《姑息な落とし穴/Double Trap Hole》 †
通常罠
(1):相手がモンスターを守備表示で特殊召喚した時に発動できる。
その守備表示モンスターを除外する。
ザ・シークレット・オブ・エボリューションで登場した通常罠。
落とし穴の一種であり、守備表示で特殊召喚したモンスターを除外する効果を持つ。
ノーコストの1:1交換が可能であり、相手が複数体を特殊召喚した場合にはそれら全てを破壊を伴わずに除外できる可能性がある。
しかし、守備表示で特殊召喚した場合という発動条件が厳しい。
除去を行いたい相手の大型モンスターは基本的に攻撃表示で出されるものであり、あえて守備表示で特殊召喚する軸を持つ戦術は少ないためである。
リンクモンスターに至っては、守備表示が存在しないためこのカードで除去することは不可能なのでリンクモンスター以外のリンク素材となるモンスターに対して使用するしかない。
発動の狙い目としては、《ジャンク・シンクロン》や《戦線復帰》等の守備表示で蘇生させる効果。
相手の展開を防ぎ、そのモンスターを除外する事で後の同様の効果による再利用も防げる。
他には、シンクロチューナーや《簡易融合》によるモンスターのように、すぐ素材にする前提で「とりあえず守備表示で特殊召喚」をされ易いモンスター。
超重武者の一部や《ガガガガンマン》など、守備表示で特殊召喚される事に意味があるエクシーズモンスターなどにも強い。
とはいえ、相手がそういったカードを採用していなければ意味はなく、《激流葬》等の方がより多くの状況に対処できる。
あえてこのカードを採用する場合、落とし穴である事を活かしたいところだが、同カテゴリにおいても《奈落の落とし穴》や《時空の落とし穴》等ライバルは多い。
守備表示での特殊召喚を行う効果を多用する相手に対するメタとしての、サイドデッキ向けカードとして採用するのが良いだろう。
- 「姑息」とは、元々は「一時の間に合わせ・その場しのぎ」という意味の言葉である。
現在では「卑怯・ケチ」といった意味で使われることが多いが、これは本来誤用である。
ただ、実に国民の7割が「卑怯」という意味で認識しているという調査まで存在しており、既に「誤用」というよりは「言葉の意味が変化している」という状況に近い。
アニメ遊戯王シリーズでは、海馬瀬人やエド、ドルベが「卑怯」、万丈目準、ジャック、スペクター、鴻上了見/リボルバーは「その場しのぎ」という意味で使用している。
- 英語名ではそのイラストから「Double/二重」が使用されており、姑息という意味は失われている。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:効果処理時に守備表示で特殊召喚を行ったモンスターが攻撃表示になった場合、そのモンスターは除外されますか?
A:いいえ、除外されません。(14/11/15)
Q:攻撃表示と守備表示のモンスターが同時に特殊召喚された時に発動できますか?
A:はい、発動でき、守備表示のモンスターは除外されます。(14/11/15)
Q:攻撃表示と守備表示のモンスターが同時に特殊召喚された時にこのカードを発動し、効果処理時に特殊召喚された攻撃表示のモンスターが守備表示になった場合、そのモンスターは除外されますか?
A:いいえ、除外されません。(14/11/15)
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