《教導枢機テトラドラグマ/Dogmatika Nexus》 †
特殊召喚・効果モンスター
星11/光属性/魔法使い族/攻3200/守3200
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分・相手の墓地の融合・S・X・リンクモンスターを合計4体対象として発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを除外する。
(2):特殊召喚されたモンスターとこのカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。
相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
その後、この効果で破壊した融合・S・X・リンクモンスターの数×800ダメージを相手に与える。
RISE OF THE DUELISTで登場した光属性・魔法使い族の特殊召喚モンスター。
自身の効果でのみ特殊召喚できる召喚条件、手札から特殊召喚してお互いの墓地の融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター計4体を除外する起動効果、特殊召喚されたモンスターとのダメージステップ開始時に相手攻撃表示モンスターを全体除去し、そのうちの融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターの数に応じたバーンを行う誘発効果を持つ。
(1)は手札からの特殊召喚及び対象にした墓地のモンスターの除外。
この効果でのみ特殊召喚できる特殊召喚モンスターなので、採用するからには条件は確実に満たせるようにしたい。
エクストラデッキからの展開が苦手なドラグマだが、エクストラデッキからモンスターを直接墓地へ送る手段は豊富であり、そちらで条件を満たすと良い。
相手がエクストラデッキを積極的に活用するデッキならば相手墓地だけで条件を満たす事も起こり得る。
特にシンクロ召喚・リンク召喚は、小型モンスターを素材に大型モンスターに繋げるのが基本なので、墓地に低レベル・低リンクが溜まりやすい。
墓地で発動・適用する効果を持つ相手モンスターを除外できれば一石二鳥。
1ターンに1度の制約がないため、自身が手札を離れない限りは何度でも発動できる。
(2)は全体除去と条件次第での追加のバーン。
通常召喚されたモンスターのみが相手フィールドに存在する事はまず無いため、発動条件は自然と満たしやすい。
破壊できるのは攻撃表示に限られるが、昨今は守備表示を見かける事は少ないので然程気にならない。
特に性質上攻撃表示が限定されるリンクモンスターは狙い目であり、追加のバーンにもカウントされる。
バーンについては相手のデッキや状況次第だが、比率は高いため上手くいけばエンドカードにもなり得るだろう。
ただし、破壊耐性などで破壊できなければカウントされない点は注意。
どちらの効果もデッキを選ばず扱えるため、ドラグマを他に採用しないデッキに単体で積むこともできる。
むしろ特殊召喚だけならばエクストラデッキをあまり使用しないドラグマよりも、自分の墓地からコストとなるエクストラデッキのモンスターを抽出できるデッキの方が楽だろう。
特殊召喚した後も、自分のエクストラデッキの使用に制約などがかかるわけでもないため、属性や種族を活かせたり、連続シンクロ召喚やリンク召喚を戦術とするデッキで活躍させるのもよい。
ただし、相手モンスターの数が少なければ(2)で得られるカード・アドバンテージも小さく、ダメージも期待できない。
自身の攻撃力の高さ故に、相手の攻撃力次第では普通に戦闘処理が成された方がダメージ値が高い事も起こり得る。
(2)は強制効果なので発動しないという事を選ぶことはできず、場合によっては邪魔に感じる点は気を付けたい。
- 「枢機」はそのままでは「物事の肝心なところ・大切な政務」という意味だが、他のドラグマを考慮すると枢機卿がモチーフだろう。
「枢機卿」はカトリック教会における教皇の最高顧問であり、ドラグマ最大のレベルとステータスを誇るこのモンスターに相応しいと言える。
- ただし、このカードのイラストに描かれているのは二体の竜とその間に立つ聖者の像である。
下記の紹介文もあり、ドラグマの信仰において重要な役割を持った神像(機構)という意味で「枢機」の言葉が使われているとも解釈できる。
- また、神の御名である4文字を意味するテトラグラマトンも名前の由来の一つであろう。
元ネタを同じくする《智天の神星龍》とは、レベルと攻守合計が一致する。
- 英語名の「Nexus」は「繋がり」「集団」「結合体」などを意味する英単語である。
- Vジャンプ(2020年6月号)によると、この《教導枢機テトラドラグマ》へ授かった神の力を、その代行者である《教導の大神祇官》を介して、「ドラグマ」の信徒に分け与えているとのこと。
関連カード †
収録パック等 †
Tag: 《教導枢機テトラドラグマ》 モンスター 特殊召喚モンスター 効果モンスター 星11 光属性 魔法使い族 攻3200 守3200 正規の方法以外での特殊召喚不可 ドラグマ