壱世壊に澄み渡る残響(ティアラメンツ・クライム)/Tearlaments Cryme》

カウンター罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在し、
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。
その後、自分の手札からモンスター1体を選んで墓地へ送る。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、
除外されている自分の「ティアラメンツ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

 POWER OF THE ELEMENTSで登場したカウンター罠
 自分フィールドティアラメンツ《ヴィサス=スタフロスト》が存在する場合に、相手モンスター効果の発動魔法・罠カードカードの発動無効にし、そのカードデッキに戻し手札からモンスター墓地へ送る効果効果墓地へ送られた場合に除外されているティアラメンツモンスターサルベージする効果を持つ。

 (1)は相手モンスター効果の発動または魔法・罠カードカードの発動無効にし、そのカードデッキバウンスし、手札からモンスター墓地へ送る効果
 ティアラメンツ《ヴィサス=スタフロスト》が必要であるものの、広い範囲へのパーミッション墓地アドバンテージを稼がせないデッキバウンスを行える。
 その後手札モンスター墓地へ送る必要があるものの、それも効果によるものであるため、ティアラメンツなどそれがメリットになるカード墓地へ送ると良い。

 (2)は除外されているティアラメンツモンスターサルベージ
 トリガー《壱世壊に軋む爪音》を参照。
 自己再生除外された《ティアラメンツ・レイノハート》が主なサルベージ先になる。

  • モデルとなっているのはおそらく、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『人魚姫』における、人魚姫が眠っている王子にナイフをむけるシーン。
    愛していた王子と結婚するために、美しい声を引き換えに海の魔女から人間の足を生やす薬を手に入れ、それを飲んだ人魚姫だったが、結局王子は別の女性と結婚することを決める。
    王子の愛を得られなかったことで、薬の効果により泡となり消えてしまうことを嘆く人魚姫だったが、それを不憫に思った人魚姫の姉たちは、海の魔女のもとに向かい、自身の髪と引き換えに魔女からナイフを受け取る。
    そして、人魚姫のもとにナイフを届け、「そのナイフで王子を刺し、その返り血を浴びれば人魚に戻れ、泡となることはなくなる」という魔女の伝言を伝えるのである。
    自身が泡となり消えてしまう夜、人魚姫は眠っている王子にナイフをむけるのだが、結局彼女は王子を刺せず、ナイフを海に投げ捨ててしまうのだった。
  • 童話では人魚姫は王子を刺すことは無かったが、このカードは童話を元に「人魚姫がナイフで王子を刺した」というifストーリーを展開したのだろう。

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収録パック等


Tag: 《壱世壊に澄み渡る残響》 カウンター罠 ティアラメンツ

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