遊戯王カードWiki - 《ヴァンパイアの幽鬼》

《ヴァンパイアの幽鬼(ゆうき)/Vampire Ghost》 †

効果モンスター
星３/闇属性/アンデット族/攻1500/守   0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが召喚に成功した場合、
手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
このカード以外の「ヴァンパイア」カード１枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル４以上の「ヴァンパイア」モンスター１体を手札に加え、
デッキからレベル２以下の「ヴァンパイア」モンスター１体を墓地へ送る。
(2)：自分・相手のメインフェイズに、墓地のこのカードを除外し、５００ＬＰを払って発動できる。
「ヴァンパイア」モンスター１体を召喚する。

　BATTLE OF CHAOSで登場した闇属性・アンデット族の下級モンスター。
　召喚に成功した場合に手札・フィールドから自身以外のヴァンパイアカードを墓地へ送り、レベル４以上のヴァンパイアのサーチとレベル２以下のヴァンパイアの墓地肥やしを行う誘発効果、自身の墓地コストと500のライフコストでヴァンパイアを召喚する誘発即時効果を持つ。

　(1)はヴァンパイアのサーチと墓地肥やし。
　レベル２以下のヴァンパイアは現状《ヴァンパイアの使い魔》と《ヴァンパイアの眷属》が存在し、いずれも自己再生効果を持つ。
　フィールドに残ったこのカードをコストにそれらを自己再生させ、そのままサーチしたヴァンパイアを(2)で召喚すれば無駄がない。
　《シャドウ・ヴァンパイア》や《ヴァンパイア・スカージレット》をアドバンス召喚すれば特殊召喚効果で複数のモンスターが並び、高ランクのエクシーズ召喚にまで繋がる。

　サーチに加え、墓地肥やしが自己再生による事実上のリクルートとなり、大きく下準備が整うため初動に重要なカードとなる。
　しかし、この効果には自身以外のヴァンパイアを１枚、自己再生には自身も含めるがさらに１枚のヴァンパイアを、計２枚消費する。
　よって、それ自体では２：２交換であり、特殊召喚・サーチするカードの効果まで含めなければアドバンテージには繋がらない。
　《ヴァンパイアの使い魔》・《ヴァンパイアの眷属》の片方をコストに、もう片方を墓地へ送ることで、それぞれの効果でさらにアドバンテージを稼ぐことが可能。
　また、ヴァンパイアは上級モンスターが多く初動では腐ることがあるため、単純に下準備段階では使えないものをコストにする機会も多いだろう。

　(2)はヴァンパイアを召喚する効果。
　【ヴァンパイア】は上級モンスターの採用率も高く、召喚権が重視されるデッキなので重要性は高い。
　このカード自身が(1)のために召喚権を消費してしまう問題をセルフでカバーしており、(1)が蘇生に対応しないため除外しても問題は無い。
　召喚であるためレベル５以上はリリースが必要だが、上述の通り(1)でリリース要員１体は確保できる。