魔法を活用する場合は役立てられるか。

　デッキボトムを操作できるカードは珍しく、《見世物ゴブリン》とのコンボでデッキトップに任意のカードを置いたり、除外したりする事ができる。

DTマスターガイドによれば、元は氷結界の龍の解放反対派であり、それに代わる力として悪魔召喚術を行うも失敗、インヴェルズの邪念に取り憑かれたとの事。
解放賛成派に属する《リチュア・ナタリア》とは親友であり共に召喚術を研究していたが、この際に死亡している。
元々は心優しい性格で、実の娘である《リチュア・エミリア》に加え、《リチュア・ナタリア》の子《リチュア・アバンス》と孤児となった《リチュア・エリアル》を引き取っている。
しかしその後、インヴェルズの邪念の影響からリチュアを結成し、ガスタへの侵攻とともにインヴェルズの封印を解除。
娘を死亡させ、さらにヴァイロンに邪念を感染させ、彼らの暴走のきっかけを作った。
また、ガスタへの再侵攻の際に発生させた《猛毒の風》が結果的にジェムナイトに怒りや憎悪を生み、これがヴェルズ覚醒の引き金となっている。
後に正気を取り戻し今までの行動を悔やみ、自らの魂を生贄に《儀水鏡の反魂術》を行い娘を蘇生させた後、子供達を守って命を落とした。
DT世界のストーリーに非常に深く関わっており、DUEL TERMINAL －オメガの裁き！！－以降の物語の中心人物と言える。
- DTマスターガイド発売まではカードイラストやDUEL TERMINALに表示される断片的な情報でストーリーを把握するしかなく、単なる悪人と考える者も多かった。
  このカードや《リチュアに伝わりし禁断の秘術》での邪悪なイラスト、《儀水鏡の幻影術》での残虐な行い、《イビリチュア・プシュケローネ》への変貌など、そう思われても仕方ない要素は揃っている。
  また、本意は別にあったとしてもインヴェルズを呼び寄せた結果、最終的に「創星神」の復活に繋がったと言え、全ての元凶という意味ではあながち間違ってはいない。

後に彼女が氷結界に所属していた頃の姿が登場している。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALのスピードデュエルでは、初期手札とデッキの枚数の都合から、基本的に１ターン目に召喚しなければ効果を使えないが、効果によって残りのデッキ全ての順番を操作できる。
また、イベントモードではカーリーなのさが【リチュア】で使用。
儀式召喚時には「さあ、始まるのさ！《リチュア・ノエリア》！」という専用ボイスが存在する。
あまり他と比べて変哲はないセリフに見えるが、彼女がリチュアの創設者である事やストーリーに関わっている事からすると、「始まる」という意味には色々な意味が掛かっていると思われる。
ADXでは基本的にモンスター達は効果に関連したコマンドを持っているのだが、このカードは「ワン・フォー・ワン」、「せんのう－ブレインコントロール」、「リロード」となっており、ストーリーを重視したコマンド構成になっている。