《ヴェーダ=ウパニシャッド/Veda Kalarcanum》

特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター
星12/闇属性/戦士族/攻   0/守4000
【Pスケール:青0/赤0】
(1):自分か相手のモンスターが破壊された場合に発動する(同一チェーン上では1度まで)。
このカードにカウンターを3つ置く。
(2):このカードのPスケールはこのカードのカウンターの数だけ上がる。
(3):このカードのカウンターを12個取り除いて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できず、このカードのP効果でのみ特殊召喚できる。
自分は「ヴェーダ=ウパニシャッド」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、相手がEXデッキからモンスターを特殊召喚した場合、
自分の手札・フィールド・墓地からカード12枚を裏側で除外して発動できる。
このターンのエンドフェイズになる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードを手札に戻す。
その後、自分の手札・デッキ・墓地・除外状態の「ヴェーダ」モンスター1体を特殊召喚できる。

 AGE OF OVERLORDで登場した闇属性戦士族特殊召喚ペンデュラムモンスター
 以下の召喚制限と3つのペンデュラム効果と2つのモンスター効果を持つ。

 ペンデュラム効果は3つ共に連動しており、(1)はカウンターを貯める効果
 (3)に必要な12個には4体の破壊が必要であるため、素早く満たすにはある程度能動的な破壊を行いやすい構築にする必要がある。
 なお、破壊先は自分相手を問わず、フィールド以外からの破壊でも条件は満たす。
 【恐竜族】等は自分手札モンスター破壊する術にも長けているので、それらを活用すれば1ターンカウンターを溜めやすい。

 (2)はカウンターに応じて自身のペンデュラムスケールが上昇する効果
 12個貯められればペンデュラムスケール12になるため、単純にペンデュラムスケールとしてもかなり優秀になる。
 そこまでいかずともペンデュラムスケール9でもそれなりに優秀なペンデュラムスケールとなるだろう。
 強制効果なのでカウンター置くタイミングをコントロールしづらく、カードの発動後即座にペンデュラム召喚するのも手。

 (3)は自身を特殊召喚する効果
 このカード唯一の特殊召喚方法であるため、特殊召喚を狙うならこの効果に頼ることになる。

 (1)のモンスター効果エンドフェイズになる効果
 コストとして大量の除外が必要であるため、比較的ディスアドバンテージになりにくい墓地を十分肥やしておく必要がある。
 トリガーは受動的であるものの、発動で即エンドフェイズまでスキップできるため、相手ターンには特殊召喚への強力な牽制となる。
 ただし、このカードにはなんの耐性もないため、除去を狙われやすい点は注意。

 (2)は自分スタンバイフェイズバウンスヴェーダ特殊召喚
 強制効果であり、自分スタンバイフェイズには手札戻るため、再展開するならもう1度ペンデュラム効果発動を狙う必要がある。
 その際エクシーズ素材裏側表示で除外を除くあらゆる場所からヴェーダ特殊召喚が可能。
 現在特殊召喚可能なのは《ヴェーダ=カーランタ》のみだが、あちらにより最低限の戦線の補強はできる。

 ペンデュラムスケールが9以上となるのは全モンスターでも非常に希少だが、そこまでするには効率良くモンスター破壊する必要がある。
 しかし、破壊を扱う【ペンデュラム召喚】系列においてペンデュラムスケール9以上を必要とする場面はそこまで多くなく、実際に高ペンデュラムスケールになれる事は利点となりづらい。
 (3)の特殊召喚先の《ヴェーダ=カーランタ》を最大限活かせる【ヴィサス】では他に相性のいいペンデュラムモンスターがおらず、こちらも高いペンデュラムスケールを活かせない。
 【ペンデュラム召喚】でもペンデュラムスケール要員としてはオマケと見て、破壊が得意なデッキに一定の制圧力を持つモンスターとして採用する事になるか。
 このカード《世壊挽歌》サーチでき、《ヴェーダ=カーランタ》も1枚あればいいのでデッキの枠を取らないのはありがたい。
 シンクロ召喚ができるならば《ヴィサス=アムリターラ》も採用し、《ヴェーダ=カーランタ》特殊召喚を狙えるようにするのもいいだろう。

 《ギガンテック・ファイター》《レインボー・ライフ》等の破壊を含む無限ループを発生させればペンデュラムスケールを際限なく上昇させられる。
 このカード2枚を用意する必要があるが、《メトロンノーム》ペンデュラムスケールによって攻撃力強化できるため1ターンキルとなる。

  • 「ウパニシャッド」はサンスクリットで書かれたヴェーダの関連書物であり、日本語では「奥義書」と訳される。
  • 英語名の「Kalarcanum」は「kalanta」と「arcanum(奥義・神秘)」を掛けたものか。
  • カウンターが12個、およびイラストの背中の棘が12本というのは時計の文字盤を表したものだろう。
    また、ヒンドゥー教において宇宙の創造と破壊の過程の1周を4つのユガ(時代)に分けて扱うため、モンスター4体の破壊カウンターが12個貯まる効果のモチーフと考えられる。

関連カード

収録パック等


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