《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン/The Phantom Knights of Shade Brigandine》 †
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
自分の墓地に罠カードが存在しない場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。
(1):このカードは発動後、通常モンスター(戦士族・闇・星4・攻0/守300)となり、
モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
PREMIUM PACK 18で登場した通常罠。
罠モンスターの一種であり、発動後に通常モンスターとなる効果、墓地に罠カードが無い場合セットしたターンに発動できる効果外テキストを持つ。
墓地に罠カードが無ければセットして即座に発動できるという、罠モンスターとしては非常に貴重な性質を持っている。
自分・相手フィールドの状況を問わずに手札から特殊召喚できるレベル4モンスターとして運用でき、初手でランク4のエクシーズ召喚を行いたいデッキ等では有力な選択肢と言える。
ただし、墓地に罠カードが存在する場合、「即効性の無い弱小の罠モンスターを特殊召喚するだけのカード」になってしまうため、この点とどう向き合うかがデッキ構成のカギとなる。
第1の起用方法は「デッキの罠カードをこのカードのみにする」というもの。
いつ引いてもこのカードを即座に発動可能な状態にできるので、展開力を重視するデッキにピン挿しする事で展開力を増強できる。
第10期頃は環境全体で罠カードの採用率が大幅に低下していたため、この方法での起用が環境クラスのデッキでもしばしば見られた。
第2の起用方法は「《マクロコスモス》や《妖精伝姫−シラユキ》といった、墓地の罠カードを除外する手段と併用する」というもの。
使用済みのこのカード自身も除外できるため、2枚目以降の同名カードも有効活用できるのが強みとなる。
《マクロコスモス》の発動時にリクルートした《原始太陽ヘリオス》や《妖精伝姫−シラユキ》とでランク4のエクシーズモンスターにも繋げられる。
第3の起用方法は、【幻影騎士団】での採用である。
【幻影騎士団】は罠カードを重視するデッキであるが、その大半が自らの効果で墓地から除外できるので、「墓地に罠0枚」の条件を満たしやすい。
また、ファントムカードのサーチ手段が豊富なので、このカードを必要かつ発動条件を満たした時にサーチする運用が行いやすいのも長所である。
《終末の騎士》や《ダーク・グレファー》などでデッキから《幻影騎士団サイレントブーツ》を墓地へ送ってサーチすれば即座にランク4に繋げられる。
自己除外効果を持たない罠カードを採用しづらくなり、デッキ構築が縛られるというデメリットもあるものの、展開力を重視する構築ではしばしば採用されている。
第4の起用方法は、【クロノダイバー】での採用である。
罠カードをエクシーズ素材とした《クロノダイバー・リダン》をエクシーズ召喚するのが目的となる。
特に先攻1ターン目にこの布陣を展開できるかどうかで制圧力が大きく変わるので、初手で引く確率を上げるためにあえて特殊な工夫はせずに3枚積む事も選択肢に入る。
なお、類似する《狡猾な落とし穴》と違ってメリットが薄れるだけで完全に腐る事は無いので、2枚目以降もブラフに使いつつエクシーズ素材にする機会を窺うと良いだろう。
- 「シェード(Shade)」は「日陰」といった意味。
「ブリガンダイン(Brigandine)」は中世〜近世のヨーロッパで使われた鎧の一種で、胸と腹を覆うベストのような布の内側に金属板をつけたものを指す。
関連カード †
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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