遊戯王カードWiki - 《ヴァイロン・マター》

《ヴァイロン・マター/Vylon Matter》 †

通常魔法
自分の墓地に存在する装備魔法カード３枚を選択して発動する。
選択したカードをデッキに加えてシャッフルし、
以下の効果から１つを選択して適用する。
●自分のデッキからカードを１枚ドローする。
●相手フィールド上に存在するカード１枚を破壊する。

　STORM OF RAGNAROKで登場した通常魔法。
　墓地の装備魔法カードをデッキに加えた後、ドローか除去のどちらかを行う効果を持つ。

　カード名にヴァイロンとあるが発動時の選択はヴァイロン以外の装備魔法でもいいので範囲が広く、【ヴァイロン】のみならず装備魔法が主体のデッキならば採用が検討できる。
　同名カード３枚をデッキに戻せば《パワー・ツール・ドラゴン》による確実なサーチに繋げることができる。
　《パワー・ブレイク》と比べるとハンド・アドバンテージも失わず、どちらの効果も非常に汎用性が高い。

　ただし、上記の様なサーチカードが無い場合、デッキ枚数を増やしてしまうために他のカードをドローしにくくなる。
　さらに、墓地に３枚の装備魔法を必要とするため、中途半端な枚数の装備魔法をデッキに投入しただけでは腐りやすく、事故率が上昇する。
　装備魔法を再利用するという目的では《泉の精霊》にすら劣ってしまうため、採用するならばやはりサーチカードとの併用が望ましい。
　《ヴァイロン・エレメント》と《静寂のロッド－ケースト》、《ヴァイロン・マテリアル》のコンボの後に使えばもう一度コンボを狙うことができる。

　《聖騎士の追想イゾルデ》の効果と相性が良く、多数の装備魔法を墓地へ送ることでこのカードの発動条件を満たせる。
　装備魔法をデッキに補充し、あちらの効果の再利用も狙える。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALの第１１弾では隠しデッキ「機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)」に入っていたが、同デッキの固定枠には装備魔法が２枚しかなく、装備魔法を１枚以上スキャンしなければ発動ができなかった。
その後ヴァイロンの魔法カードが増えた事もあり、事故要因であるこのカードは次弾で姿を消した。