《契約の遂行/Execution of the Contract》 †
装備魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：手札の儀式モンスター１体を相手に見せて発動できる。
装備モンスターのレベルはターン終了時まで、見せたモンスターのレベルと同じになる。
(2)：装備モンスターがリリースされた事でこのカードが墓地へ送られた場合、
相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
WORLD PREMIERE PACK 2020で登場した装備魔法。
装備モンスターのレベルを公開した儀式モンスターのレベルと同じにする効果、装備モンスターがリリースされた事で墓地へ送られた場合にモンスター除去を行う効果を持つ。
(1)は装備モンスターのレベルを手札の儀式モンスターと同じにする効果。
(2)と合わせて考えると、装備モンスター１体で公開した儀式モンスターのリリースを賄い(2)の除去につなぐのが基本か。
手札からのリリースに比べフィールドに出す必要があるが、《マンジュ・ゴッド》や《宣告者の神巫》１体で即座にリリースを賄える。
《大地讃頌》等の儀式モンスターと同じレベルを指定し超過が許されない場合でも、確実に同じレベルを用意でき、レベルが異なる儀式モンスターを併用する場合でも調整が可能になる。
魔神儀の場合、レベルが高すぎる《魔神儀の創造主−クリオルター》のリリースを１体で補い、魔神儀を残してあちらの効果で強化する運用をしやすくなる。
【サイバー・エンジェル】では《サイバー・プチ・エンジェル》などに使い、レベルの高い《サイバー・エンジェル−美朱濡−》の儀式召喚補助を狙える。
腐る場合は《祝福の教会−リチューアル・チャーチ》で儀式魔法などに取り替えてしまうと良いだろう。
フィールドの儀式モンスターのレベルを調整し、《終焉の覇王デミス》・《破滅の美神ルイン》の「儀式モンスターのみをリリースして儀式召喚」した場合の効果を使うこともできるが、その場合は《ブレイク・オブ・ザ・ワールド》でも同じ事が可能。
【メガリス】ならフィールドのレベル４メガリスのレベルを変更してその１体のみで儀式召喚できる様になり、除去効果にも繋がる。
他の使い方としては、(2)の効果は無駄になるものの公開した儀式モンスターとのエクシーズ召喚を狙うのもよい。
(2)は装備モンスターがリリースされた場合のモンスター除去効果。
装備モンスターをリリースすることにより失ったこのカード１枚分のアドバンテージを取り戻せる。
効果そのものは有用ではあるものの、除去効果と相性が悪い儀式モンスターも意外に多いため、あらゆる儀式召喚デッキで使えるとは言えない。
例えば《終焉の覇王デミス》の場合、あちらの効果で破壊できるカードの枚数を減らしてしまいダメージが減ってしまう。
【ドライトロン】においては、《ヴァイロン・キューブ》を採用することで《虹光の宣告者》をシンクロ召喚しつつこのカードをサーチできる。
また、エクシーズ召喚もしやすく、儀式召喚以外でのリリースができるため相性がいい。
- 「遂行」は「最後まで行動を起こすこと」「最後まで成し遂げる行為」を意味する。
関連カード †
収録パック等 †
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